松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

第7回 授業研究の会(浜松の会)のご案内

2010-10-31 11:25:42 | Weblog



            第7回 授業研究の会(浜松の会)の案内


~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修ではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
この会は、偏向的な教育や思想はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 秋も深まってきました。今が一番勉強のできるチャンスです。いや、いつでもできるのですが忙しいを理由になかなかやらないのです。
 どうぞお誘い会わせて、お出掛けください。多くの皆さんの参加をお待ちしています。

1 開催日時  平成22年11月 6日(土)9:00~12:00
2 会  場 なゆた・浜北第一会議室
※駐車場は、なゆた地下、浜北文化センターなど
3 研修内容 ① 国語を中心とした各教科
② 音楽、図工、体育などの実技教科
③ 学級づくり
④ その他
4 準 備 物 ○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 300円
○ 服装は自由
5 連 絡 先
    河 島 秀 夫
自 宅 053-926-2366
携 帯 080-1565-8320
ブログ 松明光明 検索

※ブログリンク
①totoroの小道
②藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)

「『授業』仕分」けをしてみよう

2010-10-28 16:57:11 | Weblog



 政府の行政刷新会議は現在特別会計を対象とした事業仕分けを行っている。ねらいの一つは無駄なお金を使わないようにすることである。
 さて、学校では「事業仕分け」でなく「授業仕分け」をしてみるとよいだろう。
 授業の場合は「お金」でなく「時間」である。つまり無駄な時間を排除し、効率的な授業にしようとすることである。
 では、どのように無駄と思える授業(時間)を仕分けるのか、その観点を記してみる。

○教師は、教材研究で課題とその課題に対する考えを持ち、授業に臨んでいるか。また、展開の手順を考えているか
○学習に使う資料等が準備されているか
○教育機器などの扱いがわかっているか、事前にテストしてあるか
○ 始業とともに授業に入っているか
○導入に無駄な時間をかけていないか 
○子どもに明確な発問、指示、説明等をしているか
○子どもをしっかり見て話しをしているか
○子どもが集中して学習に取り組むようにしているか
○子どもの発言が堂々巡りになっていないか
○グループ学習などでは、すぐに学習に入るようにしているか
○一つの課題を解決したとき、次に何をしたらよいか子どもがわかっているか
○個別指導のとき、他の子どもの学習が停滞していないか
○いつも45分の時間を意識して進めているか
○授業終了後、子どもの机上には、次の時間の学習の準備がされているか
などが考えられる。

※ 子どもの思考、指名、発言、書く、聴くなどの時間は十分にとること。これらの時間は無駄とはいえない。大切なことである。

国語1年(東書)「サラダでげんき」の教材解釈

2010-10-26 21:38:47 | Weblog



「サラダでげんき」の教材解釈 ※①などの番号は文番号である
①「ので」理由を表す
「でも」逆接の接続詞
「たちまち」にわかに、すぐ、急に、早速
② 「おもう」「かんがえる」の違い
「サラダ」なぜ、サラダなのか、病人だったらお粥のほうがいいのに、サラダをお母さんにつくってもらったことを思い出した。
④「おおきな おさらに のせました」りっちゃんは、この時点でサラダができたと思っている
⑥ ねこ・・・かつおぶしを入れる
⑧ 犬 ・・・ハムを入れる
⑩ すずめ ・・とうもろこし
⑫ あり・・・さとう
⑬ うま・・・にんじん
⑭ 白くま・・こんぶ
④ おおきなおさらにのせました と ⑮サラダができましたよの違いは?
⑰ 「でも」「もう」って何?
⑱ ぞうのしごととは何? ・・・ぞうにできてりっちゃんにはできないものは?
⑲ まぜました
⑳ たちまち
※ サラダ・・・野菜を主材料として、場合によっては肉・魚介・卵など を加え、ドレッシングやマヨネーズなどであえた料理(広辞苑より)

※下記のブログも検索しご覧ください。
①totoroの小道
②藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践事例が掲載されています)

音楽専科の教師が必ずしもよい合唱をつくり出すとはかぎらない

2010-10-22 20:21:53 | Weblog

 
 音楽専科の教師が必ずしもよい合唱をつくり出すとはかぎらない。それよりも少しぐらい音楽の指導ができなくても、教育がわかっている教師のほうがよい合唱をつくり出すことがある。
 だから、音楽専科の教師の場合、教育がわかっている教師の場合は、とてもよい合唱をつくり出す。そうでない場合は、音楽専科の教師だといえども痩せた、干からびた、固く冷たい合唱になる。
 そもそも音楽は精神活動である。心が開かれているときや楽しいときに歌声が自然に出てくる。学校でいうならば学校生活が充実しているとき、授業の内容がわかっているとき、仲のよい友達がたくさんいるときに明るく温かく張りのある歌声が出てくる。 したがって、よい学校とかよい学級を見分けるには歌声を聞けばすぐわかる。歌声はそれを判断するバロメーターとも言える。
 
 私の知っているYK先生は、音楽専科の先生である。しかし、国語をはじめ他の教科の指導も素晴らしい。学級づくりも上手である。つまり、教育がわかっている教師である。だから合唱も素晴らしいものができた。人間的で温かみがありとてもよかった。子どもたちの歌っている顔、身体が美しかった。ここまでよく指導されたと感心した。今までのその学校の合唱とずいぶん違ったものになった。これはある地区の音楽発表会を見たときの私の感想である。
 YK先生の今後の指導がさらに楽しみになった。







