研究会テーマ:~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」~
1開催場所 天竜壬生ホール第2議室
2開催日時
平成25年11月9日(土)9:00~12:00
3研修内容
(1)近況報告
(2)研修内容
○教師の学べる場所について
教師の授業力を高める場所は、校内研修以外にはあまりない。かつては全国各地に民間教育団体があり、質の高い学びができた。しかし、現在はほとんどそういう学びができない。ここの研究会はそういう意味でも大切にしていきたい。
○「全国学力テスト学校別結果公表」が検討されたいる中で、学習指導要領が求める学力をつけるにはどんな授業にすればよいのか。特に考える力である。
○教科研修
国語
・2年生 説明文「どうぶつ園のじゅうい」の授業報告
新規採用の先生の授業であるが、子どもたちが、文章や言葉に注目し、よく話し合われていた。特に課題に対する文の発見、その文を分析する。自分で文を決める。挙手による人数の確認、その文を選んだ理由の発言などがよくできていた。友達の話の聞き方、発表の仕方なども育てられているように感じた。黒板に貼られた教材文も効果的に使われていた。
教師の力量や努力もあるが、やはり授業の方法が分かってきたことでの成果であるように思われた。
・3、4年 物語文「手ぶくろを買いに」の授業報告
ベテランの先生の授業であるので、授業のつくり方が理解されていた。子どもたち自身ができるだけ授業を進めていくような手法がとられていたのがよかった。話の聞き方、話し方もよかった。課題もよかった。
図工
・6年生 描画「ランドセル」
6年間世話になるという自分のランドセルを題材にしたのがよかった。描く前にランドセルに関する思い出を話し合わせたり、ランドセルに触らせたりしたことがよかった。どこから見て描くか、画用紙のどこに描かせばよいかなどが話題になった。また、絵が苦手な子どもをどのようにしたらよいかなども話題になった。完成が楽しみである。
・3年生 描画「リコーダーを吹く友達」
目、鼻、口、髪の毛、首など描く原則をよく生かしていた。髪の毛の彩色や目玉の形や大きさ、鉛筆やマジックの線などが話題になった。また、リコーダーを吹く頬の膨らみ、息を吸い込んだ胸の膨らみなどは大切にしたい。3年生であるがよくここまで描いていると感じた。この絵も完成が楽しみである。
音楽
・全校生徒 合唱「七つの子」「大切なもの」
数年の継続指導の成果がよく出ていた。伴奏なしのアカペラ「七つの子」の声の美しさ、独唱を含んだ「大切なもの」の歌声の楽しさに思わず聞き入ってしまった。田舎の子どもたちであるが都会的な洗練された歌声であった。県大会に向けていっそうの練習を願いたい。楽しみである。
○その他
今回は国語、図工、音楽など幅広く学べてよかった。
4今後の活動
第38回 授業研究の会(浜松の会)の開催
平成25年12月14日(土)9:00~12:00天竜壬生ホール第2会議室
5その他
この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
○totoroの小道
○藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
○松明光明
○浜松授業研究の会