表現活動(オペレッタ・劇・身体表現など)の指導が苦手な教師がいると思います。まず、やりやすいところから挑戦しましょう。例えば、柔軟体操やステップをしっかりやらせることです。それもいくつかの種目をセットして、教師のいない場合(授業の開始に自分たちでやる)にもできるようにしておくとよいでしょう。それらが上手にできるようになれば、音楽に合わせてやれば気持ちよく美しくできるようになります。それがオペレッタの演技、運動会、学習発表会、公開研究会などにも生かせます。
オペレッタでも柔軟体操でもマット運動でもできるところからやり出すことが大切です。全てが万全にそろわないとできないと考えるといつまでもできないものです。例えば、オペレッタの場合でいうと、台詞を覚えさせる、子どもに少しずつ伴奏が弾けるように頼んで練習させておく、歌の一部でもよいから歌ってみる、柔軟体操やステップの場面をつくってやってみるなどです。それが指導の突破口となり、自信となり、次に進んでいくものです。自分で全部やろうとすると大変です。学年で話し合ったり、指導の経験のある先生に相談したりすることもよいでしょう。とにかく10日あれば10日の練習ができます。5日になれば5日間しかない練習になります。毎日少しずつの実践が何より大切なのです。時間をシビアに使いましょう。