職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

乱氏謎の発問「わたしが、今、心の中に思っている国旗をあててごらん」に生徒「そんなァ」と騒ぎつつ熱中!

2010-09-27 15:31:39 | Weblog

10.09.27 教室の座付き――「作者」ではなく^^;)、「記録者」として


◆遂に、調理用のはかりを購入。
 タニタ・デジタルクッキングスケール。
 非デジタル式と違って「容器の重さを0gに差し引き、追加計量もカンタン(風袋引き機能)」という機能があって便利だ。


 これまでのはかりは、目盛り表示が色落ちしたことに加え、それを覆うプラスチックカバーの透明度も落ちて、重さを読み取るとき、何度も目を懲らすようにしていた。
 そこで、カバーを取り払い、目盛りをサインペンでなぞって使用していたのだが、(それで十分機能を果たしていたのだが)、きょう、ケーズデンキに新型パソコンをひやかしにいったら(あくまでもひやかすだけ)、たまたま、デジタルクッキングスケールが目に入り、衝動買い^^;。

◆今夜はお好み焼きだ。
 豚玉を焼くつもり。
 お好み焼きの材料(キャベツ・天かす・乾燥エビ・紅生姜等々……)は目分量だが、薄力粉&強力粉だけは、きちんと計量している。
 さっそく、タニタ・デジタルクッキングスケールの出番だ(^_^)v。


 テンポのよい指示と発問と作業の組み合わせ


◆4校時、乱氏の授業を参観した。

 劇場の座付き作者のように、教室の座付き――「作者」ではなく^^;)、「記録者」として、教室の片隅に引っこんで、目の前にくりひろげられる「授業」をせっせと書き、1つの作品として仕上げ、その仕上げたものをもとに、「教育」を前に推し進めたい……と、毎日、毎日、憑かれたようにつぶやいているのだが、他の仕事に追われて、なかなか教室に入ることができない。
 明日の出張前に1コマだけでも……と、乱氏の劇場、いや、教室に飛びこんだのだった。

 乱氏の授業は、①リズムがいい。(これと密接不離の関係にあるものとして)②ムダなことばがない。
 テンポのよい「指示」と「発問」と「短い作業」が組み合わされているので、生徒は学習活動にグイグイと引き込まれていく。



◆出だしの場面――

T「ノートを開いて」
T「速いですね。磯谷さん、磯島さんが速いですね」
T「エンピツを置きなさい」
 たったこれだけだが、背後には「短い指示」「ほめる」「全員を集中させる」という片々の技術が組み合わされている。

◆出だしにつづく短い作業場面――

T「1分間だけ、これ(アメリカの国旗)をジーッと見てもらいます。
 見たものをよく覚えなさい。
 では、1分間、よ~い、スタート!」
  (1分間経過後)
T「今から4つの質問をします。
 ノートに①……②……③……④……と書きなさい」
T「質問をします。
 ①この国旗のニックネームは何ですか?
 ノートに書きなさい」
T「②アメリカの国旗は何色つかっていますか?
 パッと書いてね」
 (質問③、④省略)
T「書いたらエンピツを置きなさい(←志塚Tはこの指示を絶対に忘れない)。
 これ、全問正解すると、アメリカ王の称号が与えられます。」
T「はい、22番の人、だれ?
 手をあげて。
 磯島さんですね。
 では、磯島さんの列の人にあてます。
 はい、○○さん!」

謎の発問に生徒は熱中

◆その後の「謎の発問」場面――

T「青・白・赤を使った国旗は実はたくさんあるんですが、わたしが、今、心の中に思っている国旗をあててください。
 (「そんなァ」と生徒は騒ぐ)。
 地図帳をみてさがしなさい。
 時間は1分!(←時間指定を忘れていない)」
  (1分経過後)
T「はい、それでは地図帳を閉じなさい。
 こっち、見て」
T「ひじょうに速いですね(地図帳を閉じ、教師のほうを向く動作)、さすが1組!」
T「列指名であてるよ。
 必ず答えてね。
 わたしの心の中にないとダメね。」
 このあと列ごとに指名された生徒は「イギリス」「フランス」「チリ」「ロシア」「チリ」「ロシア」……と答えた。
T「これ以外の人?」
C「ルクセンブルグ」
C「オランダ」
C「キューバ」……

肩で息して挑戦するプロセスを

◆乱氏に注文、2点。
(1)短い作業が連続すると、やや緩慢な印象を受ける場面があった。
 「できない状態」から「できる状態」に向かって肩で息して挑戦していくプロセスがほしい。
 このプロセスが少ないと、生徒は「おもしろかった」し、「一生懸命やった」のだけれど、では、この50分間で何が「わかった」のか? 何が「できるようになった」のか?と問われると、どうもはっきりしないというレベルにとどまってしまうのではないか。

(2)「音読はエネルギー!」「音読はパワー!」「何でも音読!」が持論のわたしとしては、乱氏の「指示、発問、作業、解答……」のプロセスに(ここは重要だから)
 「いっしょに読みましょう」
 「全員起立、3回読んだら座りましょう」
 「念のためにもう一度読みましょう」等、音読場面がセッティングされることを熱望する。



◆乱氏の授業につづき、午後、2コマを参観した。
 その2コマはどちらも、わたし流にいえば、青い山脈型の説明スタイルだった。
 青い山脈型というのは、粗く説明すれば、教師が質問し、生徒たちの何人かが(あるいは場合によっては多くの生徒が)発言し、それを教師が「そうですね」あるいは「それは違います。他に……」などと進めていくスタイルのことだ。
 このスタイルがまだまだ残存している(ノ△・。)。
 これが5分、10分とつづくと、活動が一部の生徒に偏るため、手遊び、私語、うつむく生徒が増えていく。
 「青い山脈型」を「教師の指示・発問→生徒の具体的な小刻みな作業・活動」という型に変換する必要がある。
 この点、乱氏の授業はよく工夫されている。

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