自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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最期はひとり 4  最期を迎えるのに、理想の場所は何処?

2024-09-17 05:39:08 | 生き方

上記タイトルは私にとっても切実な問題です。

5人で住んでいた家を一人で管理できなくなったとき、どうするか?

p.46の例題では、樋口氏の発言:

   姑はいつまでたっても元気で、とうとう103歳にまでなった。

   追い出す形に見えるかもしれないけれど、最終的には施設に、

   という結論に至った。

p.47  お母さんの身になったら哀れかもしれません。でも私は嫁を責める

    こともできないと思う。こういう場合はどうすればいいんですか?

  上野:私だったら、103歳のお母さんを長年住み慣れた家から追い出す

    くらいなら、息子夫婦が家を出て、お母さんと世帯分離すればいい

    と思います。若いほうがどこかにマンションを借りるとかして。

    どうして、そういう選択をしないのか、理解できません。(中略)

 

  樋口:置き去りにするのと、施設に入れるのと、どっちがむごいのか

  上野:置き去りの方がましです。だって息子夫婦が出て行ったから

    といって、家族じゃなくなるわけじゃないし、マザコンの息子なら

    せっせとお母さんのもとに通えばいいんです。

  樋口:それだと、お母さんとしては完了環境が変わらないですからね。

    でも考えようによっては、置き去りにする方がむごいわよ。

 上野:それは近所の目があるからです。私は住み慣れた家から、

    全く見も知らない施設にその年齢で出す方が惨いと思う。

    本人に選ばせたらほぼ100%自分の家にいたいというと思いますよ

 

上野氏は「介護保険で相当なケアを受けられる」ことを前提としています。

しかし、この本が刊行されて未だ1年少しなのに、円安とか人手不足、天災で

多くの予測が崩れ、介護状況は悪化を辿っているように見えます。

 

こればかりは予測の立てようがないので、どっちが良いか?なんて

決められません。ただ、どっちに行ってもメリット・デメリットがあって、

何某かは我慢し、受け入れ、その中で自分が輝くことを見つけることが

肝心なのかなぁと思っています。

 

 


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