松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

第67回「浜松授業研究の会」研修報告

2016-11-28 17:01:15 | Weblog


      図工4年生描画「リコーダーをふく私」


1 国語1年下光村
しらせたい ものの えと、見つけたことを かきましょう
モルモット目、鼻、口、毛など

キンモクセイをかく
色、形、におい、肌触り、大きさなど
実際に、キンモクセイを五感で体感させる。後に作文する
視点ごとに箇条書きにより書く
視点(箇条により、段落を設けて、作文する)ごとに段落を変える。
このことにより、1年生でも長文が書けるようになる、段落を意識して書くことができるようになる。

2 図工4年生描画「リコーダーをふく私」
○指を描くのに難しい。そのために、指を3つのかたまりとして、関節ごとに○で描く、ことのとにより関節や筋肉が意識して描けるようになった。同様にリコーダの丸みや膨らみも○等で描くとよいことも分かった。
リコーダをくわえたときの口のまわりの筋肉や顔全体の筋肉の動きなども○や膨らみの線を描いて意識させてから描くとよい。
ここで描いた描画を版画の作品としても使用していく。時間の無駄にもならない。

3 国語5年「大造じいさんとガン」の教材解釈と授業展開について
○この物語に登場する大造じいさんは何歳か
○〈大造じいさんはかけつけました。〉はどんな思いでかけつけたのか?
○〈大造じいさんはが手をのばしても〉はどんな思いで手をのばしたのか?
○大造じいさんが、再びじゅうを下ろした理由は?
主に上記のついて話し合った。これらのことは時系列に考えなければ、誤った解釈になる。気をつけたいのは、情におぼれずに読み取ることである。大造じいさんが残雪のすばらしさを理解していくのは、物語の記述に沿って考えなければならない。
特に、大造じいさんが、再びじゅうを下ろした理由として、多くの授業では、残雪に感動したから等などの誤った解釈が多いようである。


※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

わが地区の歴史を知ろう!ウォークラリー

2016-11-22 10:27:12 | Weblog
                    【杉の木の太さを体験する子どもたち】


 11月6日(日)子ども会主催、自治会後援で、子ども会の「わが地区の歴史を知ろう」ということで、フィールドワーク(歩いたり、眺めたり、聞いたり、質問したり、触れたり、発見したりして学ぶ)を実施しました。多くの子どもたちや保護者の方が参加されました。子どもたちはもちろんですが、若い保護者の方も地域のことはあまり知らなかったということで、よい勉強になったようです。今回は以下のことについて学びました。

1 廃校された小学校について
○創立と廃校、統合の歴史、祈念石碑
○当時の児童数
○校舎や運動場、池等の周りの環境
○校歌と歌詞 

2 秋葉山常夜燈
○何のためにあったのか
○秋葉山とは
○この地区には、いくつ常夜燈があったか
○どんな人がお参りしたか
○常夜燈のつくり

3 二本杉
○杉の木の伝説
○諏訪神社について
○何のために守られてきたのか
○昔の様子(位置、地理的なことなど)
○樹齢、大きさ
○市の天然記念物

4 兄妹地蔵(長養寺)
○いわれ
○兄弟地蔵の話
○石像の姿
○道祖神
○長養寺の鐘を打つ

5 その他・・・大堀川等                     

第67回「浜松授業研究の会」の御案内

2016-11-15 07:48:04 | Weblog
      

          ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2016年11月19日(土)8:30~12:00
          
2 開催場所   天竜区壬生ホール
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
○ 松明光明



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

3「挙手→ハイ→立つ→椅子を入れる→発言する」・・・ 当たり前だと思っていませんでしたか

2016-11-04 10:40:15 | Weblog

【座ったままで自由に発言する子どもたち】

 授業において子どもたちに話し合いをさせるときに、「挙手→ハイ→立つ→椅子を入れる→発言する」をさせていませんか。これでは、時間の無駄であるし、第一話し合いにはなりません。
 話し合いとは、前の友だちの発言を受けて、それに反応して発言する。そして、また他の友だちがそれに対して発言するというように続いていくものです。話の内容も関連して続いていくものです。
 私たちが日常話し合うとき、手を挙げて、立ってから発言するなどしません。そんなことをしたら、話の内容が切れ切れになり、深まっていきません。特に重要な話し合いになればいっそうのことです。
 もちろん会議によっては、挙手して、起立してから発言するということもありますが、学校での授業の場合は、そうでないほうがいいでしょう。
 このことも私たちの長年の授業の経験知がじゃまをして、なかなか変えられなくなってしまっているようです。



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