松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

先生方、夏季休業中に読書を!

2021-07-30 18:56:23 | Weblog
夏季休業中も忙しいだろうが、教師は読書をしてもらいたい。普段はなかなか読めないからである。
 ここでは、日本の教育者の実践にふれてほしい。文科省や教育委員会からくる、ややもすると末梢的で対症療法的な教育ではなく、子どもや教師が真に育つ実践を示唆してくれるからである。
 下記の実践者は時代を超えて、教育の大切なものを教えてくれている。是非お薦めする。
 特に小学校教師は、斎藤喜博の著書を読んでほしい。それは、ある教科だけに偏るのでなく授業と行事を中心にして、子どもを育て、教師を育てたからである。それも今までになかったような、また、今後もあらわれることのないよな質の高い実践をつくりだした教育者だからである。

 斎藤喜博の本

  「授業入門」「授業」「授業の展開」「教育学のすすめ」「教師の仕事と技術」「一つの教師論」他多数あります。
   これらのどの本も素晴らしく、感銘を受けた。私の教育実践に大きく影響を与えてくれた。

 ※ 斎藤喜博の経歴等を知りたい方はインターネット『ウィキペディア
(Wikipedia)』で調べてみてください。

(参 考)
  先日、本屋さんで、総合教育技術8月号を見ていたら「日本史上最高の教育者は誰だ!ベスト10」という特集が掲載されていた。それによると

1 位 大村はま(国語教育)
2 位 福沢諭吉(思想家)
3 位 吉田松陰(松下村塾)
4 位 斎藤喜博(授業、行事)
5 位 緒方洪庵(医学)
6 位 向山洋一(教育の法則化)
7 位 宮沢賢治(童話作家)
8 位 森 信三(しつけ教育)
9 位 津田梅子(自由教育)
10 位 東井義雄(綴り方教育)

 であった。斎藤喜博は4位であった。昭和の教育者では2位である。1位は大村はまであった。大村はまは昨年亡くなられたとき、大きくマスコミで取り上げられたので、1位になるのはわかる。しかし、中高の国語教育専門の大村はまよりも、小中で特に小学校で学校づくり、授業づくり、教師づくりと幅広く、深く実践し、多大な業績を残した斎藤喜博のほうが、私には勉強になった。今でも私は、現役を退職tしても斎藤喜博に関する本は読んでいる。


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