松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

第18回 授業研究の会(浜松の会)の御案内

2011-11-26 10:22:12 | Weblog



第18回 授業研究の会(浜松の会)の御案内


~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修ではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
この会は、偏向的な教育や思想はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時
平成23年12月 3日(土)9:00~12:00

2 開催場所
  浜松市天竜壬生ホール第1会議室

 ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
 ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他

4 準 備 物
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 300円
○ 服装は自由

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道

教師の実践とは~斎藤喜博の著書より~

2011-11-21 13:49:08 | Weblog
         

1 教育の仕事は創造的なもの
  自分の実践で自分の事実を創り出す、楽しい仕事である
実践者における「事実」とは華やかで英雄が出てきたり、新聞やテレビで報道されたりするようなことではない。誰も知らなくてもよい。教師と教室の子どもたちだけが、今日動いた一つの事実を、喜んだり、あるいは落胆したりして積み上げていくものだと考えたらよい。そういう仕事をしている教師を「実践者」というのである。何も大論文でも、目を見張る実践記録でなくてもよい。
20坪の教室にこもって、具体につき、「事実」を動かす「授業」をきちんとすること。世の教師は何も右往左往することはない。
2 教師の仕事は、授業や学校行事の中で子どもを変え、子どもに力をつけることである。
3 質の高い授業や学校行事を追求しなければならない
質の高いものでなければ子どもの顔つきははっきりしてこない、強靱な子どもは育たない。
4 教師は子どもが見え、教材が見えなければならない
○ あくまでも事実に即して考えること
目の前の子どもが出来ないことがあったら、それは教師のやり方が悪いのだと考えなければならない。子どもがよくなれば教師の指導に優れた原理原則が含まれていることである。自分の目で見て、自分に取り入れてくことが大切である。
○ できるだけ形式を排除すること
形式に寄りかかると、形ばかりが目について子どもが見えなくなる。今ある形式が子どもの力を阻んでいないか
○ はだかになって学ぶこと
苦労し努力しなければ素晴らしいものは生み出すことはできない。自分でよいものを創り出すためには大いに恥をかかなければならない。
○ 教育は総合的な営みである
たとえ技術はなくても教師の持つ人間性が子どもを創ることもある。したがって自分がより人間的な人間となるために、良いものを見たり、体験したりし、自分の精神を肥やすことを大切にしたい。

家庭教育の重要性

2011-11-18 21:15:48 | Weblog


 幼児・児童虐待など目を覆いたくなるような事件が新聞やテレビの報道で相次いでいる。命の大切さを教育の中にどう織り込んでいくのか大きな問題である。・・・ かつては「家庭教育」なんて、しちめんどうなものはなかったように思う。「弱いものいじめはするな」「女の子にやさしくしなさい」「人に迷惑をかけるな」何かの折に聞く、そんな親の言葉の積み重ねが今で言う家庭教育であったのかもしれない。家庭生活の中に自然に織り込まれていたような気がする。・・・ イライラが高じ、攻撃的な社会になっているこの国(日本)では、「子どもをほめることを忘れている。」夜回り先生こと、水谷 修さんの言葉だ。人はほめられることで生きる力を身につける、とも言った。逆に叱られ続けたらどうなるか。考えてみればなるほどと思う。


教育メモ~特に国語学習の読解において大切なこと~

2011-11-16 10:57:49 | Weblog



日常性においては、われわれはふつうことばの本来の意味で「考える」ということをしない。
「思考」とか「判断」とかいっても、既成概念や一定の反応形式(つまり習慣)に依存して行動
しているのである。これが破られて、はじめて本来の思考が起こる。それにはわれわれがある
「事件」に遭遇し、あるいは「危機」に追い込まれることが必要である。そうした非日常的場面
においてのみわれわれはふだんことばの表面しか接していなかった物事や世界と、リアルに対
面することになる。
これは決して、いわゆる「問題解決学習」を採用せよということではない。そうでなくては、
通常はあたまえあるいは、自明とされているようなこと、あるいはそんな意識にさえのぼらない
ようなことのなかに最も本質的な課題のひそんでいることを学習過程の要所要所で発見していく
ことを指すのである。

小学校の「マジック・クラブ」のお手伝いをしました

2011-11-11 20:43:38 | Weblog
 

 今年は○○小学校へマジック・クラブのお手伝いで計9回行きました。私は退職して子どもとのふれ合いが少なくなったのでとても楽しかったです。今回子どもたちにマジックの基本を教えたり、マジックのレクチャーをしたりしたものは以下のものでした。

1マジックの基本
Aマジックって何か
○不思議なことを見せて、驚き、感動を与え、楽しんでもらうこと。
○友だちづくりに役立つこと。
○どの国の人にもわかること(世界共通のショーである)
Bマジックができる人
○マジックが好きな人(手先が器用でなくてもよい)
○人を楽しませることが好きな人
○夢やロマンがある人
Cマジックの3つの決まり(3大原則)
○マジックをやる前に、説明してはいけない。
○同じマジックを2度繰り返して見せてはならない。
○種明かしをしてはならない
Dマジックを覚える・上達法
○マジックをやっている人から教えてもらう。
○本番でやる前に自分でよく練習(鏡の前でも)した後、家族などに見てもらい感想や意見を言ってもらう。家族は遠慮しないから厳しい、あきらめないことが大切である。
○マジックをやる機会を自分からつくり、多くの人に見てもらう。失敗を恐れないこと
○プロのマジシャンの演技を数多く見てやり方を学ぶ。
Eどんなマジックがあるか
○用具を使わない(体の一部を使う)
○日用品(割り箸・コップ・輪ゴム・テッシュペーパー・スプーンなど)
○カード(トランプ)○ コイン ○ ロープ ○ ハンカチ(シルク)
○マジックの用具、道具
Fどんなジャグリングがあるか
○ボール  ○ クラブ ○ シガーボックス ○ デビルスティック
○ヨーヨー ○ バランス ○ その他
     
