松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

実行しなければ意味がない

2012-05-21 22:39:52 | Weblog



 具体的な行動ポイントで大切なことは、実行することである。決断することは当然アクションがともなうことであり、意志決定しただけでは意味がない。
 意志決定からアクションまでに時間がかかれば熱つが冷め、それどころか、それが否定に変わっていくこともある。意志決定とアクションはセットでなければならない。ところが、私たちはどんなによい勉強をしてもそれを実行しようとしない場合が多い。これでは現実は少しも変わらない。よいと思ったことはすぐ実行に移すようにしたい。
 研究会で学んだことなどはとにかくやってみることである。


第22回 授業研究の会(浜松の会)の御案内

2012-05-14 20:31:16 | Weblog



    第22回 授業研究の会(浜松の会)の御案内

~「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」そんな研究会です~

 一つの授業にじっくり時間をかけて取り組んでいない。何をしても中途半端な授業になってしまっている。やっつけ仕事になってしまっている。おそらく大半の学校の教育の実態でしょう。
 それがあまり問題視されず、改善されないのは、子どものほんとの力の凄さを知らないからです。子どものほんとうの力を引き出すような授業の経験が少ないからです。だから子どもを見くびって「これでよし!」と思っているのでしょう。または、そう感じていても、どうしたらよいのかその方法を知らないからでしょう。これらの解決は、校内研修だけではなかなか困難です。同僚や先輩教師に教えを請うても難しいことです。私の今までの長い経験で感じていることです。
この浜松の会では「教師が変わる、授業が変わる、子どもが変わる」をテーマとして研修しています。ここでの学びは、具体的であり、実際的であり、実質的なものです。それだけに確実に得るものがあり、上記のテーマの実現が可能です。
この会は、偏向的な教育や思想はしていませんので、安心して学ぶことができます。どなたでも自由に参加できます。まだ、参加されたことのない方は、是非覗いてみてください。
 多くの皆さんの参加をお待ちしています。


1 開催日時
平成24年 5月19日(土)9:00~12:00

2 開催場所
浜松市天竜壬生ホール第1会議室

※時間厳守ではありませんので参加できる時間で結構です。
※服装は自由です。
※駐車場はあります。

3 研修内容
○ 国語、算数を中心とした各教科
○ 音楽、図工、体育などの実技教科
○ 学級づくり
○ その他
 本研究会の学びの特徴
・具体的な教材とか写真とかDVD、テープとかの事実を対象にして考える。
・参加者からの実践があればそれをもとにして考える。
・音楽、体育、図工、その他の実技をする。

4 準 備 物
○ 実践したもの(ある人)
○ 教材研究をしてほしい教材がある人(10部印刷持参)
○ 筆記用具
○ 国語辞典
○ 会費 300円

5 この会の研修内容や実践の証、考え方は下記のブログをご覧になれば、おおよそ理解できると思います。検索してください。
○浜松授業研究の会
○totoroの小道
○藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践が掲載されています)
○松明光明

教師と「驚く」ということ~2~

2012-05-06 09:20:46 | Weblog



 教師には「驚く」ということをなくしてしまっている人間が多い。どんなに美しいものをみても、どんなにすぐれた人間をみても、どんな一級のものをみても驚いたり、たまげたりしない人間が多い。
 驚いたりたまげたりしないで、自分の持っている貧しい概念や知識にあてはめてみたり、それを知識としてだけ得ようとしたり、批評的にみたり、うたがい深く、せんさく的にみたりしているものが多い。
 いつも冷たい教師らしい目で、一般的にみている人間が多い。子どもとか同僚とかのなかに、すばらしいものや美しいものがあっても、それにばかのように驚いたり感動したりすることのできない人間が多い。
                             「私の教師論」斎藤喜博著より


※ 教師は、公務員であることで身分保障されているし、給料も決まったように入ってくる。競争もない社会でもある。そんなところから、仕事の質を上げる工夫をあまりしないようである。よいものにふれたり、見たりするような努力もしないように思われる。

         

頭のいい人とは「驚ける人」です ~1~

2012-05-03 11:02:56 | Weblog


  驚けるっていう力が大切です。簡単な例で言えば、どんな三角形でも内角の和が180度だっていうことですよね。みんな「そんなこと当たり前じゃないですか」って無感になっている。「じゃあ、三角形の内角の和が180度だと証明してみろ」って言ったところで、「証明なんかしなくても。いつもそうですから」って。
 そういう当たり前に見える現象の中に素晴らしい真実が潜んでいる。それはちょっとベールがかぶさっているかもしれないけれど、そのベールを透視して、その中のものが見える人っていうのが頭のいい人なんです。 (秋山 仁)

 スポーツでも例えばバスケットのゲームが面白いって見ているのが普通の人ですよね。ですが、本質はルールがすごいから、こういう動きになる。現象じゃあない。ルールの方に注目する。 (斎藤 孝)

野球も事細かにルールが決まっている。ルールという構造を作った人は、本当にすごいと思う。  
                                             (秋山 仁)

 ・・・・ それを塁間が長ければ盗塁不可能だし、短ければ全部成功してします。 (斎藤 孝) 
                   
                                   「秋山 仁・斎藤 孝」対談集より


※ 教師の仕事もそのようでありたい。当たり前のことに改めて驚き、それはなぜかと追求していく。こういう教師の態度が子どもたちの向学心を呼び起こすのです。