Side Steps' Today

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玉肌日記

2014年06月15日 | 玉肌日記
【下諏訪温泉(長野県諏訪郡下諏訪町)】
久々に地獄をみる。訪問当日、前夜からの大雨のため、朝から中央道が八王子-相模湖間で通行止めになっているのは知っていたが、同区間は下道(したみち:国道20号)を越えていけばよいだろうと甘い予測のもとに出発するも、下道は橋本付近から大渋滞。見れば、20号も峠が不通になっており、津久井湖を抜けていく道しか存在せず、ここにすべてが集中したことから、渋滞はロック状態。同区間は20数キロだったが、ここを進むのに5時間以上!ランチは渋滞途中の吉野家だったが、渋滞中の車列から外れずに同乗者に購入してきてもらうも、買って帰ってくるまで車が進んだのは10メートル程度。さらに”走り出したらどうしよう”と焦りながら車中で食するも、食事中は全く進まず、サラダまで完食という状態。まあ、20数キロを5時間以上ともなれば完全に徒歩の時速と同じであり、渋滞中に何度も反芻して思い出して脅えるのはインドネシア。過去に読んだ経済レポートによれば、インドネシアでは国民が保有する自動車の車長総計が同国の総道路距離数より長く、自動車が一斉に道路に出れば完全なデッドロックになる(ので、道路インフラの整備が求められる)とのことで、この付近も完全にインドネシア状態になっているのでは、と...。閑話休題、苦労してなんとかたどり着いた下諏訪温泉は過去にも訪問歴があるも、甲州街道と中山道のちょうど分岐点にあるこの町は昔ながらの宿場町の雰囲気も残っており、これがすばらしい上に温泉や食事も最上。泉質は無色透明のナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物温泉(弱アルカリ性単純泉)。宿場町というだけに、世論迎合的なる露天風呂等を敢て造らない潔さも良し。温泉成分表にphの記載はなかったが、アルカリに特徴的なヌルヌル感はない一方、甘めのアルカリ温泉臭あり。名湯と言われる湯でアル単は多いが、その肌への優しさや浴後の温泉臭をも考慮すれば納得の内容。