松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

教室の中での子どもの幸せとは・・・

2018-01-29 09:47:02 | Weblog

『いまなぜ 教育基本法か』(竹内 常一著)

アメリカ、ワシントン州オリンピア市の「市民の権利」が紹介されていて、なかなかよかったので転載することにした。

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P.169
(1)教室の中で、私はしあわせで、暖かく扱ってもらう権利をもっています。このことは誰も私を笑ったり、私の気持ちを傷つけてはいけないことを意味しています。

(2)教室の中で、私は私自身であり続ける権利をもっています。このことは、私が黒人、あるいは白人、太っているやせている、背が高い低い、男の子女の子だという理由で不当に扱われないことを意味しています。

(3)教室の中で、私は安全に暮らす権利をもっています。このことは、誰も私をぶったり、押したり、傷つけたりしてはいけないことを意味します。

(4)教室の中で、私は人の話を聞き、そして、聞いてもらう権利をもっています。このことは、誰も金切り声を上げたり、騒音を出したり、わめいたりしないことを意味しています。

(5)教室の中で、私は、自分について学ぶ権利をもっています。このことは、私が誰にも妨げられることなく、そして、罰せられることなく、自分の気持ちや意見を自由に話せることを意味しています。

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私自身は、(1)が特に重要であると感じている。
「私はしあわせで、暖かく扱ってもらう」こういうことは、学級経営の基本方針として担任には意識しておくことが必要だろう。こういうことの平等意識は積極的に採り入れていくのがよいだろう。    井上光洋氏の紹介より



※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

第79回「浜松授業研究の会」の御案内

2018-01-22 08:59:39 | Weblog

                      【 会員の指導による体育 】
   

           ~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~  

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2018年 1月27日(土)9:00~12:00
          
2 開催場所   天竜区壬生ホール 第2会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物  
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のホームページやブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思いますぜひ検索してください。
○ 浜松授業研究の会
○ totoroの小道
○ 松明光明



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「追求方式の授業」を理解してもらうには、どうしたらいいのか

2018-01-15 10:09:05 | Weblog

 「追求方式の授業」を理解してもらうには、多くの困難がある。今までの一般的な授業法や指導書等に掲載されている授業法とは異にするところが多々あるからである。(実際には国語で言うならば文章に着目して学習することでは、なんら変わりはないことであるが・・・)
それでは、なぜ理解してもらえないかというと
○人間は今までやってきた経験からなかなか抜け出せない。
○違うものは、拒絶反応を示すことが多い。
○口で言ってもわかってもらえない。本を読めと言っても切実感がないので読まないことが多い。 
○事実を見ようとしない。実際に見てよいと思っても、「しかし、だけれども、でも」をつけて言い訳をしてしまう。
などからだろう。
こうした場合は、何と言っても子どもを育てて事実で示すしかない。追求方式の授業をすれば、子どもが変わること、授業が変わること、学級が変わること、生活態度が変わることなどを実践によって明らかにしてやることであろう。目の前でこれらが変わっていけば授業者も変わらざる得ないと思うからである。また、あきらめないで訴え続けることも大切である。その場合は、できるだけ論理的で説得力のある具体的な事例を示してやったり、授業の相談にのってやることである。「追求方式の授業」を経験され、少しでも実績がある先生は、是非よろしくお願いしたい。各校で広めてほしい。


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仕事の優先順位

2018-01-05 11:36:25 | Weblog
                    【 会員による版画指導の作品 】

 教師の仕事はほんとうに多い。それも雑多なものがかなりある。とても専門職なんていっていられない。だから多くの仕事の中から何を捨てるか、何から優先して仕事をやるかは重要なことである。私の考える仕事の優先順位としては、
①緊急を要する提出物や分掌の仕事などをする。他に迷惑をかけてはいけないから。
②授業の準備(教材の下調べ等)をする。授業が充実していれば、他のものはある程度手を抜いても子どもは育つから。
③学級の掲示物、子どもの日記やノートの点検、学級便りを書く等である。
 ただ気をつけなくてはならないことは、③の仕事である。学級の掲示物を何時間もかけてつくる。学級便りを何枚も書く、保護者への連絡帳や子どもの日記のコメントを毎日書くなどである。できればそれにこしたことはないが、そのために、授業が疎かになってはいけないからである。教師はもっと授業で勝負しなければいけない。掲示物に力を込めても、学級便りを何枚出しても、日記を詳しく見ても、子どもは思ったほどは育たない。私たちの本務である授業をもっと大切にしたい。  


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謹賀新年

2018-01-01 10:11:30 | Weblog

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

私は新年を迎えるといつも次の俳句を思い出します。

○初暦知らぬ月日の美しく
             吉屋信子


年が明けて新しい暦を使い始めます。この句には、新しい暦にこれからどのような月日が重ねられるのか、期待と願望が込められています。

今年も多くの皆様に幸せの日々が重ねられることをお祈りします。


※授業研究の会(浜松の会)開催日のお知らせ
第79回 平成30年1月27日(土)9:0~12:00
                   天竜壬生ホール第1会議室


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