Side Steps' Today

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玉肌日記

2010年04月03日 | 玉肌日記
【武尊温泉(群馬県利根郡川場村)】
沼田インターから北東に行った場所にある温泉。近くに武尊(ほたか)山があり、それに因んだ名前と思しきも、浴場の写真を見て、その木造の素晴らしさにノックアウトされるほどに浴場の雰囲気は充分で、透明な湯がこんこんと湧き出ている。近くにはスキー場程度しかない模様ながら、夜には沢の音しか聞こえず、高速道路のインターが比較的近いというにはなかなかな好環境。木製の浴場はその中心に配置されており、中に十字に材木が張られているが、用途は枕として使用し、身体を伸ばして入浴するため、とのことだが、実際には材木の角が当たることに加え、深度も耳に水が入りそうな微妙な位置。この付近は鉱泉なようで、源泉温度は20℃程度であって循環加温しているとのことだが、加温が程よく、温めの設定になっており、40℃程度。注ぎ込まれる湯音を聞きつつ、窓から緑を眺めながら、温めの湯に長湯するのは至福だが、この長湯のためか、浴後には意外なほどに温まる。phは9.0と低アルカリながら、フッ素イオン、メタ珪酸含有が限界値以上であることで温泉条件を満たしているようで、そのせいか、浴後には粉粉感も少々残る。泉質というよりも、その浴場や周囲の雰囲気を愛でるタイプか。ちなみにここの宿の食事は精進会席だったが、非常においしいのだが、精進料理なのに本当に暴力的な量で死ぬかと思う程。先読みしながら食べないとNGという初めてのケース。