松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

言葉は考えて発したい

2015-09-26 10:56:22 | Weblog


〈中日新聞(中日春秋)によれば、脚本家の山田太一さんがスマートフォンを使う若者の指の速さについて書いている。「言葉というものは、あんなに速く打たなければいけないものでしょうか」・・・・。
 若者の指遣いは魔術師のようであるが、これが心配だと言葉のプロフェッショナルの山田さんはやんわりと警告する。
 あのスピードで書けば、ありきたりの言葉しか出てこないはずだし、「キライ」「死ねば」とドンドン短くなっていく。「決まり文句だけになって、お互いの内面の本当は、枠の外に取り残されるのではないか」という指摘である。〉

 多少言葉について関心を持っている私も同じようなことを感じる。みなさんはどうでしょうか。パソコンの苦手な私の僻みでしょうかね。



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アクティブラーニングの有効な方法

2015-09-21 07:32:37 | Weblog


下村文部科学相は、2016年度全面改訂、2020年度本格実施される予定の学習指導要領について、中央教育審議会に諮問した。
 そのなかでアクティブ・ラーニングの重要性が記されている。
 〈アクティブ・ラーニングとは、「子どもが課題を見つけ、解決に向けて探究し、成果を表現するまでの過程を、学ぶ側が主体的に行う学習方法」であり、具体的には、「体験学習や調査学習、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク」などが挙げられている。〉

しかし、私はこのような授業形態を導入すれば、必ずしも子どもの学びは能動的になるとは思わない。それは、これらの授業形態は現在でも多かれ少なかれ行われているが、その成果は十分に上がっているようではないからである。
それはなぜか。子どもたち(教師も含めて)が追求する課題に問題がある。課題が甘いのだ。課題が甘ければ、なにも上記のような授業形態を取る必要はないのである。肝心なことは課題の中身である。

 千葉経済大学短期大学の佐久間勝彦学部長は、教育誌「事実と創造」8月号で学習課題について次のようなことを述べている。
○一見すぐ答えが出そうなのに、考えれば考えるほど分からなくなってしまう。
○授業の中で、なかなか解決できず、悩み苦しみ迷子になってしまう。
○授業の中でいくつかの選択肢が出てくる。
○はじめは○○と思っていたのに、○○ではないことが分かった。
○回答を見つけ出す過程で必死に考える。
などが出てくるような課題を設定することが大切である。これらの課題があって、初めて前記した授業形態が有効に働くとのである。さらに、教員が腐心すべきは、授業形態などでなくて、問題を鋭く突きつけてその認識を激しくゆさぶっていくアクティブティーチングの研究であるという。
 私の考えも全く同感である。



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袋井市立笠原保育所で手品をしてきました

2015-09-18 09:15:57 | Weblog


袋井市立笠原保育所で手品をしてきました。
子どもたち47人(0歳児~5歳児)と職員10数名参加の中で、約20分の演技をしてきました。
子どもたちの反応もよく楽しくできました。特にカラーマガジンの演技は子どもたちが大変喜び、奇声を上げ、積極的に参加してくれました。
オープニングの演技としてカラーマガジンは、雰囲気を盛り上げることができ、後の演技も大変スムースに行うことができました。
 笠原保育所の子どもたち、そして職員のご多幸をお祈りします。ありがとうございました。


演 目

1 シルク→ステッキ→手に吸い付くステッキ→バランス芸

2 不思議なカラーマガジン(色が付く本)

3 消えるコーラ瓶→コアラ→玉のジャグリング

4 耳を通り抜けるシルク

5 ハンカチ手品(カタツムリ→ご本→指輪) 

6 皿回し(子どもたちと一緒に)


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浜北区高畑公民館(敬老会)で手品をしてきました

2015-09-13 15:58:52 | Weblog


 浜北区にある高畑公民館で催された敬老会で手品をしてきました。今までにもいくつかの敬老会に行きましたが、この地区は男性の方が多く参加されていたので素晴らしいと思いました。どこも女性の参加が多く、男性は何をしているのかと残念に感じていたからです。
 高齢者のみなさんは、大変お元気なようであり、お酒やお料理をいただきながら楽しく手品を見ていただきました。自分としては、やや練習不足や時間が短かったので今一のできでした。でも、みなさんが喜んでくれたようなのでよかったです。
 高畑のみなさんのご長寿をお祈りいたします。
   
手品の演目

1 シルクからステッキ、手に吸い付くステッキ、バランス芸 、新聞紙

 挨 拶

2 新聞紙の復活

3 松竹梅

4 封筒の賭

5 ロープマジック  
○ 3本輪のロープ
○ 結び目ロープ

6 トランプ
○ 新聞紙の予言(ダイヤの4)
○ 糸で繋がったトランプ2種

7 コーラが消える・・・玉のジャグリング

第55回「浜松授業研究の会」の御案内

2015-09-06 22:16:45 | Weblog

       「授業研究会の研修の様子」


~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。
1 開催日時   
平成2015年 9月12日(土)9:00~12:00
          
2 開催場所
  浜松市天竜区壬生ホール 第1会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物
 ○ 実践したもの(ある人)
 ○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
 ○ 筆記用具
 ○ 国語辞典
 ○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。  
 ○ 浜松授業研究の会
 ○ totoroの小道
 ○ 藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
 ○ 松明光明

