松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

1「気をつけ、前へ倣え」・・・ 当たり前だと思っていませんでしたか

2016-09-23 07:40:22 | Weblog


学校では集会などに、教師や代表の子どもの号令で「気をつけ、前へ倣え」をよくやります。これっていいのでしょうか。
 確かに全体を手早く整列させるためには必要なときもあります。また、1年生などは整列するための集団行動の指導で必要なときもあります。
 しかし、中、高学年になってもこの号令によって整列させていることが多々ありますが、自分たちで、あるいは個々で整列できないのでしょうか。・・・ やはりできないですよね、それは、教師がそのように育てていないからです。中、高学年になっても誰かの号令でしか整列できないのは情けないですよね。 それでいて教師は子どもが主体性がないなどと言っているのです。「気をつけ、前へ倣え」を1年生からやっているのですから、中、高学年では自分たちでできなくてはいけません。また、号令なしで「気をつけ、前へ倣え」というのでなく、自分の目見当で前後左右の間隔を取り整列できるようにしたいです。 これは何でもないことのようですが子どもの成長にはとても大切なことです。



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。
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やっぱりなー、こうなると思っていたよ「学力調査」

2016-09-12 08:08:50 | Weblog



今年4月の小学6年と中学3年を対象に行われた全国学力・学習状況調査で様々な問題(だれも予想していたことであるが)が起こった。(8月の中日新聞より)
どんな問題があったか列挙してみる
○那覇市の中学校が受験した一部の生徒の答案用紙を「平均点が下がる」などを理由に除いて文部科学省に送っていた。
○授業時間数の確保が難しい中(学力テスト対策に)多くの時間を費やしている。
○滋賀県や岡山県では、授業中に学力テストの過去の問題を解かせたり、放課後や休み時間、春休みの家庭学習で、調査を意識したドリル学習に取り組む学校が増えた。
○沖縄県では、学校行事を減らし、学力テスト対策をしている。
○全国から視察者が絶えない秋田県では、好成績を維持するプレッシャーから「順位が下がればいいのに」と嘆く教員もいるという。

 これらは、氷山の一角であり、多くの県で、多くの学校でもやられていると思われる。

反省生かされず
1960年代に中学生を対象に行われたが、知的障害の子どもを休ませたり、教員が答えをほのめかしたりといった不正が横行し、中止した経緯がある。
 山口県の小学校で調査直前に国語の問題を解く順番を過去の傾向に基づいて児童に指示していたことが今年3月に発覚した。
 文科省では、テストの点数を上げることを主目的に過去問題などで対策をしないように今年4月末、都道府県の教委宛に通知したが、現状は変わっていない。
 「沖縄の学力が上がったのは、過去問対策の結果だ。指導の改善なら、定期テストや県の学力テストでもできる」と話している。

 ※ 以上、新聞を読む限りでは、競争の過熱を考えれば、このようなことが起こりえるのは当然と言えよう。ほんとうの「学力」とは何かを考えてみる必要がある。



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第65回「浜松授業研究の会」研修報告

2016-09-05 09:19:48 | Weblog



今回は、国語物語文「ずうっと、ずっと、大すきだよ」(1年)の教材解釈をしました。問題となったところは、〈エルフは、ぼくの へやでねなくちゃいけないんだ。〉でした。話し合ったことは、
○ぼくたちは、いつもいしょ
○おなかを、いつも まくらに するのがすきだった。
○エルフは、 ぼくの 犬だったんだ。
○ぼくは、とても しんぱいした。
○じゅういさんにも、できることは なにもなかった。
○エルフは、としを とった。
○じゅういさんにも できることはない・・・・から、エルフの面倒を側で見なくてはいけない。等であった。
その他の問題として話し合ったのは
○「かぞく」ってだれ、ぼくもはいるの
○「みんなは」ってだれ、ぼくもはいるの
○「だれも」ってだれ、ぼくもはいるの


参考までに、(『事実と創造』2005・9月号  一茎書房 高崎美代子先生から学ぶ)を掲載する。

1、音読
2、問題の確認
・T:昨日、問題づくりしたんだよね。
「変だ、おかしい」ところ、どこだっけ。

・C:8と9で、「エルフのこと大好きだった」と
「好きなら好きって言ってやればよかった。」がそうしてつながっているの。

・T:大問題「どうして、そんなこと思ったの」。
他に、立ち止まりたい言葉、何だっけ?○・「いながら」
・「だれ」
○・「言ってやればよかった。だれも」
○・「うちの家族」ってだれ?
・「みんな」ってだれ?
・「悪さ」
・「やれば」何をやったの?

