松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

数字で表せない幸せ感とは・・・

2016-02-24 09:18:06 | Weblog


〈人間の幸せや充実感といったものは、すべて数字では表せないものだ。数字は相対的なものだが、幸せや充実感は、それぞれの人々にとって絶対的なものだからである。だから高尚なものはすべて数字では表せない。美は数字ではないし、音楽や文学からえた感動も数字ではない。とすると成熟した社会とは、数字を追いかける社会から、数字で表せないものを大事にする社会への転換によって、生まれるのではないだろうか。幸せ感や生の充実感の高い社会が成熟した社会のはずだからである。〉
これは哲学者の内山 節さんの1月17日中日新聞「視座」からである。
にわかに賛成とはいかない私だが納得の多い考え方でもある。


※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。

授業の持っている本質と力

2016-02-20 11:19:13 | Weblog
           「浜松授業研究の会」4年生図工(版画)の実践


 斎藤喜博はその著『授業の可能性』の中で次のように書いている。
〈学校教育での授業はいま一般的に、教師や教育研究者が考えている以上に強い力を持ち意味を持っている。それは、行事をふくめての学校教育での授業は、極めて創造的なものであり、生きた力を持ち、授業という仕事によって、どの子どももが持っている可能性を、豊かに引き出しつくり出していくことのできる、本質を持ち実態を持っているものだからである。〉

Y小学校の4年生図工(版画)の実践は、上記にあることよくを表している。1クラス30数人の子どもたち全員の力を教師は引き出し、素晴らしい作品をつくり出している。そう、1人残らずである。公教育として最も大切なことである。それが学年のどのクラスもである。ここまでできるということは学校教育の機能がしっかりと果たされていると言えよう。

Y小学校の4年生図工(版画)の実践は、ホームページ浜松授業研究の会のブログtotoroの小道を検索してください。一人ひとりの版画の作品が掲載されています。



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「浜松授業研究の会」の存続について

2016-02-15 10:25:30 | Weblog


2月13日には「第60回浜松授業研究の会」を迎えることができた。発足当初は10回続けることができるかどうか大変不安であった。しかし、いつも数多くはないが何人かの先生方が参加し、互いに勉強することができたこや、この会の世話をしていただいたているS先生のご尽力のお陰があり、ここまで続けてくることができたと言えよう。
 特にS先生は毎回、会場をとり、ビデオデッキを用意し、資料を準備し、司会進行までやっていただいた。おそらく家事等で多忙なことが数多くあったと思うが、60回も休むことなくこの仕事をしてくれたことに、頭が下がる思いである。私たちはS先生に感謝しなければならない。
 今後はS先生にいつまでもお願いするのではなく、私たち会員で、この世話を交代制でやっていくことがいいのではないかと思う。そのほうがこの会の広がりが期待できると思うし、参加の人数も多くなるのではないかとも感じている。

 私は、この会の存続の意義を下記のように感じている。
1 現在、周りを見てもこのような質の高い研究会が開催されているところはない。(これは断言できる)
2 この研究会に参加し、力を付けた先生方が各学校において素晴らしい実践をし、他に影響を与えるような仕事がなされてきている。
3 追求方式の授業のよさをさらに広めていく必要性がある。
4 中堅、ベテラン教師は、若い教師を育てていかなければならない責務がある。
5 昨今の教育や授業の軽薄さを見聞しても、この会の学びの必要性を感じる。

その他、幾つかあるが思いつくままに書いてみた。私の本心である。
 この会の存続のあり方について、ご意見のある方はこのブログにコメントしていただくか、次回の会で考えを出してほしい。また、S先生にも実際の考えを出していただきたい。そして話し合っていきたい。




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第60回「浜松授業研究の会」の御案内

2016-02-08 16:35:28 | Weblog
                授業研究の会の実践から(図工)
                 


~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
 この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
 この会は、偏向的な教育や思想的な教育はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時   
2016年 2月13(土)9:00~12:00
          
2 開催場所
  浜松市天竜区壬生ホール 第1会議室
  ※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
  ※服装は自由です。
  ※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
   本研究会の学びの特徴
  ・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
  ・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
  ・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物
 ○ 実践したもの(ある人)
 ○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
 ○ 筆記用具
 ○ 国語辞典
 ○ 会費 200円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。  
 ○ 浜松授業研究の会
 ○ totoroの小道
 ○ 藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
 ○ 松明光明



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仕事を進めるにあたって・・・・

2016-02-03 11:21:19 | Weblog



 誰が書いたか忘れてしまったが、仕事を進めるにあたってということで、下記のような文章を読んだことがある。
〈嫌な仕事を片付ける「魔法」を一つ教えてあげよう。とにかく40秒間、机に向かって宿題に手を付けてみる。不思議なことだが40秒がまんすれば、その後も続けられる。疲れたら、休んで、また、40秒。始めさえすれば、ゴールはこっそり隠れてもはや来ている〉
 何か似たようなことであるがこんなことも書かれていたのを思い出した。
〈腹が立ったら40秒間がまんする。そうすれば自然に怒りはおさまっていく〉
 何事もこんなふうにいけばいいのだがなー。


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