松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

「新城の会」に参加を!

2008-06-29 12:34:22 | Weblog
 よい授業を目指すには「先立つものは志です」志がなければ学びません。そんな志のある教師が、休みの土曜日にもかかわらず多数愛知県の新城に集まりました。 この会の特徴は、雰囲気が明るく自由なこと、学習内容の質が高くて豊かなこと、効果は明日の授業にすぐに役立つことなどです。
 この日は、国語の物語文の教材解釈、絵画の批評と描き方、オペレッタに使えるステップの練習、体育での柔軟運動のさせ方、学級会での話し合いの方法等でした。
 管制の研修では、体験できないような学びがいっぱいできます。学びのお土産をたくさん持ち帰ることができます。特に若い先生の参加をお勧めします。
 関心のある方は、光明小へ連絡をしてください。

少人数学級と授業

2008-06-25 15:49:23 | Weblog
 一般的に少人数学級のメリットとして、「学級の子どもの人数が少なければ教師の指導が一人一人に行き届き、学習の徹底ができる」というようなことがある。だから30人学級などの要望が出てくる。しかし、ここでも考えなければならないことは、子どもたちが学習に対して前向きで、集中しているという前提がなければならない。そうでなければ、学級の人数が40人でも、30人でもあまり変わりはないからである。
 教師は学級の子どもの人数が単に少なければよいと考えてはだめである。学級全体の子どもを集中させることのできない教師は、子どもの人数がどんなに少なくてもだめである。そんな場面を私は何回も見てきたからである。特にそのことは、一斉学習においていえる。一斉学習では、教師が一人の子どもに働きかけることがある。それはとりもなおさず、学級全体の子どもに働きかけることにならなければ意味はない。一人の子どもの変革が、同時に学級全体の子どもの変革になるようにしなければ効果はない。そのためには、子どもたちの学習の基本がつくられていること、特に「聴くこと、話すこと、友だちや教師の発言に反応できること」である。

ゲームと授業

2008-06-19 15:47:04 | Weblog
 子供が遊ぶゲームと授業を一緒にしてはいけませんが、私は予てから子供が飽くことを知らないゲームの要素を授業の中に取り入れることができればと考えていた。そんなときに、NHK教育テレビで、「やめられないゲーム、開発舞台裏から」という番組があったので視聴した。
 そこでは、ゲーム開発を仕事とする方がこんな話しをしていた。
○私たちゲームを開発する者は、子供がこんなゲームはつまらないと言われる恐怖と常に戦ってゲームを制作している。
○子供は無駄にゲームに夢中になっているのではない。(夢中になる要素があるからである)
○1つのゲームに私たちは300時間飽かずにやってもらわないと採算がとれない。
○ゲームは難しすぎると最後までやってもらえないが、簡単すぎてもだめである。挑戦意欲がわくようなものでなければならない。
○ストーリーに魅力がなければならない。
 また、子供がゲームにはまるようにするための秘密として、つぎの4点を挙げている。
1最終目標が設定されていること。それをしっかりと子供にメッセージすること
2直近目標を与えること(何をどうすればよいか提示すること)
3中間目標を示すこと
 などである。追求方式の授業では、子供は休み時間に入ってもよく夢中で学習していることがある。普通の授業ではあまり見られないことである。
 追求方式の授業の組み立てや展開は、どうも今まで述べてきたような、このゲームに似ているところがある。大問題を設定する、小問題を解く、文を分けて考える、選択問題を設定する、対立問題をつくる、根拠を示す、課題を攻め落とすなどである。
 子供が飽くことをしらない授業をつくることは、私たちの夢である。ゲームの魅力の要素を授業に上手に取り入れていくことも考えていきたい。子供の学習意欲やモチベーションの維持向上のためにも必要のように思う。

意外に大事、学びのリズム、記憶

2008-06-08 19:06:01 | Weblog
 ちょっとしたことですが、意外に大事なことがあります。それは、子どもの学びの意識や記憶を続くようにすることです。例えば長縄とびの学級の新記録は何回、リレーの新記録は何秒、助詞や接続語とは、面積の求め方は・・・等々を教室に掲示しておくことです。このことにより、授業が終えても、子どもの意識は、次の授業につながっていきます。つまり学びの流れを切ることがないということです。
 こういうことが教師としてわからないと、簡単なことでもやらなくなってしまうのです。

子どもは甘いものが好きでなく、旨いものが好き

2008-06-03 22:51:56 | Weblog
 最近子どもが幼児化しているということを強く感じます。その原因は、大人が幼児化しているということです。また、教師も幼児化しているということです。
 どうも教師は子どもの可能性をかなり低く見ているようです。ですから教材も低いものや分かりきったものを与えているようです。そのことが子どものためになるなんて思っているようですが、子どもはそれでは育ちません。子どもばかりか教師も育ちません。「子どもは甘いものが好きでなく、旨いものが好き」という言葉を聞いたことがあります。なるほど、そのとおりだと思います。