自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「与命」 ④

2013-04-03 05:46:11 | 推薦図書


P.60 時間は、習慣、集中、徹底して使うもの。せっかちはいけません。

日野原先生は、「私が決めたお返しするいのちの使いかたとは、

   「自分の時間を他者のために使うということだ」

と、P.60で仰っています。このことを実行する前には、大前提として、
「自分」というものが確立されていることが必要だと、私は思います。

私自身は、リタイアして、やっと自分を見つめる時間ができ、
自力整体で健康を回復して、
初めて「自分のエネルギーを他者のために使いたい」と思うことができました。

本当は、どんなに忙しくても、日々の生活に追われていても、
一日に数分は瞑想や座禅をしたり、自分を見直す作業をするべきだったのでしょう。

通勤電車の中では、英語のテキストを読んだり、
シナリオや楽譜を書いて、それなりの積み重ねをしていましたが、
「他者のために」という視点は無かったと思います。

気づきは遅かったと思いますが、知った以上は、やらねばなりません。
日野原先生は、カナダ人の医学者William Osler博士を<生き方のモデル>として
その教えを守られています。たとえば、

P.61 1.超然の術:どのような状況にあっても、絶えずものごとに集中できるという
          能力を養うこと。

   2.ものごとを系統的に考え、整理する方法を習得すること。

   3.ものごとに徹することの重要性。

   4.医師として最も重要なことは、

     謙遜の徳(the grace of humility)をもつこと

   1、2、3は、時間の使いかたに尽きます。

   4は医師として、と書かれていますが、人間としてもこのとおりで、

   この4つを実践すれば、よく学ぶことができ、充実した人生になります。


そりゃあ……、ご説はごもっとも……だけど、聖人君子じゃないフツーの人は
無理なんじゃないの~~?という声が、そこここから聞こえてきそうです。
実際、私の母も、そう言いました。

それを解決する鍵が、P.65に出ています。

   空を飛ぶ鳥は生まれつきの飛びかたを変えることはありません。

   動物も、這いかた、走りかたを変えることはない。

   人間だけが生きかたを変えることができます。


   それは、いのちに限りがあると知っているから。

   これでいいのか、と思えば、実際に変えてみる。

   行動しなければ変えられません。

その行動の第一歩が、

良い習慣を身につけて、健やかに暮らす」ことだと、私は思っています。

第二歩はP.68に出てくる言葉。

   「小さな円を描いて満足するより、大きな円の一部になりなさい」

   「大きなビジョンに果敢に挑戦せよ。

    たとえ、自分が描いた円が未完成でも、それを引き継ぐひとが必ずあらわれて、

    いつの日か大きな円となる」(英国の詩人・ロバート・ブラウニングの詩集より)


日野原先生のお父様の教えだそうですが、

   人生の設計は、

   ①困難かどうかより、、まず自分の手で大きな計画(Vision)を描くことが大事。

   ②果敢に挑戦する(Venture)ことが必要で、このChallengeがあってこそ、

   ③最後に勝利(Victory)が待っている。

三つのV……、シンプルな言葉ですが、実際には大きく、思い言葉です。
でも、私も!少しでも!と、勇気を与えられる言葉です。
 

コメント
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