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‥‥‥†‥‥‥‥
こうじ神父
「今週の説教」
2023/1/1(No.1215)
‥‥‥†‥‥‥‥
神の母聖マリア(ルカ2:16-21)
羊飼いに倣い、言葉が出来事となったと告げ知らせる
‥‥‥†‥‥‥‥
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。2023年は、この田平教会聖堂についてこれまで以上に具体的な決断をし、新しい聖堂に生まれ変わるため、動き出す年になると思います。主任司祭として果たすべきことを、誠実に果たしていくつもりです。
福音朗読は、羊飼いたちが天使から告げられた言葉を頼りに、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てたところから始まっています。私たちのこの一年も、羊飼いたちの行動に倣う必要があります。私たちもついこの前、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てたばかりだからです。
羊飼いたちの働きは探し当てただけでは終わりませんでした。「その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた」(2・17)とあります。天使に告げられた言葉は確かに出来事として形になっていました。言葉が見える姿になったことを確かめた彼らは、さらに人々に知らせたのです。
羊飼いたちは人々に知らせ、「あなたがたのために、救い主がお生まれになった」(ルカ2・11)との天使の言葉がより多くの人の中でとどまるよう、力を尽くします。ここに、新しい一年を教会の門をくぐって始めようとする私たちの生き方が示されているのです。
どのように伝えましょうか。正月は、正月料理を毎年用意する家庭もあると思います。正月に家族が集まって正月料理を食べながらゆっくり過ごす。そうすると、長い時間家族団らんの楽しさが続きます。そしてその楽しさは、次の世代に受け継がれていくわけです。
かつてカトリック信者は貧しい暮らしの人が多かったわけですが、それでもお祝い日には新しい服を着せてもらい、ふくれ饅頭を作って祝ったものでした。これはお祝い日ならではの過ごし方をすることで、カトリック信者として大切に守るべきことを伝える工夫だったと思います。ここに伝えるヒントがあるかも知れません。
新しい年が始まりました。田平小教区のこれから一年の目標として、「ここに、イエスさまのところに連れていきましょう」を掲げました。黙想会でより詳しく説明したいと思いますが、まずは「わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです」と理解して一年を過ごすことから始めましょう。私たちの喜びの源である幼子イエスを知っているわたしたちは、すでにすばらしい光景を目の当たりにしているのです。
救い主が、羊飼いにさえ訪ねて行くことのできる場所にお生まれになった。この神秘を知っているのは私たちキリスト者だけです。なぜみすぼらしい場所で生まれたのか知らない人に、出来事のすばらしさを知らせに行きましょう。知らせてあげた人を馬小屋に導くならもっとすばらしい。ここには、出来事をすべて心に納めて、思い巡らすマリア様が待っておられます。
私たちは一つ実現できたら、次にまた一つできることを積み重ね、そうして一年を前進させていきます。御公現までの一週間、新しく幼子イエスを訪ねに来てくれる人を見つけることができるよう、神の母聖マリアの取り次ぎを願うことにしましょう。
このあと、20歳を迎えた方の祝福式を行います。きっとこれから、人の前に出て自分の考えを述べたりする場面が増えるでしょう。イエスの仲間である皆さんが「何をどう言おうか」となったときは、三位一体の神が助けてくださいます。聖霊が言うべきことを教えてくださいます。
中田神父は、まさに成人式の時にこの体験をしました。その日は午後一時から福岡サンパレスでの成人式が予定されていました。直前に、一緒に成人式に参加する大神学院の同級生と鴨鍋を食べ、日本酒も飲んで成人式の会場に行きました。タクシーから降りた私は、明らかに酔っていました。
式典が進み、「新成人の決意表明」という案内が会場に流れました。そして案内の女性が、「新成人を代表しまして、『ナカタコウジ』さんに決意表明をお願いします」と言うではありませんか。前もって連絡ももらっていません。「大丈夫か?」と同級生も心配しています。
一分ほど、考えを巡らせました。大神学生として少しカトリックの考えを混ぜた決意表明を考え終わった頃、司会を務めていた民放アナウンサーが「ではナカタさん、お願いします」と言うと、別の「ナカタコウジ」がマイクの前に立って決意表明をしていました。
たまたま同じ名前の人がいたというオチですが、言うべきことを聖霊は教えてくださる、その体験をするには十分でした。どんな窮極の場面でも、聖霊は必ず皆さんを助け導いてくださいます。聖霊の助けを願いながら、20歳の祝福式に臨むことにしましょう。
‥‥‥†‥‥‥‥
‥次の説教は‥‥
主の公現(マタイ2:1-12)
‥‥‥†‥‥‥‥
‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥
▼20歳の祝福式をミサの中で実施。この原稿を書いているのは12月31日だが、今や法律上は18歳で新成人となる。だから20歳は「成人式」ではなく、「祝福式」に変更となった。
▼政府の考えでは、18歳から責任ある行動を期待するのだろうが、中田神父は福岡サンパレスでの成人式で「20歳でも責任ある行動に責任が持てない」そんな気さえしている。18歳で本当に責任ある行動を期待できるものなのだろうか。
▼司祭として務め始めたとき、よく主任司祭が「おれが責任持つから、おまえがやってみろ」と背中を押してくれた。今は自分自身が、役員に「おれが責任持つから、おまえがやってみろ」と背中を押す年齢になった。一つのことを20年務めたら、責任ある行動ができるようになるのかも知れない。
