松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

日本人は、なぜシュートを打たないのか

2007-09-30 21:41:13 | Weblog
◎ 「著者に聞きたい本のツボ」 NHKラジオ放送から          「日本人はなぜシュートをうたないのか」著者、湯浅健二さんに聞く。 私の仕事にも生かせる大切な教えがあったので列挙してみました。

○ この本は、ビジネスを想像し、イメージして書いている。
○ 下手は下手ななりにもリスクにチャレンジする姿勢さえあればできるように  なる。うまくなるほどリスクにチャレンジすることを避けてしまうことがよく  ある。それは、自分のプレーに酔ってしまうからである。          ○ 大切なことは、ボールを奪いかえすことだし、シュートを打つことである。                                      ○ 積極的にボールを奪いに行く、積極的にシュートを打つには、当然リスクに  チャレンジしなければならない。攻撃の目的はゴールすることでなく、シュー  トすることである。
○ チャンスにシュートを打たない日本代表は、鏡に映った我々自身の姿であ   る。
○ サッカーの場合、当然組織的なプレーをしなければならない。ただ、ここぞ  というときには、周りには関係なく、俺がやってやるという意識でやらなけれ  ばいけない。最後は自分自身がプレーすることである。
○ 日本人は先を見たり、先を読んだりして行動する勇気や決断力が弱い。
○ 中盤でパスばかり回しているのは、企業でいうならば稟議書ばかりを回して  いるダメな企業と同様である。
○ あなた(監督、コーチ)の言っていることをやっていますよと逃げてしま   う。つまり、アリバイをつくって安心してしまっているものが多い。

以上、いろいろ勉強になりました。リスクにチャレンジする大切さを感じま した。

朝礼の話「いじめ」について

2007-09-26 09:43:20 | Weblog
 いつも子どもたちの動きには感心するが、今日の朝礼も全校児童355人が一人も遅れることなく時間前に体育館に集合できた。しかも教室から無駄な話もせずに整然と並んで集まることができた。当たり前のように思われるかもしれないが、なかなかできるものではない。朝礼での話の聞き方もとてもよかった。
朝礼では、私と生徒指導の教師が「いじめ」の問題について話した。神戸の高校3年生の携帯メールによるいじめの自殺があり、小学校でも違った形で起こりうることも考えられるからである。また、子どもの世界では、教師や保護者の見えないところでいじめがあるのではないかと予想したからである。
話の内容は次のようなことである。
○子どもたちは勉強よりも友だちがいるかいないかが大切である。
○いじめは、どんな理由があろうと許されない。
○いじめは、その子どもが「いやだ」「つらい」と思えばいじめである。
○特に1人を大勢で仲間はずれにしたり、無視したりすることは、絶対に許されない。それは卑怯であり、人間として一番やってはいけないことである。
○いじめを見たり、聞いたりしたら先生や家の人に伝えること。黙って見ている人はいじめにをしているのと同じである。いじめは先生方は絶対に許しません。
○学級の全員が、学校に行けば友だちがいて楽しいというクラスにこれからもしてほしい。
○各学級でいじめについて話し合ってください。
御家庭においてもぜひ、いじめのことについて、子どもと話し合ってください。

森林公園の散歩

2007-09-25 08:58:34 | Weblog
 私はよく浜北の森林公園に散歩に行くことがある。23日にも行ってきた。緑の木々の小径を歩くのは実に気分のいいものである。緑のシャワーと木漏れ日を全身に浴びてのウォーキングは、疲れを感じさせない。                    

 今は、初秋であり見馴れない茶色や白いキノコが目につくようになった。よく見るとドングリも落ちている。小さなトカゲが道をやたらに横断して驚くこともある。大雨で沢の水溜まりに取り残されたのか、雑魚が水底に影を落としている。10月になれば季節はさらに深まり、紅葉も少しずつ始まっていくだろう。

