松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

幼稚園とはどんなところか~8音楽に合わせて動き、リズム感を養わせます~

2012-10-21 10:34:38 | Weblog

 前号と同様に「幼稚園とはどんなところなのか」私なりにまとめてみました。保護者の皆様にもそれを紹介していこうと思います。このことにより幼稚園の理解をいっそう深めていただければと思います。読んでいただき、感想や御意見などありましたらお寄せください。

8 音楽に合わせて動き、リズム感を養わせます

 運動会や公民館まつり、普段の園の生活で、子ども達は音楽やリズムに合わせて身体を動かす踊りやリズム運動を行います。こうした指導を「リズム遊び」とか「リトミック」と呼びます。日常生活でこのような経験を多くさせると、子どもは歌が上手になったり、感じたことを身体で表現することができるようになったりします。
 私の勤務している幼稚園では、「カレーで音頭」「うなぎの呪文」「しゃかりきBAN!BAN!」年長さんの「リズム運動」などです。子どもによっては、どうやって表現したらよいのかわからない子、はずかしくて十分に表現ができない子などがいます。そういう子どもには、教師が気持ちをつくってやったり、動きを教えてやったりします。また、上手に表現できる子のまねをするようにさせたりします。教師は、一人一人の子どもの実態に合わせて指導していきます。そして、一人一人の子どもが自信や喜びをもって表現できるようにしていくのです。

第26回 授業研究の会(浜松の会)の研修報告

2012-10-13 22:00:38 | Weblog

第26回 授業研究の会(浜松の会)の研修報告

研究会テーマ:~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」~

1 開催場所 天竜壬生ホール第1議室

2 開催日時
  平成24年10月13日(土)9:00~12:00

3 研修内容
(1)近況報告

(2)研修内容
 今回も実践発表が多く、充実した研修ができた。12時までに終了できなかったのでロビーにて国語の教材研究や授業づくりの研修をした。
○「いじめ問題」と「学級づくり」の原則
○図工・・・2年 物語の絵「スイミー」
○総合表現・・・オペレッタ「スイミー」
○体育・・・学級崩壊をまぬがれる授業のあり方 器械運動「前回り」
○算数・・・子ども主体の授業にする問題づくりについて
○音楽・・・全校合唱「とおりゃんせ」他
○国語・・・国語の授業をどう考えるかなど参考図書の紹介
○国語・・・教材解釈 2年物語文「お手紙」

4 次回の予定
(1) 日 時 平成24年 11月10日(土) 9:00~12:00
(2) 場 所 浜松天竜壬生ホール

5 その他
この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
○totoroの小道
○藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
○松明光明
○浜松授業研究の会

第26回 授業研究の会(浜松の会)の御案内

2012-10-09 22:20:57 | Weblog

    第26回 授業研究の会(浜松の会)の御案内

~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時
平成24年10月13日(土)9:00~12:00

2 開催場所
浜松市天竜壬生ホール第2会議室

※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
※服装は自由です。
※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
 本研究会の学びの特徴
・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 300円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
○浜松授業研究の会
○totoroの小道
○藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
○松明光明


授業における子どもの発言

2012-10-07 07:31:52 | Weblog


 子どもの発言が活発であればよい授業であるという教師が多い。そのため授業中、子どもに発言の数を数えさせたり、教師が名簿にチェックしたり、簡単な質問をしたりして子どもの発言を促したりすることがある。しかし、それをしているかぎり、ほんとうのよい授業などできるものではない。教材の読み取りとは別のところでやっていることであるからである。
 斎藤喜博は「授業小言(しょうげん)」という著書の中で、子どもの発言について次のように述べている。

1 全員が発言したが、それは形式的で常識的なものであり、実質的には学習としての発言は少しもされていないもの
2 全員が1時間中一言も発言していないが、実質的には全員がよく活動していたもの
3 全員が1時間一言も発言しなかったし、また実質的な活動のしていなかったもの
4 2、3人の子どもだけだが、形式的で常識的な発言をしており、他の全員も少しも活動していないもの
 授業中の子どもの発言には以上のようなものがある。授業中の子どもの表情や発言の内容をよくみて、授業の実質を考えるということをしないで、発言の多い少ないだけでその授業の実質を云々してはならないことである。


そうですね、現場ではほとんど上記のようなことが問題にされていません。教師は何となく子どもの発言が多いほどよい授業であると思っているようだ。それは、どうしてかというと教師がほんとうのよい授業にふれていないからであると思われる。教師は、ほんとうのよい授業とはどんなものか広く見聞し勉強しなければならないと思う。

教室の前から授業を見る

2012-10-05 21:45:01 | Weblog


「教室の前から授業を見る」これも一般的にはあまりやらないことである。その理由の多くは、授業を邪魔してはいけない、子どもの集中を妨げてはならないということが多い。確かにそれもあるかもしれないが、授業の善し悪しにより、子どもの表情がどのように変化するのかを見ることは、よい授業をつくるためにはとても必要なことである。
 斎藤喜博は『授業入門』の著書のなかで次のように記している。

  授業は、教師や黒板ばかりを見ていては絶対にわかるものではない。私はよく、はじめての参観者には、「教室の前から入って、子どもの顔の変化をよく見ながら授業を見てください」というのだが、そうしないと、ほんとうの授業の姿はわからない。授業がどう生き、どう死んでいるのかはわからない。
 子どもの合唱を聞く場合も同じである。「子どもの顔を見て合唱を聞いてください」と私はいうのだが、合唱している子どもたちがどんな顔をして歌うか、どんな姿をして歌うか、曲が進むにつれてどんなふうに全体の子どもやひとりひとり子どもの表情が変化するか、そういうものを見ながら聞き、そこから子どもたちや、その教育を知るようにしないと、ほんとうのことはわからない。・・・・・・
 

ほんとうによい授業をつくりだすには、一般論ではダメである。多くの参観者が教室の前から見ていても、子どもが集中しているような授業をつくり出さなければならない。そういうためにも授業の善し悪しにより子どもの表情の変化を見取っていくことが大切である。