松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

第32回 授業研究の会(浜松の会)の御案内

2013-05-14 11:19:10 | Weblog
 


 東京六大学野球リーグ、東大の特別コーチに就任した元巨人投手の桑田真澄氏(44)が東大野球部の選手に語った言葉 
 「君たちは、できないのでなく、やり方を知らないのです」・・・・これは教育や授業にも通じることばです。私たちの研究会は、授業が変わる、子どもが変わる「やり方を具体的に学べる会です。ぜひ、多くの先生方の参加をお待ちしています。


第32回 授業研究の会(浜松の会)の御案内

~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時
  平成2013年 5月18日(土)9:00~12:00

2 開催場所
  浜松市天竜壬生ホール第2会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
 ○ 国語、算数を中心とした各教科
 ○ 音楽、図工、体育などの実技教科
 ○ 学級づくり
 ○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物
 ○ 実践したもの(ある人)
 ○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
 ○ 筆記用具
 ○ 国語辞典
 ○ 会費 300円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解 できると思います。検索してください。
 ○ 浜松授業研究の会
 ○ totoroの小道
 ○ 藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
 ○ 松明光明

6  第32回以降のご案内をします。
○ 第33回 2013年6月 8日(土)9:00~12:00天竜壬生ホール第2会議室
○ 第34回 2013年7月13日(土)9:00~12:00天竜壬生ホール第2会議室
○ 第35回 2013年9月14日 (土) 9:00~12:00天竜壬生ホール第2会議室
○ 第36回 2013年10月12日(土)9:00~12:00天竜壬生ホール第2会議室
○ 第37回 2013年11月9日 (土) 9:00~12:00天竜壬生ホール第2会議室


美しい方は美しく、そうでない方は・・・発想の転換

2013-05-11 21:52:23 | Weblog



NHK深夜便「天野祐吉と樹木希林の対談」から

1980年に放送開始された富士フイルムのコマーシャル。店番の岸本加世子さん、お客の樹木希林さん。

店に入ってきた樹木さんセリフ「あの、これ、プリントはフジカラーでお願いします。」
岸本さんセリフ「はい、出来上がりは明日の夕方になります。」
樹木さんセリフ「お見合い写真なものですから、特に美しく・・・」
岸本さんセリフ「フジカラープリントでしたら、美しい方は美しく、そうでない方は・・・」
樹木さんセリフ「そうでない方は?・・・」
岸本さんセリフ「それなりに、写ります。」

 これは、大ヒットしたCMである。普通なら「美しくない人も美しく写ります」になるのがCMの常道である。しかし、これでは、視聴者にインパクトを与えない。面白さがなく、印象として残らない。ここがこのCMのミソである。これも発想の転換のひとつと言えよう。
発想の転換はいろいろな仕事にも必要であろうと思った。

物事を深いところで考える~村上春樹

2013-05-09 12:34:22 | Weblog



 「ノルウェイの森」などのベストセラーで知られる作家、村上春樹さん(64)の公開インタビュー「魂を観る、魂を書く」が6日、京都市左京区の京都大学百周年記念ホールで行われた。
 新聞で報道された村上さんのスピーチは以下の通り。

抽選で選ばれた約500人のファンを前に、村上氏は新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」について、非現実的なことを現実の土俵に全部移し替えたらどうだろうと思って書いた作品だと説明。「人は傷を受けて、心をふさいで、時間がたつと少し開いて、ひとつ上に行くことを繰り返しながら成長する。(これは)ひとつの成長物語だ」と述べた。
 また、1993年に米国で初めて河合隼雄さんに会った思い出話などを語るでは、僕と河合先生とは仕事において似た部分がある。河合先生は臨床家として日々クライアントと向かい合い、魂の深い部分に降りていく力業の作業を日々行っている。僕も心の暗い場所に降りていきます。共有していたのは物語です。人の心の一番深い場所にある。人と人とを根本で結びつける。・・・・


  私はハルキストまではいっていないが、村上春樹の本は好きで何冊か読んだ。しかし、今回のスピーチにより、あらためて「ああ!凄い人だなー」と思った。物事を深くとらえて考えることは、仕事の上にも生活の上にも本当に大切なことだと感じた。

まばゆい雪の世界~駒ヶ岳

2013-05-06 19:58:32 | Weblog



 ロープウェイで雪の世界の駒ヶ岳に行ってきました。ロープウェイ千畳敷駅の標高は2611.5mあり、

索道を含めた鉄道の駅では日本最高の位置である。

 標高2612mの千畳敷駅は、まだ一面の雪の世界でまばゆいばかりでした。

 南アルプス連峰をはじめ、八ケ岳連峰、千畳敷カールが織りなす眺望が広がり、すばらしかったで

す。

椋鳩十記念館を見学した

2013-05-05 14:58:07 | Weblog



  5月3日には長野県にドライブに行った。県の南に位置する喬木村では児童文学者『椋鳩十記念館』を見学した。

椋鳩十の著書といえば、私たちのよく知っている「大造じいさんとガン」「片耳の大鹿」などであり、大変興味深く見学した。

記念館には、椋鳩十の児童文学、動物文学等に関する幅広い研究物、資料が展示さ れていた。

 また椋ゆかりの地を訪ねることのできる『ふれ愛散策路』の3コースが整備されていた。「夕やけの色さようなら」コース、「片耳の大鹿」コース、「大造じいさんとガン」コースである。

 椋鳩十は、子どもの頃、父親とともに大鹿村や赤石山脈で過ごし、自然の大きさや偉大さ、そして豊かさを知った。

 中学では、佐々木八郎・正木ひろしという先生から文学の教えを受けた。

19歳で東京の大学に入学。大学時代も休みには父親と遠山や大鹿の山を歩き、猟師や木地師の話や生活に興味を持った。・・・とある。

 「片耳の大鹿」も「大造じいさんとガン」もこのような体験から生まれたのであろうと思った。

教師は基準を持つこと

2013-05-01 17:12:05 | Weblog


 たとえば学校で子どもたちが校歌を歌う。私の経験では、全校の子どもたちが全員口を開けて歌っているという姿を見たことがない。高学年はだいたい歌っていない。低中学年でもなかには歌っていない子どももいる。
 こんな姿を見たとき教師として、「何とかしたいと思う」まずこれがなければ学校は変わらない。次に「何とかしたい」を周りの教師に話す。職員会で話し合う。ここまでいってはじめて全職員の共通の問題となり、改善の動きがおきる。
 大切なことは、「校歌は全員の子どもが歌う」という基準を教師が持つことである。これは、他の教育活動でも言えることである。