職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

「教師と保護者、地域の合意が必要」と「だれかに背中を押してもらおうという魂胆」とはほとんど同じ意味

2010-11-26 16:37:58 | Weblog

10.11.26 だれかに背中を押してもらおうという魂胆^^;


◆学校部活動の改善・改革に向けての合意?

◆先月の「学校通信」に「学校部活動を考えよう」という記事を掲載した。
 保護者のAさん、Bさんの要望に答えるというカタチで、本校の部活動の現状と課題について、わたしの考えを述べた。
 念のために、AさんとBさんの主張を再掲する。
 Aさん=現在の学校部活動が家庭生活や学習活動を圧迫している。早急な見直し・改善が必要だ。
 Bさん=(Aさんの意見とは逆に)学校部活動を、時間的にも内容的にも現状以上に充実してほしい。
 (先月の)記事の末尾を「部活動の改善・改革について多くの方々のご意見をお願いしたい」としたのだが、現時点で反応は0だ。


◆そもそも(あくまでも「公的な立場としての」と限定するが)わたしのうちにAさん的考えと、Bさん的考えとが混在している。
 だから、(記事のなかでも断ったのだが……)実に歯切れが悪く、かつ、クドクドと述べるハメに。
 Aさん的考えとBさん的考えの中間点に立ち、自分では一歩も動こうとしないで、「多くの方々のご意見」を請うとして、だれかに背中を押してもらおうという魂胆がよくないのかもしれない。


◆はっきりいえば、わたしは、義務教育の中学校は(もちろん小学校もだが……)、あくまでも学習指導要領の内容の徹底が第一であり、これをクリアーした上での部活動という原則を重く受けとめている。
 いつもいつもいうことだが、義務教育の学校というのは、すべての子どもの可能性を信じ、すべての子どもの個性力量に依拠しつつ、すべての子どもに生きる勇気と知恵と知識と技を与え、育てるのが仕事だ。
 この「勇気と知恵と知識と技」=学習指導要領の内容、もしくは「勇気と知恵と知識と技」>学習指導要領の内容……であり、学習指導要領の徹底は義務教育学校にとって必要絶対条件であると考えなければならない。
 また、保護者に対しても、「この学校に子どもをあずけていれば、学習指導要領の内容については、親があれこれ心配しなくてもいい」と安心していただける、そういうレベルの「教育」を提供するのが仕事だ。


 しかし、現実はこうなっていない。
 授業につまずいていても、宿題をやっていなくても、時間になったら、一斉に部活動をはじめ、教師もその指導にあたっている。
 漏れ聞こえるところによると、C子さんの家で(子どもの低学力に嘆き)家庭教師を雇ったそうだ。
 これが残念でならないし、保護者の方にもほんとうに申しわけないと思っている。

 改善に向けて具体的に一歩(←二歩も三歩もではない、一歩)前進したい。
 しかし、これには教師と保護者、地域の合意が必要。
 経験的に「合意」のない一歩は、事態がさらに悪くなる。


◆今の言い方^^;。
 すなわち、「教師と保護者、地域の合意が必要」とか「経験的に(3者)合意のない一歩は、事態がさらに悪くなる」。
 これは、それより先の記述「(だれかに)背中を押してもらおうという魂胆」と酷似している^^;。
最近のわたしの停滞、あるいは失速の主たる原因だ。(つづく^^;)


★画像=2階図書室前廊下。学校はすっかりクリスマスモードだ。

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