九州全線阿房列車(2)
今回の旅程の始点は鹿児島。始発に乗るには前日から鹿児島入りする必要がある。なお「旅名人の九州満喫きっぷ」なるものは自動券売機では購入できず、みどりの窓口で購入しなければならないことから、窓口の営業終了までに購入しないといけない。東京羽田発の最終便では営業時間にギリギリ間に合わず、数分差で間に合わないという非情さであることから最終便の1つ前に搭乗。飛行機は順調に飛行して定刻に到着。早速、鹿児島中央駅まで向かうバスに乗車。鹿児島中央までは40分程度の直通運転だが、空港を出るとすぐに九州自動車道(高速道路)に乗ると十数年前にはるばる車で来たときの記憶が蘇る…。このあたりになると高速道路上には照明がなく、車のヘッドライトだけが光源。鹿児島北ICを降りるが、かつてはなかったETCになっていて有人の料金所はすでに無い。東京からの激走を労ってくれるような人情味ある料金所員ももう居ない。ICを降りると鹿児島中央駅のランドマークたる大観覧車が見える。鹿児島中央駅前のバスターミナルに到着するとさっそく駅にて「旅名人の九州満喫きっぷ」を購入するが、買う人が少ないのか駅員さんの周知が乏しく「そんな切符ありましたかね~」という風情。ここまで来て切符が買えない!?と大いに焦るも問題なく購入。小学生頃にブルートレインが大流行した世代として当時は「富士」とか「はやぶさ」といった鹿児島方面の終着駅は「西鹿児島」だったと記憶するが、2004年に西鹿児島→鹿児島中央と改称(駅名公募)したらしい。西鹿児島じゃ何故いけない?
【写真】旅名人の九州満喫きっぷ2枚。乗る初回に改札で丸印を押して使用。JR九州には意外とある自動改札機は一切通れない。