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々    水原秋櫻子

教室巡りできづいたこと

2007-09-21 19:01:42 | Weblog
運動会が終わったばかりなのに、どの教室も落ち着いて勉強している。普通では教室が埃っぽくて、ざわざわしていることが多い。そういうところが見えないところがいい。
教室巡りのとき、1年生の音楽の授業でこんなことがあった。教材は、「ばす ばす はしる」の曲であった。その曲の歌詞に「みどりの とんねる ぬけていく」がある。教師は、ばすはとんねるをぬけたのかどうかを子どもに聞いていたようであった。子どもたちは、「ぬけていく」の「いく」の文に注目し、まだぬけていないというようなことを発言していた。歌詞の解釈により、器楽の演奏も歌声も変わってくる。1年生の子どもたちがこのような話し合いができることに感心した。
また、5年生の算数「整数×少数」の学習では、次のような子どもの学びがあった。
Aくんは、隣の友だちに、このように教えていた。
「45×1,2の答えは、45は、ほら少なくとも1つはあるね(1,2の1を指さしながら)。だから、答えは45より大きくなるんだよ。・・・・」
私は、この説明を聞いていて、なるほど具体的でよくわかるなと思った。
教科書や 黒板には、「かけ算では、1より小さい数をかけると、積はかけられる数より小さくなります。」と書かれている。確かにうまくまとめてはあるが、これだけではなかなか子どもには理解できないと感じた。やはり、A君のような説明が大切だと思った。そこで、私は、担任の先生から少し時間をいただき、子どもたちにこのことを知らせた。子どもたちもこの説明がよくわかるとA君に拍手した。
光明小もこういう子どもが多くなってきた。子どもたちの努力と先生方の指導の成果である。ありがたい。

子どもたちが輝いた運動会

2007-09-19 10:51:46 | Weblog
 いつものように校門で子どもたちを迎えた。どの子も洗い立ての体操服を着て、明るい笑顔で登校してくる。今日の運動会をほんとうに楽しみにしているようであり、何だか全員がスキップして歩いてくるようであった。
今年の運動会も子どもたちの光る姿が目立った。特に、子どもたちの自立をうながすために、できるだけ職員は手助けをしないようにした。そのことにより、子どもたちが頭を使って主体的に動けるようにという願いがあったからである。    入退場、開閉会式、演技、準備や片付けなど、どれも子どもたちの動きが機敏であり、また、集中と発散があり、見ていて気持ちがよかった。
平日開催ではあったが、多くの保護者、地域の皆様の参観により、子どもたちの力を引き出していただいたのもよかった。感謝している。

3年生の女の子であったか、スタート前にしきりに自分の手の平に指で何かを書いている。私が何をしているの?と聞くと、ニコニコ笑いながら「人という字を書いているのです。」と言う。家で教えてもらったのだろうか、私は何かとても温かいものを感じた。また、徒競走にかける子どもの思いを知らされ、うれしくもなった。

懐かしい昔の体育祭

2007-09-14 13:22:26 | Weblog
今、運動会や体育祭のシーズンである。私の手元に、昭和33年10月5日(日)、「船明地区体育祭プログラム」がある。ガリ板刷であり、会場は、船明小学校(廃校)グランドである。私がこの小学校5年生の時のものである。
プログラムの種目を見ると懐かしくて涙が出る。紹介しよう。

 ○ タバコ火付け競走(一般)
 ○ 支度競走(婦人会)
 ○ アジアの子ども(遊戯、3,4年生)
 ○ 自転車おそのり競走(一般、中学生)
 ○ 職場対抗リレー
 ○ 婿捜し競走
 ○ 君が代行進曲(遊戯、小学生)
 ○ 仮装行列(青年)
 ○ 字別リレー(婦人会)
 ○ 別対抗リレー(一般)
 ○ 分団別リレー(小学生)

いかにも当時の世相を反映していて面白い。これら一つ一つの種目と演技が、今でも鮮やかに思い出される。

運動会クイズに挑戦してね

 問題 運動会で、英語教師(ALT)の スティハニー先生とひでちゃんが100メー トルの競走をした。さて、どっちが勝ったかな?

