先日からシニアステーションの英会話クラスに出ています。
講師はとても教え上手なアメリカ人女性。
何が「上手」って・・・・・
①自分の意見を持っていない日本人に対して、発言を促す。
②「何でもイイから言う」んじゃなく、
話題提供者の話をよく聴いて、
③何か質問またはコメントを促す。
これはDebate(テーマに対して肯定と否定に分かれて論理的に議論し、
第三者を説得することを目的とした活動)とは違う、気楽な会話です。
でも、多くの日本人は
①もし、自分の意見を持っていても、人前では話したくない
②誰かが何かを言っていても、よく聴いていない
(=自分に興味がない話だと、気が散ってしまう?)
(=ゆえに、コメントを求められても何も言えない)
③たくさんの人の前で喋り慣れていないので、口が回らない
さて、読者の貴方は「どの程度、典型的な日本人」でしょうか?
例えばSpeakerが
「夏休みに、白馬のリゾート施設で、似顔絵を描いてもらった」
と言ったとすると、
誰と行ったの? 何泊したの? 天気は? 白馬山に登ったの?
質問は無限に出てきます。もしSpeakerが既に話したことであっても
「聴き逃したので確認したい」という感じで良いのです。
「Speakerの話をよく傾聴し、質問を考え、発表する」ということは、
コミュニケーションの基本です。日本人は「私は聴くだけで楽しいの」と、
逃げ腰で、傍観者になりがちです。(その癖、後でブツブツ言う・・・・・)
日本人が昔(=鎖国状態)のように、外の人や国と付き合わないなら
それでも良いのかもしれません。個々人が確たる生き甲斐を持って、
日々を楽しんでいるなら、孤独でも良いのかもしれません。
でも、「より高いところ」「より楽しい環境」を目指すなら、
同好の士とのコミュニケーションは大いに役に立ちます。
「人前で恥をかきたくない」「陰でぐちゃぐちゃ言われたくない」等の
日本人根性は、スッパリ捨てて、色々な人との
コミュニケーションを 楽しみましょう!