2マジックのレクチャー
Aカード  
○フォース(演者の思うカードを相手に取らせる)3つの方法
○見つけ方、当て方 
・声・指紋・分ける・新聞紙
○マジック
・あなたが選んだカード・4つが揃う・警察官と泥棒・相性占い
B日用品
○輪ゴムのワープ○割り箸(パドル)○割り箸の空中浮遊○テッシュペーパーの復活○ハンカチらおはなが○ハンカチが動く○紙トリックめでたいメール○カップとボール○ハンカチからスプーン○ハンカチからコイン○ハンカチを貫通するコイン
3用具を使わないもの(体の一部を使う)
○インドコントロール○あなたはどこに
Cロープ
○首切り○結び目つくり○ロープから飛び出すシルク○2人組ロープ抜け○結び目解け
D一緒に愉しんだマジックやジャグリング
○ラッキー○トムくん○ロープが同体を抜ける○拳銃で撃つトランプ○テーブルクロス引き○皿回し○ボールのジャグリング○バランス芸○スプーン曲げなど


詩の朗読~柱の木~

2011-11-09 08:43:11 | Weblog


 私が現役で学級を受け持っていたとき、4月から3月までの詩の朗読の年間計画を立て、毎日「朝の会」などに子どもたちに詩の朗読を指導した。
 子どもたちは、喜んで詩の朗読をした。1人で、2、3人で、群読で、立ち位置を考えたり、身体で表現したりして朗読した。今でも子どもたちの素晴らしい読みと、その動きが鮮やかに蘇ってくる。
どの詩も内容があり、子どもたちの表現力を十分に育成できるものであった。その時の詩を再び掲載してみる。


         柱の木
 
柱の木よ
おまえは どこから来たのだ
あの山おくからか
それとも どこかの原野からか
おまえにも思い出はあるだろう
たくましい力で
だまって、この家をささえている

第17回 授業研究の会(浜松の会)の研修報告

2011-11-06 10:36:37 | Weblog


第17回 授業研究の会(浜松の会)の研修報告

研究会テーマ:~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」~

1 開催場所 天竜壬生ホール第1会議室

2 開催日時
  平成23年 11月 5日(土)9:00~12:00

3 研修内容
○ 近況報告

○ 実践発表と実技研修

○ 国 語
ア理論研修「国語科における論理的思考力と構成意識」
常葉学園大学中村孝一教授の講話から学ぶ
私たちの研究している考えと重なるものが多く大変勇気づけられた。
イ教材解釈と授業展開を考える
3年 物語文「走れ」(教出)
運動会の徒競走で毎年ラストになる主人公ののぶよは、今年の運動会もラストであった。しかし、今年の運動会のラストは、のぶよにとって「ラストという言葉が、こんなにほこらしく聞こえたことは、はじめてだった。」と感じた。
・・・このことから、のぶよが「ラストがほこらしい」と感じたのはどうしてかという課題で考えた。
考えたあげく「はい、きみがラストね。」という文に注目し、解決できた。大変興味深く教材解釈の勉強ができて、時間の過ぎるのも忘れてしまった。

○体 育
ア1年 器械運動「大きな前まわり」ビデオ研修
・ 子どもたちが素直であった。
・ 指導者が本研究会のねらいをしっかり持っていた。
・ 意欲的な取り組みで今後が楽しみになった。
・ 一つ一つをゆっくりやることで、逆さ感覚、両手支持、体重移動などをさらに身に付けさせたい。、
・ 両手への体重の負荷を腰を高くして前方移動することにより、両手支持の力や着手の指の開きをさらに学ばせたい。
・ 後頭部、首、背骨を一つ一つマットにつけていくことでスムースに回らせたい。
イ 実技練習
前まわりと後ろまわりの練習をした。それぞれの先生が持っている技術を出し合い、大変参考になった。

○ 図 工
1年 描画「さつまいも」
・ 総合的な学習で育てたさつまいもを題材にしたのがよい。だいたい1年生の題材は、「楽しかった思い出」とか「お花」など概念で描かせる場合が多いが、これでは美術教育、人間教育には役立たない。
・ 描かせる前に、さつまいもを触る、臭いを嗅ぐ、形を見る、色を見るなど五感を通した学習をしているのがよい。
・ どの子どもの作品も集中して一生懸命に取り組んでいるところが尊い。
・ 形がおもしろく色がよい。
・ あまり黒色を使わないほうがよい。重色か混色で表現させたい。
・ さつまいもの繊維に沿って色をぬりたい。

今回も大変勉強になるとともに楽しい学習会であった。国語の教材解釈は、全ての教材につながるものがあるので、どの学年のものでも自分の学年の教材解釈に役立つ。体育の実技の研修を行ったが凄く勉強になった。図工や音楽もやっていきたい。

4 次回の予定
○日 時 平成23年 12月 3日(土) 9:00~12:00
○場 所 浜松天竜壬生ホール第1会議室

5 その他
この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
○totoroの小道
○藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
○松明光明
○浜松授業研究の会