Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

”怪我”牀六尺(25)

2019年01月12日 | 畸観綺譚
(25)
さて、散策のための外出も不可となれば、日中(ひねもす)のたりのたりと暮らすには音楽と本です。以前より「将来入院する機会を得たらそれは音楽と読書のための絶好の機会」と考えていたのですが、実際に入院してみれば現実は違います。まず、腕が痛い時期にはそのような気は全く起きず出来れば寝ていたいと思うのですが、痛みが引いてきても音楽を聰く気にはなかなかなれません。常に数十GB分を音楽を持ち歩いているので、入院時も持ち合わせはありましたが、なんとなくいつも聴いている変態系のハードな音楽を聰く気分ではありません。できれば音を聴かずに 静かにしていたい。一方の読書ですがこちらはする気満々ではありますが、紙媒体ではまずページをめくること自体が難儀なためにあまり気が進みません。電子図書については雑誌類のみ購読できる環境にあったことから、まずはこちらを熟読です。しかし十数冊分はあったこれも1日も経たずに読破してしまい「もっと早く電子図書に参入しておけばよかった」と後悔しきりです。いろいろなサービスを端末上で購入することも普段であれば可能でしょうが、両手骨折では常に難儀でカード番号等を入力するのは至難の業です。そもそも電話をかけるときにiPhoneの電話帳で目指す名前を指でタッチするのもなかなか難しく、何回も誤タッチしてしまうほどなのですから…。