‥‥‥†‥‥‥
今週の1枚
‥‥‥†‥‥‥
第822回目。今年は「うさぎ」。この軽いノリ、受け入れてもらえるだろうか。
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† 神に感謝 †
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福音朗読は、羊飼いたちが天使から告げられた言葉を頼りに、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てたところから始まっています。私たちのこの一年も、羊飼いたちの行動に倣う必要があります。私たちもついこの前、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てたばかりだからです。
羊飼いたちの働きは探し当てただけでは終わりませんでした。「その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた」(2・17)とあります。天使に告げられた言葉は確かに出来事として形になっていました。言葉が見える姿になったことを確かめた彼らは、さらに人々に知らせたのです。
羊飼いたちは人々に知らせ、「あなたがたのために、救い主がお生まれになった」(ルカ2・11)との天使の言葉がより多くの人の中でとどまるよう、力を尽くします。ここに、新しい一年を教会の門をくぐって始めようとする私たちの生き方が示されているのです。
どのように伝えましょうか。正月は、正月料理を毎年用意する家庭もあると思います。正月に家族が集まって正月料理を食べながらゆっくり過ごす。そうすると、長い時間家族団らんの楽しさが続きます。そしてその楽しさは、次の世代に受け継がれていくわけです。
かつてカトリック信者は貧しい暮らしの人が多かったわけですが、それでもお祝い日には新しい服を着せてもらい、ふくれ饅頭を作って祝ったものでした。これはお祝い日ならではの過ごし方をすることで、カトリック信者として大切に守るべきことを伝える工夫だったと思います。ここに伝えるヒントがあるかも知れません。
新しい年が始まりました。田平小教区のこれから一年の目標として、「ここに、イエスさまのところに連れていきましょう」を掲げました。黙想会でより詳しく説明したいと思いますが、まずは「わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです」と理解して一年を過ごすことから始めましょう。私たちの喜びの源である幼子イエスを知っているわたしたちは、すでにすばらしい光景を目の当たりにしているのです。
救い主が、羊飼いにさえ訪ねて行くことのできる場所にお生まれになった。この神秘を知っているのは私たちキリスト者だけです。なぜみすぼらしい場所で生まれたのか知らない人に、出来事のすばらしさを知らせに行きましょう。知らせてあげた人を馬小屋に導くならもっとすばらしい。ここには、出来事をすべて心に納めて、思い巡らすマリア様が待っておられます。
私たちは一つ実現できたら、次にまた一つできることを積み重ね、そうして一年を前進させていきます。御公現までの一週間、新しく幼子イエスを訪ねに来てくれる人を見つけることができるよう、神の母聖マリアの取り次ぎを願うことにしましょう。
このあと、20歳を迎えた方の祝福式を行います。きっとこれから、人の前に出て自分の考えを述べたりする場面が増えるでしょう。イエスの仲間である皆さんが「何をどう言おうか」となったときは、三位一体の神が助けてくださいます。聖霊が言うべきことを教えてくださいます。
中田神父は、まさに成人式の時にこの体験をしました。その日は午後一時から福岡サンパレスでの成人式が予定されていました。直前に、一緒に成人式に参加する大神学院の同級生と鴨鍋を食べ、日本酒も飲んで成人式の会場に行きました。タクシーから降りた私は、明らかに酔っていました。
式典が進み、「新成人の決意表明」という案内が会場に流れました。そして案内の女性が、「新成人を代表しまして、『ナカタコウジ』さんに決意表明をお願いします」と言うではありませんか。前もって連絡ももらっていません。「大丈夫か?」と同級生も心配しています。
一分ほど、考えを巡らせました。大神学生として少しカトリックの考えを混ぜた決意表明を考え終わった頃、司会を務めていた民放アナウンサーが「ではナカタさん、お願いします」と言うと、別の「ナカタコウジ」がマイクの前に立って決意表明をしていました。
たまたま同じ名前の人がいたというオチですが、言うべきことを聖霊は教えてくださる、その体験をするには十分でした。どんな窮極の場面でも、聖霊は必ず皆さんを助け導いてくださいます。聖霊の助けを願いながら、20歳の祝福式に臨むことにしましょう。
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ちょっとひとやすみ
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▼20歳の祝福式をミサの中で実施。この原稿を書いているのは12月31日だが、今や法律上は18歳で新成人となる。だから20歳は「成人式」ではなく、「祝福式」に変更となった。
▼政府の考えでは、18歳から責任ある行動を期待するのだろうが、中田神父は福岡サンパレスでの成人式で「20歳でも責任ある行動に責任が持てない」そんな気さえしている。18歳で本当に責任ある行動を期待できるものなのだろうか。
▼司祭として務め始めたとき、よく主任司祭が「おれが責任持つから、おまえがやってみろ」と背中を押してくれた。今は自分自身が、役員に「おれが責任持つから、おまえがやってみろ」と背中を押す年齢になった。一つのことを20年務めたら、責任ある行動ができるようになるのかも知れない。
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