運動会を考える（１）入退場をどのように考えるか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【出番を待つ】ここが大切である


　演技をどのように捉えているか。私は子どもが自席から立つ、入場から演技、演技から退場、退場から自席に着くまでの一連を演技と考えている。
　教師の中には運動場中央に出てからの主運動だけを演技と考えていているものがいる。だから、だらだらと運動場に出てきても、あまり指導しない。子どもが集中していないのだから、主運動はよくできないに決まっている。
　何事も「構え」が必要であるのにそれをつくらないのはダメである。
　よい仕事は見えないところに力を入れるものである。大切にするものである。そのことによってはじめて主運動（演技そのもの）もよくなる。こういうところに神経を働かせる教師でありたい。