松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

教育と模倣

2018-06-26 08:30:57 | Weblog

 「模倣」というと何だかいけないように感じるのでしょうが、そんなことはありません。人間が物事を知ったり、覚えたり、できるようになるには、模倣から始まることがほとんどであると言えるでしょう。一人の人間がすべてをつくり出すことはできないからです。
 初任者の指導を見ていて思うことは、もっと、先輩教師の指導のよいところをどんどん模倣していくことです。取り入れていくことです。そのほうが、ずっとはやく学級づくり、授業づくり、子どもづくりができるからです。
  確かに初任者にとって模倣することすら難しいでしょう。しかし、忠実に真似ることにより、そのよさに気づくことが多いと思います。
先輩教師の指導を受けるときも同じです。一番大切なことは、まずは、その教えをしっかり受け入れ、実践をしてみることだと思います。
 模倣することは、中堅教師やベテラン教師にも言えるでしょう。なぜならば教師は教えることは得意だが、他から学ぶことは苦手だからです。

※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。


教師の忙しさ

2018-06-14 08:00:37 | Weblog


 経験を積んだ教師でも、どんどん教育実践をしてるようには思われません。初任の教師の模範になるような、よい授業をしている教師はそんなにたくさんはいません。どうも授業のよしあしは教職歴にはあまり関係ないようです。その原因は、いくつかあります。
 ①現場が忙しいこと
 ②教師が勉強しないこと
 ③文科省や教育委員会の指示だけに従っていること
 ④努力しなくても給与と身分が保障されていること
などだと思います。
 これらのなかで「忙しさ」に焦点をあてて考えてみます。現場の教師が「忙しくて、忙しくて、落ち着いて授業もできない」と言われることを耳にします。しかし、それが事実ならば、大部分の教師が実践と言えるほどの授業をしていないということになります。そうなると子どもは不幸です。
 もちろん、学校は忙しいです。しかし忙しくない労働なんてほんとうにつまらないと思います。考えてみればわかるはずです。手持無沙汰はなんともやりきれません。
問題は忙しいの内容だと思います。
 教師が授業に真に打ち込み、教科書の赤本や指導書だけで授業をするのでなく、自分で教材を研究したり、資料を集めたり、授業展開を考えたりするならば、ひまななんて言っておれません。ですから、どうしても他の忙しさを克服するしかないのです。
 忙しさの克服は、教師一人では限度があります。学校全体で考えなければなりません。教師は誰も「授業で勝負」とよく言われます。そのためには、教師の仕事に本質的でないものを厳しく吟味し、排除するしかありません。それをするのは、その学校の職員です。とりわけ学校の経営者である校長です。その勇断、果断が待たれます。


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第83回「浜松授業研究の会」の御案内

2018-06-06 06:07:10 | Weblog
                       【 会員の指導による体育 】
   

           ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~  

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2018年 6月 9日(土)9:00~12:00
 ※ 今回の研究会は、新聞社の取材があります。できるだけ多くの先生方に参加をお願いしたいと
   思います。よろしくお願いします。           
2 開催場所   天竜区壬生ホール 第2会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のホームページやブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思いますぜひ検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 松明光明



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初任の先生に伝えたいこと②

2018-06-04 06:14:25 | Weblog


 初任の先生に伝えたいこと①の続きである。
4 給 食
 給食準備、食べ終わり、片付けの時間も各自が意識していること。
 特に給食の準備、片付けは無言でやらせる。掃除なども同じである。独り言もだめである。黙ってやれば自分の行動がすすむからである。また、まわりの様子など、いろいろなことに気づいて、手伝いなどもできるようになるか ら で ある。
食べるのに遅い子どもは、どんなに時間があっても食べられないようである。それは、よぶんなおしゃべり、いたずら、食べ物を口に運ぶのが遅い等である。ですから、時間がきたら終了させるとよい。このことにより、子どもは時間を考えて、できるだけ早く食べることをしていくようになる。教師が「はやく食べて!」と言っても、簡単にできるものではない。
  給食がはやく終えることは、楽しい昼休みの時間も長くなるというメリットも 同時に知らせておきたい。
5 帰りの支度
 終わった授業の教科書等をその都度カバンに入れさせる。帰りの支度の時間がきたら、黙って用意をさせる。帰る用意をすることに集中させるためである。できた子どもは自席につかせる。トイレもできるだけがまんさせる。水飲みはさせない。いつまでたっても全員がバラバラになって集まらないからである。
  帰りの支度ができた班から帰らせる。こうすると同じ班で遊んでいる子どもや動作が遅い子どもが注意されるようになり、行動がはやくなるからである。

○ 配慮すること
※ それぞれの教育活動の「準備、中身、片付け」等にかかる時間の目安を子どもに教えておくことも大切である。そして、早くできると「遊べる」「家に帰れる」など、そのよさも教えておきたい。
※ 教師の見届け指導の継続が大切である。「よりよい行動が子どもの法律になるまで指導する」ことである。途中で根負けしないようにしたい。
※ 教師が価値観を高くもたないと、こういう問題点が見えてこない
※ 特別に支援しなければならない子どもについては、指導が異なってくる。 


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