■今月の学校通信「すこやかみなみネット通信10月号」の特集は、「授業力向上の5原則&学力向上の5原則」だった。
■内容の詳細は、後日、再編集してここにアップする予定。 特集の末尾に「そもそも生徒の学力は、教師の指導力+生徒の学習努力+家庭・地域の教育力という力のポテンシャル(潜在的な力・可能性としての力)の総和である」と書いたとき、わたしの脳裏をかすめた、ある記述があった。 ■それが次の内容である。 読売新聞9/14付「教育ルネッサンス」の一部だ。
2つの観点からわたしはこの記述に反応している。 1つは「教師の指導力アップ」。 もう1つは「家庭・地域の教育力アップ」あるいは「学校・家庭・地域の教育力のバランス」という観点だ。 ■第1の観点。 教師の指導力アップには、明日の授業のための教材研究・授業準備が欠かせない。 ところが、記事の福岡県の中学教師にはこれがない。 いや、これは福岡県に限った話ではない。 全国的にどうかということまではわからないが、少なくともわたしたちの市の中学校教員は、記事の内容とほぼ同じ(わたしも同じ)だ。 わたしは、これを「女工哀史・ああ野麦峠」的な状況といっている。 現在、教員の資質・能力重視の政策は着々と進んでいる。 自己申告・業績評価など人事考課制度としての教員評価。 不適格教員への厳格な対応。 免許更新制……。 しかし、わたしには「女工哀史・ああ野麦峠」的状況の改善なしに、すなわち、「学校の教育丸抱え体制(学校の教育独占体制)」といわれる状況を一歩でも二歩でも改善しようとしない限り、これらの政策が効果をあげるとはとても思えない。 東京都教育委の、部活動を学校における「教育活動の一環」と明文化する規則改正は、この「女工哀史・ああ野麦峠」的状況に拍車をかける愚策。 ■今、手元に明治図書「学校マネジメント」2004/10月号と、2005/7月号と「現代教育科学」2004/10月号がある。 いずれも特集として「教員の授業力向上」を取りあげているのだが、教員の「女工哀史・ああ野麦峠」的状況の改善を取りあげている論文は、申し合わせたように1本もない。 不思議な話だ。 残念な話だ。 第2の観点は、この「女工哀史・ああ野麦峠」的状況の改善のためには、「学校・家庭・地域のバランスがとれた教育システム(学社連携)」を開発しなくてはならないということなのだが、これについては、スペース&現在のわたしのエネルギーが尽きかけているので、本日は、やめる。 ■午後からプラザホテルで校長会。 いつものように学年会議のような会議だった。 「学年会議」が悪いのではない。 学年会議は、学校運営上、きわめて重要な会議だ。 しかし、校長会が学年会議をやっていればダメだ。 賢い者同士が牽制し合っているのか? バカ者同士が仲良くし合っているのか? おそらく両方だろう。 そして、悲しいことに、わたしもその「△△同士」の1人なのだ。 猛省。 今後、もっと強い構想力に基づく運営が必要だ。 ■その他 (1)本日、6校時、生徒会役員選挙立会演説会。 会長立候補の山田尚輝君はじめ、2年・1年の立候補者の演説内容に、自分の魂を衝突させたかったのだが、校長会とぶつかったため、四戸教頭にすべて託す。 (2)県連Pより、本校PTAが優良PTAとして表彰されることが決定した。 各実行委員会の日頃の活動とともに、昨年度のすこやかみなみネット創設に対して高い評価をしてくださったものと受けとめている。 ■上の画像は、今年も実ったみなみのカリン。あと10日ほどすると、みなみ中のまわりはカリン色に染まるようになる。 [2006年10月06日(金)] ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ |
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