◎逆接の接続助詞『ながら』の追求
(逆接の接続詞がある部分で展開の核になる可能性」)
・T:「いながら」でだれか問題作れる?
・C:つなぎ言葉の「反対」か「普通」?
・T:「ながら」って、どういうのだっけ?
例:勉強しながら、テレビを見る。・・・「一緒にやる(ながら)」

・T:「エルフをしかっていながら、」後は何?
・C:「みんなは、エルフのこと大好きだった。」

・C:「しかって」て、「好き」なのはおかしいから。
・T:「しかっていた。」「大好きだった。」他のつなぎ言葉を入れるとしたら、何がいいかな。
・C:「でも」・・反対のつなぎ言葉が入る。
・T:挙手でこの場合の確認。
・A:一緒にやる「ながら」
・B:反対の「ながら」(全)

(中心人物の言動で、逆接の接続詞がある部分は『展開の核』になる可能性が大きい)
・「しかし」の後が大事。言いたいことがくる。
矛盾することを言うのだから、よっぽどの事があると考えた方がいい。

◎「うちの家族」の追求
・T:「うちの家族」で問題作ってくれる?
・C:「うちの家族」ってだれ?・
・・「妹とお兄さんだよ。お母さんとぼくと、お父さん。エルフだよ。」   


・T:「家族」は、何をしたんだっけ?
・C:怒ったんだよ。
・C:ぼくは怒っていないよ。

・T:これ、問題出来そうだね。(対立を聞き取ってすぐに問題作りしている。)
・C:ぼくは怒ったのか、怒っていないのか?(対立問題を作っている。)
・T:すごい。面白そうだね。何を怒ったんだっけ。
・C:エルフを怒った。
・C:花壇を掘り起こしたことを。
(誰が、誰を、どういう事で、怒ったのかの確認)

・T:怒った「うちの家族」はだれか。
・C:ぼくは入らないよ。
・T:僕は「うちの家族」に入るのか、入らないのか。・・・挙手、入らない。
・うちの家族【は】
・みんな【は】・・・ぼくだけは違うという意味

◎「だれも」の追求
・T:ぼくは、入っているか、いないか。
・C:ぼくは、入っていないと思う。
・C:「すきなら好きと、言ってやればよかったのに」は、ぼくが言ってて、
「だれも」は自分は言っているけど、他の人は言ってないって事だよ。
(君たちはエルフのことが好きなのに、どうしてエルフに言わなかったの。
僕が「好き」と言っているように、エルフに言ってやればよかったのに。)

・C:「だれも」の「も」が変。

・T:エルフとぼくは、いろんな事いってたんだね。だから、だれも言ってやらないことは、
ぼくにとってどんなこと?
・C:かなしい。かわいそう。

・T:「いわなくっても分かる」って、誰が分かるの?
・C:エルフ
・T:エルフが分かるって思っていた。分かるで問題作って。
・C:何が分かりたいの。好きか好きではないか。
・T:これ分かったの?

・悪さ
・足跡つけた→怒った→みんなは嫌いなの?→好き→でも、好きと言ってやってない。
・靴下かむ→怒った→好き→でも、言ってない。→エルフ→嫌われているのかな?

・ぼくは、エルフが大好き。→みんなが怒る→僕が悲しい。
・僕の犬なのに、兄さんや姉さんが怒った後、僕も悲しくなる。

◎言わなくても、分かると思っていた。



教材解釈「ずうっと、ずっと、大すきだよ」

⑧ときどき、エルフがわるさをすると、うちのかぞくは、すごくおこった。で
も、エルフをしかっていながら、みんなは、エルフのこと、大すきだった。
⑨すきならすきと、いってやればよかったのに、だれも、いってやらなかっ
た。いわなくても、わかるとおもっていたんだね。

うちのかぞくは
ぼくは、入るのか、入らないのか。・・・自分は入っていない。(ぼく以外の
家族は)
は・・①判断の対象や叙述の内容がその範囲内に限られることを表す。

でも・・文頭に用いて、それより前に述べられたことと相反することが続くこ
とを表す。「しかし」より、くだけた表現で、やや会話的。(文型辞典)

わかるとおもっていたんだね。
ウラ・・いわなければ、わかるはずがないのに。

思っていた の だ ね・・
の・・理由・根拠・主体の立場などを説得的に述べることを表す。
だ・・一言ひとこと相手を説得しようという主体の気持ちを表す。
ね・・相手を納得させようとする気持ちを表す。

◎ かぞくは、好きと、エルフに言うことはあったのか、なかったのか?・・
ない
○ なぜって、いわなくても、わかると思っていたから。
・ 思う・・一つに決めている(思いこんでいる)
○ エルフには、その思いが通じていたのか?・・すきと言ってないので、通
じていない・ 怒られることはあっても、好きと言われたり、なぜられたりし
ていない。
・ エルフは、ぼく以外の家族は恐い、または怒る存在であると思っている。

⑨すきならすきと、いってやればよかったのに、だれも、いってやらなかっ
た。

いってやればよかったのに
のに・・前件の事実にもかかわらず、意外にも後件に述べる事柄が実現するこ
とを表す。
○好きという事実があるにもかかわらず、意外にも、だれも、好きと言ってや
らなかった。

のに・・(後半省略)残念・不満の意を表す。
(ぼく以外の)だれもエルフに好きだって言ってやらないことに、ぼくは不満
を持っている。



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