ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

記憶の穴埋め

2013年12月08日 23時15分17秒 | Weblog
ふと、『キン肉マン』がどんな話だったのかを知りたくなったので、
近所の古本屋へ読みに行く。幼年期に単行本を買っていたのだが、それは
実家にある上に、初期の方は単行本を持っていなかったので、その辺りの
流れを知りたくなったためである。

とりあえず悪魔超人が出てくる前まで読んでみて、世間で言われるほど
トンデモ設定というわけでもなく、結構真っ当な筋書きであるということ、
異常なまでのテンポの速さであること、パロディネタが非常に多いと
いうことが分かった。

ただ、それらを廃し、トンデモ設定の応酬がなされるようになる悪魔超人編
あたりから面白くなってくる。絵も何だか薄くなってくる。
何かが吹っ切れたのか、何かが死んでしまったのか、本当のところは
分からないが、この作者が今もこの芸風で作品を出し続けているという事は
前者であったと考えるのが自然だろう。

小学生未満の頃に読んでいた時は、テリーマンが非常に地味で冴えない奴
だと思っていたが、こうして改めて読んでみると、なかなかの名脇役と
思えるようになった。
…王位争奪編から二世、最近のキン肉マンまで全部読んだらまた感想が
変わりそうではあるが、さすがにそれをやるのはしばらく先にしたい。

と言うか、古本屋での立ち読みスタイルが体に堪えるようになった。
昔は二時間くらいは余裕だったのに、今は一時間が限界である。
買って読め、という話であろうが、そのような気にもなれない。
コメント
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