松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

演技への構え・・・どこからどこまでが1つの演技と見なすかが大切

2018-04-20 10:36:15 | Weblog
                     【 会員の指導 表現活動より 】


 ・・・大槻志津江先生は、たった一つのステップを子どもたちに追求させ「美しさ」をより「美しく」、「さらに美しく」していかれた。
その中で、①立ち姿が美しくなり ②並び方が美しくなり ③ 一人一人の間隔のとり方が美しくなり ④ 音楽リズムに乗る姿が美しくなり ⑤ 自分で思考し追求する表情まで美しくしてしまった。もっと言えば、そこに立ち会った教師の姿まで美しくしたのだった。・・・
「できるできないの差が消える表現・体育」(事実と創造12月号)より

この文章は、「追求方式の授業」の特徴の一つを表しているように思う。多くの学校(教師)では、見られないものである。
多くの学校(教師)は、体育でいえば、主運動(この言葉が適切でないかもしれないが)のみに注意がいき、その前後の動作、例えば、立ち方、並び方、間隔のとり方、リズムのとり方、追求する表情などは、指導の対象にならないだろう。主運動ができた、できないだけに目がいき、一つ一つの分析された動きの美しさや統合された動きの美しさにまでは目がいかないだろう。主運動はその演技の前後の動きも含めたい。もっと言うなれば、体育館で演技がなされるならば、教室から体育館への移動する歩き方なども含めて主運動と捉えたい。また、そう捉えて指導してこそ主運動の演技が美しくできるようになると考える。
 これらのことは、他の教科指導でも同じことが言える。

※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。




第81回「浜松授業研究の会」の御案内

2018-04-07 19:04:20 | Weblog

                        【 会員の研修の様子 】
   

           ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~  

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2018年 4月14日(土)9:00~12:00
          
2 開催場所   天竜区壬生ホール 第2会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のホームページやブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思いますぜひ検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 松明光明



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。


教育メモ②

2018-04-02 09:31:19 | Weblog
                       【 マット運動を研究する 】

○物事を関係づける力、それは思考力そのものである。
○人は無理やりにやらされるのでなく、「自分がやると決意したとき」「やりたいと思ったとき」「自分にはやれると思ったとき」に力を発揮するものだ、そういう状態になれば学力なんてすぐに上がるのだ。
○ よいことを見つけたら口に出してほめたり、共感したり、感謝したりする。それが自信につながる。自己肯定感を養うことになる。口に出すことが大切です。これがないと見守りは放任につながる。
○全国学力テストに関して、学力を「できる」「できない」という観点でみれば、その学力の状態で固定化の方向に向かうし、多くは知識量でしか見えていないだろうから、一面的で、子どもは知識のみ重視する方向に行くし、多くの個性はつぶされる運命となる。
○国や教育委員会がいくら制度いじりをしても、その制度を運用するのは教師なのだ。学校を変えるのは学校の力である。
○問題児でも会話が成立する以前だって、柔和な表情になったとか、口調がやわらかくなったとか、そういう変化がある。そういう変化を見逃さない姿勢。それが大切でる。
○子どもの心に明らかな変化が見られるようになる。しかし、ここで安心し、立ち止まってはダメなのだ。次なる手を打つことが大切である。
○教師に責任と権限を与えて自由にやっていいと言ったとき、教師は燃える。教師が自発的にやる仕事に多忙感はないはずだ。
○教育長は言った「成果を出す。結果を出す。これが当たり前のことなのです。」そうだ。その通り。しかし、その成果とは何か。結果とは何か。テストの点数ではあるまい。
○教育の原点は「一人」を大切にすることです。学力向上のためにドリルやテストばかりやっていても、残念ながらまったく学力は上がりません。まして塾に生徒を丸投げするなど、公立学校としてあってはならないことです。私たちはこの数年、あまりにも激しい政治主導の「教育改革」「教育再生」に目を奪われてはいないでしょうか。