松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

○ 国語(東書)2年「名前を見てちょうだい」教材解釈

2010-08-31 20:21:31 | Weblog



追求課題「えっちゃんは、大男の何に対しておこったのか」
① ぼうしをとられたこと
・ お母さんからもらったぼうし
・ 名前がししゅしてある
・ 「う、め、だ、え、つ、こ。うふっ。ありがとう」
・ ぼうしを ぎゅつと かぶりました。
② 大男の卑怯な態度
・ ぼうしを りょう手で もって、ふしぎそうに ながめて いま した
・ あっという間に ぱくん。ぼうしを 口の中に いれました。そして、すまして、こたえました。 
・ 「食べちゃったよ。だから、名前も 食べちゃった」
・ じろり じろり 見下ろしながら
・ 「もっと なにか 食べたいなあ。」

※ えっちゃんがおこったのは、②である。「食べるなら 食べなさい。」とは、えっちゃんは殺されることを意味している。命をかけてまで、ぼうしを取り返すことは普通はあり得ない。 名前がししゅうしてあるからといっても、また買ってもらえばよいことである。・・・・作者のしかけ
 ここは大男の卑怯な態度にえっちゃんはおこったと読み取ってよい。
 きつねや牛の態度は、大男とは違う。えっちゃんも大男には、きつねや牛のときと同じように対応したのに、大男は卑怯な手を使ったからである。
 思い込みで読んでしまうと①のように読んでしまいがちである。
 きつねや牛は、えっちゃんより強いのに 逃げて帰ってしまった。なのにえっちゃんは帰らなかった。よほどの理由があったからである。それは、大男の卑怯な態度を許せなかったからである。きつねや牛との行動の対比も大切である。

 大切な言葉 ・ふしぎそう ・ながめて ・すまして ・ 食べちゃった
・ きりりと ・見上げて ・ だって ・けれども(逆接) 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