ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

ただの温度ではない

2024年08月04日 23時25分23秒 | Weblog
陶芸で、埴輪とか植木鉢を焼く(素焼き)時の温度は800℃程度であるが、
1000℃程度といわれる蝋燭の火では土は焼き物にならない。
何が問題なのかというと、結局そこで示されている温度は、ある一点を
一瞬切り取っただけに過ぎないもので、結局熱を使って云々する業界では
どれだけ長い時間で、どれだけ大きい空間をその温度で充溢させるかという点が
問題になる。 

電気でも100万ボルトというと強そうであるが、実際に人体への影響が大きいのは
アンペアの方であるというの有名な話。
確かに分かりやすい指標ではあるが、それに完全に依存して単にそれのみの高低で
全てを把握することは、本来は不可能なはずである。
そしてそれは今の外の気温についても同じことが言えるのではないか。

単に38℃と言ってもそれはそれで十二分に暑いのであるが、身体的にもたらされる
暑さの感覚はそれを上回るものがある。
日向にいるとか、無風であるとか、そういったこともあるから実際にその辺りを
数値化するのは難しいかも知れないが、ともかくただ単に気温だけで暑い寒いを
決めるのは、声だけで人となりを判じるとか、デコマスだけでフィギュアを選ぶとか、
そのレベルの軽率で危険な行為であると言わざるを得ない。

という訳で、休日にとりあえず散歩しようとして、外に一歩踏み出した瞬間に
もう無理だと悟り電車移動に切り替え、しかしそれでも帰宅したら頭痛に襲われ
ダウンするという貧弱中年。
コメント
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