蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

豊年屋  上山田温泉

2009-07-17 22:26:41 | 蕎麦
上山田温泉は歴史のある温泉町で、いろいろとイベントまで企画して頑張っているのだが、やはりどこかのんびりとした所が残っているのが心地よい。


メインストリートでも、タイミングを見計らえばゆっくりカメラを構える時間があるのだ。よくよく見ると画面左手は蕎麦屋さんのようだ。


こちらは、この地域では辛み大根の「おしぼりそば」の導入が最も早かった豊年屋さん。蕎麦屋さんとしての歴史も大変なもので、なにしろ大正時代からのお店だという。


ブツブツと泡立つ大根のおしぼりに、味噌を溶き入れて、蕎麦を頂く。
おしぼりを注文しても、別にそば汁が出てくることが多いのですが、こちらはそのような不純なものは出さず「おしぼり」一本。
「おしぼりそば」は、なぜかお品書きでは冷たい蕎麦のカテゴリーではなく、季節の蕎麦として登場する。その理由を女将さんに尋ねると「冬場の鼠大根が最も辛くて、おしぼりにはあうのだけれど、夏場は辛い夏大根を使って出してます。」との事だった。
「おしぼり」が食べられない季節は無さそうだが、これはもう一度冬場に尋ねてみたい。