松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

授業のほんとうの力がわかっていない教師が多いこと、それが学校の変革ができない理由である

2019-11-22 09:02:45 | Weblog

 授業で子どもが真に変革することを経験していない、わからない現場教師が多い。そういう学校や教師は、文科省から降りてくるものを何でも取り入れてしまう。また、授業以外の雑多な教育と思われるものも取り入れてしまう。そのため基本的な教科指導が十分にできなくなってきている。現場が忙しくなるだけで、教師も子どもも育たない。私は経験上感じている。今回は、著名の方の授業に関する見方等を掲載することにする。私の思いと同じである。

木村 正
○授業のすばらしさと楽しさは、なかなか職員室の話題には上がってこない。しかし、授業こそ学校の真髄である。授業研究こそ教師の生命である、というこんな明々白々した命題が、学校教育の現場でははっきりと認識されていない。
○授業を真剣に取り組む中に教育のすべての問題解決があるのだということを、わたしたち教師自信がしっかり知らなくてはなるまい。
                                                                                              
斎藤喜博
○どういう子どもを育てたいなどということが、相変わらず一般的な問題として論じられている。しかし、一時間一時間の授業を充実なものにしていけば、そんなことを一々気にする必要はないのだ。一般論で論じる以上にあざやかな子どもが、具体的な姿として生まれてくるのです。
○学校教育での授業は、いま一般に、教師や教育研究者が考えている以上に強い力を持ち意味を持っている。・・・・授業の持っている本質と力を発揮し子どもの可能性を引き出しつくり出すものになった場合は、他のうるさいこと、末梢的なことはほとんど不必要になると言ってよい。外面的な形式的な規則なども必要なくなるし、自分を拡大したり、自分を新しくつくり変えていったり、自分をよりよいものに規制していったりするようになる。
                                                                                               
林 竹二
○パンをもとめて石を与えられるような授業をくり返されてるうちに、ある種の子どもは、授業に背を向けてしまいます。いわゆる優等生やよい子はつまらないと思っても、適当に調子を合わせておとなしくしているが、つまらない、おもしろく感じていない、我慢のできない子どももいる。そこで拒絶反応をおこす。こういう子が問題をおこす。教師はそこに「理由なき」反抗しかみない。
                                                                                               
箱石泰和
○本校のサッカーは、埼玉のクラブチーム14が集まった試合に、たいした練習もせずに優勝をしてしまったのです。しかもその勝ち方は、1対0、0対0でPK戦というような、いつもきわどいものでした。・・・・・これは、普段の授業によって、一人ひとりが内側から鍛えられ、内容をもった強い子どもに育てられたと考えます。 
                                                                                               

※これらの文章を読んでもおそらく多くの教師は信じないだろう。自分でそういう授業をつくり出したり、実際に授業によって学校や子どもを変えたり、そのような学校を参観したりしたことがないからである。



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。


第97回「浜松授業研究の会」開催案内

2019-11-06 20:15:04 | Weblog


         ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~  

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2019年 11月9日(土)9:00~12:00
          
2 開催場所   天竜区壬生ホール 第1会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のホームページやブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思いますぜひ検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 松明光明



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。