6 次回の予定
第56回 2015年10月17日(土)9:00~15:00天竜区壬生ホール 第1会議室



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上阿多古ふれあいセンターで手品をしてきました

2015-09-04 07:08:21 | Weblog

上阿多古手品 清流学級(高齢者)
    2015,9,3
○ 草笛会・・・民話劇
○ 西来院・・・いぼとり観音
○ お祭り・・・12所神社、坂上げの屋台、踊り、芦窪の祭りも
○ 阿寺の洞泉寺のモミジ、製材所の水車
○ 地区体育祭

挨 拶
手品他

1 シルクからステッキ
2 ロープマジック
①3本輪のロープ  
②3本ロープ長さが揃う
③ 結び目ロープ
④ ロープとリング
3 トランプ
① 新聞紙の予言
② トランプの吸盤当て
③ 糸で繋がったトランプ2種
④ トランプ飛ばし
4 クイズ、頭の体操
 緊張をやわらげます。金鳥蚊取り線香のパッケージを揉む
① ロシア語で・・・蚊に刺されること、にぶい蚊のことを
② 天竜市・・・40,6度 21年前(1994)
セミ、マンホール
40,3度 翌年(1995年)
インドの暑い夏の過ごし方・・・狭い部屋に集まるなど
③ お~いお茶
④ 算数クイズ・・・ハチ、木の葉
⑤ よく聞いてクイズ
・ おあばさん風邪をひいて、牛とチョウ
・ 無人島、風もないのに、閉じたりしまったり        
 ○ あんパン、ショッパン、メロンパンが歩いていた。
 ○ 5円、10円、1000円が歩いていた。     
5 コーラが消える・・・ジャグリング
6 ハンカチ手品
見えない糸、鼻、カタツムリ、指輪、ご本(指,咳)
7 皿回し(膝)
8 みんなで皿回し
9 耳を通るシルク
10 輪ゴム
11 信号マジック

夏休み子どもへの教師からのお土産は・・・

2015-09-01 13:29:54 | Weblog
                     クヌギの木の樹液に群がる昆虫

 私の住む地域の多くの学校は9月1日である今日が2学期の始業式である。
 私は既に教職を退職しているが、現職のころは、夏休みの子どもへの教師からのお土産として、「セミの鳴き声」や「秋の虫の鳴き声」をテープコーダーに録音して聞かせたものである。
 なぜこのようなことをしたかというと、ほとんどの子どもたちがセミや秋の虫の鳴き声を知らなかったからである。
 私が子どもたちに、どんなセミを知っているかと聞くと、必ず「ミンミンゼミ」と返答する。そしてセミの鳴き声を聞くとまた必ず「ミーンミーン」と鳴くと言う。
 これはテレビドラマや日常の一般的なセミの話題によく登場するのが「ミンミンゼミ」だからではないかと思う。
 ですからセミといえば「ミンミンゼミ」であり「ミーンミーン」と鳴くのである。これを子どもたちは反射的に覚えているのである。また記憶しているのである。しかし、子どもたちはミンミンゼミを実際に見たり、捕まえたりするようなことはほとんどしない。
同じように秋の虫と言えば「コオロギ」であり、「スズムシ」である。そしてコオロギは「リリリリリ」と鳴き、スズムシは「リーンリーン」と鳴くと言う。
 これらも子どもたちは「ミンミンゼミ」と同様に「コオロギ」も「スズムシ」も見たり、捕まえたり、飼ったりした経験はほとんどない。
 ですから、私は夏休みの後半には、テープコーダーを持って森林に入り、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシなどの鳴き声を録音したり、夕方から夜にかけては、草むらには入り、コオロギ、スズムシ、キリギリス、ウマオイ、カネタタキ、カンタンなどの鳴き声を録音したりしたのである。
こうして2学期の始めには、テープコーダーと昆虫図鑑を持って登校し、子どもたちに聞かせたり、図鑑を見せたりした。
 子どもたちは、身を乗り出して、興味深く鳴き声を聞いたり、図鑑を見たりするのであった。
今の時代、昆虫採集をしなさいと言っても無理である。学校からの読み書きを主とした宿題、学習塾、お稽古事、スポーツクラブなどで忙しく、とても昆虫採集どころではないからである。
 私にとっては子どものころの昆虫採集の体験は、その後の私の人生に大いに役立ったと思っている。また人生を豊かにしてくれたと思っている。
 それは、昆虫採集は当然多くの昆虫を知ることもできたが、それに付属して、野山を駆け巡ることにより、蚊に刺されたり、ハチに刺されたり、ヘビを踏んだり、草木で足に傷を負ったりしたなど大変な経験もした。またそのことにより足腰も丈夫になった。
 そして、大人になっても昆虫に興味を持ち、例えば松尾芭蕉が山形県の立石寺で詠んだ「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」の俳句に出てくる蝉は何蝉かで斎藤茂吉のアブラゼミ派と小宮豊隆のニイニいゼミ派で大論争になったことなども興味深く知ることもできた。
ベストセラー「バカの壁」を書いた養老孟司さんが今でも昆虫に興味を持ち昆虫を追っているのも理解できるのである。
話はずいぶん脱線したが、昆虫に限らず夏休み明けには教師は子どもたちに素敵な土産話などを届けてやりたい。また、それが楽しみになる教師でありたい。


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