ヒントは、勝ったかな のことばを何回も繰り返し言ってみると、う~んなるほどと答えがわかります。どちらが勝ったのか答えと理由を知らせてください。
正答者には、ひでちゃんが愛を込めて、「おめでとう。すご~い♡」と褒めてあげます。

おいおい運動会はどうなるの?

2007-09-12 14:24:56 | Weblog
 台風や集中豪雨のための警報発令による授業の遅れ、秋雨前線の雨によるグランド使用禁止などにより、運動会の練習が思うようにできない。今日もそうであった。体育館をフル活用しての練習である。総練習もできないのではないかと心配される。でも、子どもたちがしっかりしてきたから何とかなるだろう。短い時間に頭と体を使い演技種目や入退場を覚えるのも大切な勉強である。
あるクラスに「たより」を持って行ったら、「こんにちわ」「ありがとう」と自然に子どもたちの元気な声が出た。子どもたちの顔も明るく輝いていた。こんなクラスが多くなってきたことをほんとうにうれしく感じる。

名前を呼ばれるのってうれしい

2007-09-11 07:57:16 | Weblog
 6年生の女子2名が、校長室の前の廊下を通りながら、机に向かって仕事をしている私に「校長先生」と呼びかけてきた。私は「何ですか」と応えたが、2人は「何でもない、ただ呼んでみたかっただけ」と言って笑いながら行ってしまった。私は、何だか用件も言わない2人の呼びかけであったがとてもうれしく感じた。
人は名前を呼ばれると安心する。褒めるときはもちろんだが、注意するときも同じだ。しかし、長年教師をしている私なのに、子どもの名前を覚えるのが苦手である。町などで子どもに声を掛けられても顔はわかるのであるが名前が出てこないときが度々ある。そんなときは、子どもにほんとうに申し訳ないと思う。一生懸命に覚えようとするのだがなかなかできない。最近は年のせいでもあるだろう。
 名前を呼ぶことはとても大切である。できるだけ、その子どもの名前を言ってから、話すように努めていきたい。これは学校だけでなく、家庭でも同じであろう。

やった!「校長室で挑戦」2、000人目が出ました

2007-09-07 17:55:16 | Weblog
 今年の4月から今日までに、校長室で柔軟体操や歌や器楽、朗読等の挑戦をした子どもが、延べ人数で2、000人(児童数355人)を超えました。ちょうど2、000人目が1年生の若林咲樹さんでした。咲樹さんは、何回か校長室に来てくれるのでよかったと思いました。咲樹さんおめでとう。咲樹さんには、ミニ賞状に「やったね」シールを貼ってやりました。     
私の「校長室での子どもの挑戦」は小さな実践ですが、子どもたちが喜んで挑戦してくれるのでほんとうにうれしいです。「学級を耕す」という言い方はありますが、「学校を耕す」という言葉はあまり聞きません。が、私のやっていることは、「学校を耕す」という仕事になるのでしょうか。私のこの実践が、それぞれの学級において、子どもの学習意欲の向上に貢献できればと考えています。

早朝から大あわて、台風9号接近

2007-09-06 11:48:51 | Weblog
 台風9号の接近で、学校では早朝6時前に職員が集まって対策を考えました。まだ、大雨警報などが出ていない。しかし、台風は近づいて来るというときが一番どうしたらよいか頭を悩まします。テレビの天気予報、パソコンでの天気状況などの情報を集めて検討します。子どもたちの登校の時間は雨風はどうか、下校の時間はどうなのか、給食はどうするか、授業は何時間できるのか、保護者への連絡はどうするかなど、短い時間で最善の方法をとらなければなりません。
結果的には、天竜の地域では、雨は午前中は数ミリであること、風も弱いという情報から、午前中4時間、給食を食べて、13時30分には子どもたちを下校することにしました。
保護者への連絡、中学校との連携、放課後児童クラブへの連絡、子どもたちの下校指導、学校待機児童の下校など大変でした。保護者の皆様にもいろいろご心配をおかけしました。
さて、明日の天気がまた気になるところです。