松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

体罰を減らす・・・・三つ数えろ

2014-09-26 09:00:43 | Weblog
 


  中日新聞の「ハーフタイム」の欄に以下の記事があった。学校での体罰が問題視されているなか、参考になると思い掲載してみた。実践してほしい。

 〈怒りの感情を抑えるのは難しい。特に「自分が正しいと思っている信念や価値観」と著しく違うことを、他人がしたりした場合には、ふつふつと怒りがわき上がる。
 そして怒りは立場の弱い人や年下の人に向きがちだ。教育の現場では児童、生徒に。子育ての最中には、わが子に。
 怒りそうになった時、反射的にたたいたり暴言をはいたりせず、数秒待って冷静になり、本当に伝えたい言葉が出てくるのを待つアンガーマネジメントという技法があるらしい。
 怒りと焦りを感じたとき、昔のロック歌手も、「ワン、ツー、スリー。三つ数えろ」と歌っていた。怒りそうになったら祈るように数えて、冷静になりたい。〉


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まるくならないね

2014-09-19 07:43:46 | Weblog



まるいもの (坂村真民)

わたしは
まるいものが好き
まんじゅうもまるい
まりもまるい
真珠もまるい
果物も殆どまるい
太陽も地球もまるい
ただ世のなか
だけが
どうもまだ
まるくならない

『二度とない人生だから』より

※ウクライナ・イスラム国・日本と中国、韓国との関係・北朝鮮、世界全体が
そういうことがいえそうである。まるくならないね。



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「本もの」がイノベーションを生む

2014-09-13 11:21:18 | Weblog




 本もの
        坂村真民


本を何百万巻読んでも

本ものにはなれない

本は頭を肥やすが

足は少しも肥やしはしない

足からきた悟りが

本ものである



今の学校や企業は、この詩のように頭ばかりを肥やしている。

だから、新しい発見や物づくりができなくなっているように

思えてならない。


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子どもが生きる学校を求めて・・・・8知識より思考力が大事

2014-09-10 10:34:29 | Weblog
              写真集「いのちこの美しきもの」斎藤喜博著(一莖書房)より


 英文学者の外山滋比古さんは、その著「思考力」のなかで「思考」の大切さを次のように述べている。

〈「知識は力なり」イギリスの哲学者フランシス・ベーコンのことばである。彼はシェイクスピアと同年代の人だから16世紀から17世紀にかけての時期、日本では徳川家康の時代である。ベーコンは、知識こそ、ものを動かし、ものをつくる力がある、といったのである。これは革命的な価値観の大転換であった。
 ところが、それから50年もたたないうちに、フランスのデカルトが、知識より「考える」ことのほうが進んでいる、と言い出した。「われ思う、ゆえにわれあり」
 知識だけでなく、自分自身で、それでいいだろうか、と疑ったり、考えたりすることが大事なのだ、というのである。人間の本質は、ものを考えることにある。知識より一歩先の「思考」にこそ力があるということで、これが科学の世界で実を結ぶことになる。
 新しいものを考え出すという意味では、フランスはヨーロッパの中では、もっとも進んでいた。・・・・・・。
 知識を教えるのは簡単だが、思考力というものは、知識のようにうまく教えられない。だから趨勢としては、依然としてベーコンの「知識は力なり」という考えがいつまでもつづいている。
 それに対して、新しい思考で新しいものをつくりだそうとする力は、まだ例外的な一部の人だけ、世界的な業績を目指すような人たちがもっているにすぎない。
 本来、人間は生まれつき、そうとうに高度な思考力をもっている。この思考力をいかに伸ばすかということが、これからの日本にとっては重要な課題になる。その意味でもいまの学校教育のあり方は、根本的に考えなおさなければならない。〉
  

 ここでは外山滋比古さんは、知識より思考力が大事であり、その思考力を学校教育においていっそう伸ばさなければならないと説いている。言い換えれば今の学校教育は知識偏重の教育になっているということであろう。
 現在学校では、全国学力テスト成績公表という流れの中で、教育の考え方、教材の捉え方、授業の方法などが変わってきてるように思われてならない。どれだけ漢字を覚えたか、どれだけ計算が早くできたかなど、知識中心の授業であり、それも教師の教え込みの授業になっていないか懸念される。  



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第45回 「浜松授業研究の会」研修報告

2014-09-06 16:43:19 | Weblog

                    実践のビデオを見て研修する教師たち



研究会テーマ:~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」~

1開催場所 天竜壬生ホール第2会議室

2開催日時
平成26年 9月 6日(土)9:00~12:00

3研修内容
(1)自己紹介及び近況報告

(2)理論研修
○思考力について・・・英文学者 外山滋比古著「思考力」より
○全国学力テスト結果公開の功罪
○学校教育法21条・・・義務教育の目的
○戸田先生の授業を参考にしたい
○夏の公開研究会から
○その他

(3)実践研修
国 語
○3年生  物語文「もちもちの木」の解釈
・主人公は誰れ
・段落①~⑤よく読むと自動的な読みになり、あやまった解釈をしていた。
・この教材をもとにして、他の教材をもう一度読みなおす必要がある。
・その他

図 工
○3、4年生 描画「運動靴」「金槌」「手」
・全ての子どもが力を発揮している。
・机間指導、友だちの絵からヒントを得る。
・金槌の重量がわかる。金槌の題材がよい。
・「手」特に指の描き方・・・膨らみ、血が通っているなどリアルにしたい。
・この絵の制作により、子どもの技術と心が育っている。
・その他

総合表現
○全校オペレッタ「かさじぞう」
・声がよい。
・全体によくできあがっている。
・舞台の使い方もよい。
・人物の重なりをなくしたい。
・腰を中心とした動きをしたい。
・立っているときも片方の脚に体重をかけたり、かかとを上げたりするとさらによい。
○全校オペレッタ「子どもの世界だ」
・多動の子どもも演技の中に入り込んでいる。
・参考にする点が多い。

○合唱
・子どもがよい。多くの子どもが歌の世界に入っている。美しい歌声である。
・歌にメリハリをつけたい。どこを盛り上げるか研究したい。
・歌詞の解釈が大切である。子どもに豊かなイメージをつくらせたい。

○体育「柔軟運動」
・少しの時間でよい、毎日挑戦させたい。
・全ての体育スポーツの基礎になる。
・オペレッタの基礎になる。
・教室での指導の様子を見る。


第46回 浜松授業研究の会の開催
平成26年 10月19日(日)9:00~12:00天竜壬生ホール第2会議室
※次回は日曜日であるので間違いのないようにしてください。

4その他
この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
○浜松授業研究の会(ホームページ)・・・参加方法や日時、研修の様子、各教科等の実践が掲載されています。
○totoroの小道
○松明光明


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第45回 「浜松授業研究の会」の御案内

2014-09-01 08:22:34 | Weblog
               写真集「いのちこの美しきもの」斎藤喜博著(一莖書房)より


~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時
  平成2014年 9月 6日(土)9:00~12:00

2 開催場所
  浜松市天竜壬生ホール第2会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物
 ○ 実践したもの(ある人)
 ○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
 ○ 筆記用具
 ○ 国語辞典
 ○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
 ○ 浜松授業研究の会
 ○ totoroの小道
 ○ 藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
 ○ 松明光明

6 次回の予定
第46回 2014年10月18日(土)9:00~12:00天竜壬生ホール第2会議室


※学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。