家庭での「早寝、早起き、朝ご飯」と言われているが、学校生活で考えるとこの「早起き」に当たる部分は、「朝の運動」であろう。それがなかなかできにくい状態にある。いや、できにくい状態にある以前に学校や教師はこのよさに気づいていないのかもしれない。
私が学校の理想とする「朝のスケッチ」を描くとすれば、およそ次のような状態である。
朝7時過ぎに子どもたちがぼつぼつ登校してくる。子どもたちは、教室で体育着に着替えて、三々五々校庭に集まってくる。校庭の子どもの数がどんどん増えてくる。グランドを走る子ども、ドッチボールをする子ども、サッカーをする子ども、鉄棒をする子ども、鬼ごっこをする子ども。その中に混じって子どもと一緒に運動をする教師の姿が見られる。そして、8時になると、もう校庭は運動をする子どもたちでいっぱいになる。あちこちから子どもたちの元気な声が聞こえてくる。
始業の音楽が流れ出すと、子どもたちは運動や遊びをやめ、それぞれの学級で朝の活動が始まる。校庭で「朝の会」を始める学級、教室で「朝の歌」を歌う学級、爽やかな一日の始まりである。
これが学校の始業前の私の理想とする光景である。しかし、多様化された今日の状況ではなかなかこうはいかないかもしれない。
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