自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「海をあげる」  3  風俗業

2022-04-05 05:48:20 | つぶやき


以下の文章は「ひとりで生きる」という章の一文です。

p.70 これは、沖縄で殴られながら大きくなった男の子が
   恋人に援助交際をさせながら数千万円以上稼ぎだし、
   それをすべて使い果たし、その恋人に振られて
   東京に出て、何もかもを利用しながら新宿の喧騒
   なかで今日も暮らしている、そういう記録だ。、

男の子も女の子も、一番簡単にお金を稼げるのが
風俗業界のようです。もちろん、その裏には恐ろしい
組織があって、簡単には抜けられない泥沼のよう。

この章の主人公<和樹>は、恋人に売春をさせた後、
次は自分がホストになってNo.1となり、荒稼ぎ。
誰でも稼げるわけではなく、売れっ子同士の情報交換や
自分磨きに余念がなく、努力はしているようです。

p.93 (ホストは)アイドルなんでね。芸能人と付き合ってる
   感覚ですよ、(客の)女の子は。「その子(ホスト)と
   付き合ってる」っていう勝手なステータス。

   「あの店のナンバーワンの子と付き合ってるアタシ」
    っていうやつ。

脱毛は月イチで、ついでに整形とかもやるそうです。
月給が100万円を超えてからは、自分を虐待してきた親に
お金を送るようになり、父親には「可哀想」という思いも。

その「可哀想」の理由が、
p.95 「お母さんがなんもしないんで、お父さんのこと」
   「いま、弟がずっと見てる状況なんで」


全部書かないと意味不明でしょうが、垣間見えてくるのは、
生きがいも、夢をみることもない親とその家庭には、
愛がなく、将来も見えない・・・・・

p.103 「イケメンじゃないと僕、仲良くしないんで。」
現在、ナンバーワン・ホストの彼は、スリムで美形の男子。
イケメン同士は、美容情報や稼ぎ方情報を交換し合い、
全盛時代を謳歌しているのでしょう。

けれど老化は誰にでもやってきます。
肌の張りや、美しい顔立ちを補うものがあれば救われますが、
彼らはどうやってその厳しい一線を越えるのでしょう?

「カッコイイ肢体」という財産を上手に利用して、
パーソナルトレーナーにでもなれば?なんて思いがよぎります。
<何もかも利用しながら!>
そう、その心意気で、うんと知恵を絞って、少しは勉強もして!


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