松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

子どもの意見をみんなのものにする仕事

2018-09-24 09:14:17 | Weblog

1 教師が子どもの意見を真剣に聴く
まず、教師が子どもの発言をしっかりと聞くことが大切である。どんなに小さな声の子どもでも、言葉が足りず意味不明なことを言う子どもの発言も真剣に聞いてやることであ る。そのことにより、子どもは自分の考えを教師は大切にしてくれるのだという思いになり、発言してくれるようになる。また、そういう教師の姿を見て他の子どもも、人の発言をしっかり聞かなければならないことを知る。
2 つながりをつくる
一問一答の授業では、その子どもと教師だけのものになりがち、子どもの意見を横に広げていきたい。
○「今の○○のさんの考えを、もう一度だれか言ってくれませんか」
○「今の○○のさんの考えは、どう思いますか」
○「同じ考えの人は、その考えを聞かせてください」
○「ちょっとでも考えがちがう人がいたら、どんな考えか教えてほしいな」
○「グループで考えを出し合ってください」
 等他の子どもの発言を求める対応をする。

※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。



机間指導を考える

2018-09-14 06:16:40 | Weblog


 以前には「机間指導」のことを「机間巡視」と言っていた。今ではこのように言う人は少なくなった。教育の用語?であり、一般的には使われていない言葉であるので、どちらが正しいのか定かでないが、巡視とは「警戒や監督のために見回ること(広辞苑)」とある。そうであるならば、机間指導と言った方が良いのではないかと考える。
 机間指導についていくつか記してみる。
1 机間指導の意義
○ 机間指導は、平板な授業を立体的にし、リズムを生み出す。
○ 机間指導は、個別指導をする機会を増やす。
○ 机間指導は、教師の一方的な指導から個々の学びに移すことができる。
○ 机間指導は、個々の考えを拾い上げることができる。
○ 机間指導は、子どもの学習意欲を向上させる。
2 机間指導をするときの留意点
○ 机間指導は、目的を持ってやる。形式的にやらない。
○ 机間指導は、1時間に1回はやりたい。しかし、どうしてもということではない。
○ 机間指導では、教師は赤ペンと補助簿を持つこと。個々の子どもの学習点検や考えを拾うためである。
○ 机間指導で得た子どもの考えを一斉指導に生かすようにする。
○ 机間指導は、学力の劣る子どもからする。
○ 机間指導の途中に、ある子どもから参考になるものが出たら、全体の子どもに紹介し、学びの理解や質的向上を図る。
○ その他

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