自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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最期はひとり 5  最期は施設か? 在宅か?

2024-09-22 05:04:41 | 生き方

以下、上野氏の結論です。

p.148 最近の高齢者介護の現場でのキーワードが「在宅の限界」なんです。

   じゃあ「在宅の限界」がきたらどうなるのかというと施設入所が

   「上がり」。

   在宅の限界には色々あるけど、大きいのが認知症ですね。

   私の一番の課題は、認知症高齢者の独居の在宅がいつまで出来るか。

   認知症といっても、穏やかに下り坂を降りていけば、なんてこと

   ないんです。だから私は在宅の限界という事を言う人たちに

   食い下がっています。おひとり様のやめ時は死ぬ時ですよと。

   (中略)

p.149 寝たきりになったり、食べれなくなったら、認知症があろうと

   無かろうと同じ。施設に入った方より、同居家族らが居る方より、

   独居の在宅の高齢者はご機嫌良く過ごしておられます。

   言い方を変えると、認知症の周辺症状とか問題行動の原因を

   作っているのは周囲の人たち。

   一人の方が穏やかに機嫌よく下り坂を行けそうです。

 

この考え方は、介護保険がちゃんと機能して、この業界が働き甲斐の

ある、専門職集団になることが前提だと思います。現状は、昨日

ご紹介したように、「負の連鎖」で行きついた場所、「ここしかない」

みたいな、希望の無い職場では「良い介護」は望めません。

上野さん、理論は正しいけれど、現実の改善はどうしますか?


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