HAMAMATUTSU JAZZDAY 楽しかったよ

2010-10-19 21:50:00 | Weblog



 浜松のジャズクラブのイベントを見に行きました。昨年初任者指導でお世話をさせていただいた若い2人の教員が演奏するからでした。
 昨年も同じイベントで2人が演奏し、熱意のこもった素晴らしいサウンドを楽しませてくれました。今年もやはり心に響く演奏で体が自然に動くようでした。聴きながらお酒を飲みたくなりました。
教員がこのような趣味を持ち、異業種の仲間と交流して、自分を開いていくことは、とても意義のあることだと思います。
 これからもさらによい授業、よい演奏をめざして努力してほしいと思いました。
 素晴らしい演奏ありがとう。

※ 参考 ブログを見てね
○totoroの小道
○松明光明

授業研究の会(浜松の会)の報告

2010-10-17 22:11:24 | Weblog


16日に「なゆた浜北」で第6回の研究会がありました。9人が参加し、下記のことについて研修しました。
1 国語の教材解釈
○ 4年「一つの花」 
「一般的な授業」と「追求型の授業」の違いについて確認する。一般的な授業は、言葉や文に着目しないことがある。イメージだけではほんとうに読み取ったことにはならないどころかあやまった読みになってしまう。
○ 2年「スイミー」
岩かげに隠れていた小さな魚は何匹位か、まぐろとの大きさの対比によりイメージを深める。ほんとうのまぐろの大きさや体重を知ることにより、イメージが変わる。※ウィキペディア百科事典調べ全長4,5M・体重680kg
○ 3年「お手紙」
「2人ともかなしい気持ちで」を大問題として、どう解決するかを考える。
「だれも」に気づかさせるための小問題はどうしたらよいかなど。
○ 5年「大造じいさんとがん」 
「大造じいさんは、思わず、感たんの声をもらしてしまった」のはどうしてだろうを追求する。「これも、あの残雪が仲間を指導してやったにちがいない。」や「がんとか、かもとかいう鳥は、鳥類の中で、・・・・・・今さらのように感じたのであった。」などの文を手がかりに考える。
2 実践報告
○ 合唱「五木の子守歌」他
呼吸、発声、口の開け方、体の使い方、足の位置等を話し合った。
※ よく指導されており、素晴らしい歌声、表現になってきた。本発表に向けていっそうの磨きをしてほしい。ほんとうに楽しみです。
○ 描画「リコーダーを吹く顔」
下地の黄色の彩色の仕方、目、まゆ、鼻、あご、頬、リコーダーをくわえる口は、どのように描くとよいかなど話し合った。まだ、製作の途中であり、ここで話し合ったことを、今後ぜひ生かしてほしい。完成が楽しみであり、次の会には持参してほしい。

※ 9:00~12:00まで休憩もとらずに研修したが今回も時間不足となった。質が高く、内容も充実しておりよかった。この会の特徴である。参加できなかった方は、次の機会にぜひどうぞ。

※ 参考 ブログを見てね
○totoroの小道
○松明光明

ほんとうに真面目に取り組んでいる初任者研修のみなさん

2010-10-16 20:39:56 | Weblog


 教育委員会主催の初任者研修を参観する機会があった。私が初任の時と違い、ずいぶん内容の濃い研修がされていた。
 この時、参観した研修は初任者が小グループ(4~6人)になって、自分の課題としている研修の内容を紹介し合うものであった。1人が研修の概要を発表し、そのことについて聞き手は、その感想を書く、次にその発表内容でよかった点や否定的な考えを述べ合うというものであった。
 指導主事がその作業をストップウォッチで時間を計り、進行していった。研修の内容もよいし、進行も効率的でいいなあと思った。
 ただ、これはどうかなと感じたのは、初任者が、あまりにも次々と促されての研修であったので、受け身になってしまわないかと思った。そして、自分の授業も子どもたちに、このように進めてしまうのではないかと少し心配になった。
 できることなら初任者に時間とやることをしっかりと伝え、グループごとに自分たちで進めた方がいいのではないかと感じた。このほうが初任者にとって主体的な学びになるのではないかと思った。
 それにしても初任者の真面目に取り組む研修態度に大変感心した。

日常からの脱皮、そして新たな仕事への意欲を!(2)

2010-10-15 11:29:56 | Weblog
                                                                                                                                                                                                       

    隅田川からの東京スカイツリー


青空、白い雲、タワーを眺めていると何か明るい希望が沸いてくる

運動会を考える(3)運動会の出し物の演技について

2010-10-11 07:06:50 | Weblog


 「ダンス」や「組み体操」などの演技をどのように考えているのだろうか。ダンスは、流行のテレビマンガや歌に合わせてつくったもの、もしくは、できあいのダンスの振り付けをそのまま真似させるものが多いようである。
 組み体操では運動会の3週間くらい前になって、やっと練習し始めてつくるのが多いようである。
 これで、何が子どもに育つのであろうか。教師に力がつくのであろうか。「ダンス」でも「組み体操」でも、相当早い時期から運動会を目指して、少しずつ練習させることが大切である。朝夕の会、体育の時間、その他の隙間の時間にダンスのステップや柔軟運動や器械体操を練習させていくことである。そうすれば、できない子どももできるようなになる。より高度な演技もできるようになる。それが教育である。
 バタバタと片付け仕事のようにして、子どもに指導してもよいものはできないし、子どもを鍛えることにもならない。
 日々の小さな積み重ねの練習の成果を運動会では発表していきたい。時間がないからとか、忙しいというならやる必要はない。教師の計画性、教材の勉強が重要である。