松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

第65回「浜松授業研究の会」の御案内

2016-08-28 14:46:56 | Weblog
                 


          ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2016年 9月 3日(土)8:30~12:00
          
2 開催場所   豊岡東交流センター
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。  
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
○ 松明光明



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

夏休みの子どもたちはどこへ行ったの?

2016-08-23 08:00:49 | Weblog



 夏休みの子どもたちなのに、私の地域ではほとんど子どもが見あたらない。どこに行ってしまったのか。学習塾かスポーツクラブか、ピアノなどの習いものなのか、それとも家の中でテレビを見ているのか、ゲームをしているのか・・・いずれかであろう。もしそうだとすると、これらのすべてとは言わないが先生やコーチやメディア等からの受け身の行動である。自ら課題を見付け、自ら学び、 自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てるという現代的な教育課題からずいぶん離れているような生活である。
 私の子どものころは、工作、自由研究、昆虫・植物採集などの課題があり、暑い日中でも山野を駆け巡っていた。少なくとも先生やコーチが側にいて指導を受けていたのではない。
昆虫採集を例にすると、どんな森にどんなチョウやトンボやセミがいるのか。そして、どんな時間にどこに群れているのか、何を食しているのか、すべて経験で知っていた。同時に森に入り、ヘビを踏み驚き、茅の葉で足を切り、水たまりに足を取られ、沢の水でのどの渇きを癒やすようなことも経験した。まさに、自ら課題を見付け、自ら学び、 自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決したのである。
時代が変わり子どもたちの生活も変わったからしかたがないというが、子どもたちが、ほんとうに心が躍り出すような瑞々しい経験ができなくなってきたのではないかと寂しく感じてならない。


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なぜ学校や教師は変わりにくいの? 簡単に言うと・・・

2016-08-18 09:20:15 | Weblog


主に3点考えられる
1学校が忙しすぎる
○人員不足、時間不足
○研修する機会が少ない
○本を読まない
○他校の視察研修ができない
○校内研修のマンネリ化

2教師の権威主義
○教えることは得意だが、教わることが苦手
○一人前だと思っている
○よい実践があっても真似しない

3親方日の丸
○努力しなくても給料は入ってくる
○よほどでないと解雇にならない

◎大切なことは、これらを理由としてはいけない。教師は常に勉強すべきである。


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一つのどんぶりに何もかも盛り込むような学習指導要領

2016-08-12 08:43:24 | Weblog


 一つのどんぶりの中に、カツ丼、玉子丼、鰻丼、ちらし丼・・・・などを入れることができるでしょうか。ご飯だけは一人前にしても、上に乗るものがこんなにあったら、こぼれてしまいます。味も分からなくなります。しかも一人では食べきれません。
 上記の例えはよくありませんが、文部科学省の学習指導要領と似ています。グローバル化やこれからの時代を考慮すると分からないではありませんが、あまりにもいろいろ盛り込みすぎてはいないでしょうか。指導者の不足、時間の不足、学び手の子ども負担などを考えても無理があるようでなりません。
私の子どもの頃と比べるとどうでしょうか。一週間に学ぶ教科や領域等をみても、
 例えば、総合的な学習の時間(国際、環境、福祉、進路、情報、自己の興味や関心その他)が増えました。しかも、その学び方は、体験、観察・実験・実習、調査・研究、発表 や討論などを通して、問題解決的に積極的に学ばせようとしています。時間がかかりますよね。英語なども入ってきましたね。
先日、示された新学習指導要領の素案では、英語が教科として本格的に導入される。また、道徳の教科化もあります。そしてプログラミングの勉強もささやかれています。そして、学びは、全ての教科に能動的、主体的な学びである、「アクティブ・ ラーニング」を取り入れることが求められています。しかも質の高い授業、深い授業を求めています。これまた時間がかかりますよね。・・・果たして学校現場でこれらが可能でしょうか。積載オーバーのトラックと同じでポロポロと荷物を落としながら運ぶ(教育する)ようになるのではないかと思います。現役の教師に聞くと、図工や体育や音楽などの時間数の削減で調節するようになってしまうようです。
「体験的な学習」や「アクティブ・ ラーニング」や「質の高い授業」や「深い授業」は必然的にできないのではないでしょうか・・・と、心配しますがどうでしょうか。


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夏休みと教師の自由時間

2016-08-01 10:55:45 | Weblog


 夏休みは、子どものためのものであって先生方のためのものではないことは理解している。しかし、子どもが登校しない夏休みこそ先方生は、ゆっくり休んでもらいたい。
 今は何かと研修や会議や出張が多く、先生方の自由の時間がとれないようである。昔はもっと自由な時間がとれて、夏休みになると先生方も嬉しくて心がうきうきしたものある。
先生は、自由な時間が取れても、何でも遊べというのではない。いろいろな体験(2学期に子どもに熱っぽく語れるようなもの)をしてほしいということです。
 私が現役の時にしたことでは、
○玩具店でポンポン船(水蒸気の圧力で推進力を得る船舶玩具のこと)を手に入れて、理科の時間に子どもに見せたこと。今の子どもは、ゴム動力か電池モーターなどしか知らないから、すごくビックリした。
○めずらしい昆虫、特にタマムシを採集して、子どもに見せたこと。子どもたちは、あまりの美しさに感動した。ついでに、法隆寺宝物「玉虫厨子」の装飾として使われていることも話した。
○秋に鳴く虫の音をテープレコーダーで録音しておき、子どもに聞かせたこと。夏休みも終わりに近づくと、コオロギやスズムシやカネタタキやウマオイなどが盛んに鳴くようになる。子どもたちにこのように意識的に虫の音を聞かせないと知らないでいる。
○旅行に行った際、教科書教材に関する写真等を撮影してくること。実際にはなかなか子どもたちを現地に連れて行くことができないからだ。
○工作なども子どもだけにやらせるのでなく、先生も大作をつくってみること。絵などを描くのもよい。
○スポーツでは、何か技を練習して、そのできばえを見せること。私は若いときは、バク転を練習して、子どもの前で見せたら、「先生凄い!」と褒められた。
まだまだいろいろあると思う。夏休みに何かに挑戦して、2学期に入ったら子どもたちに見せてあげよう。2学期も楽しみもなる。先生のお株も上がる。


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