蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

出かけます

2007-06-15 12:48:08 | 持ち物
今夜から、泊まりで出かかます。


持ち物はXD-picture card 1枚だけ、普段より多く持っていきます。
週末は、更新できません。
月曜日には、この旅行の事を書けると思います。よろしく、お願いします。

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西山荘

2007-06-13 23:37:55 | 古民家、庭園
常陸太田市には、徳川光圀の隠居所である西山荘がある。大日本史の編纂は、ここで始められたという。


竹藪というか、孟宗竹の竹林の中に、控え目な門がある。




滑りやすい坂を登れば、こちらが正式の玄関。


しかし、光圀は意外に気さくな人で、こちらを裏口として主に利用したらしい。




茅葺屋根など、造りは田舎びているが、非常に洗練された(それどころか、お高くとまった)感じを受けるのは、私だけなのだろうか。

光圀という人は、信州から蕎麦の種を取り寄せて、この辺りの住人に栽培させた、という言い伝えがあり蕎麦にゆかりが深い。おそらく、日本の様々な地方の産物について知識があったのであろう。
性格として、江戸の格式ばった屋敷に、ちんまりとしているよりは、こうところで気楽にやるほうがはるかに好みだったのではないだろうか。若い頃は女狂いだったというし、光圀という人は学問好きというよりは、快楽的な人物だったのではなどと、勝手に想像したりする。

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マッシュルームの前菜

2007-06-12 22:19:28 | 男の料理
この時期は、急に暑くなったり、体の負担が大きいように感じます。となると、さっぱりしたものが、食べたくなりますね。




マッシュルームは薄切りにして、ケッパーなど、好みで合わせてください。そこへ、溶かしバターなどかければ、出来上がり。ほとんど、マッシュルームの香りと、歯ざわりを賞味する一品でした。


口ざわりがもう少し滑らかなのがお好みでしたら、少しだけ火にかけるのも、良いですよ。

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小石川後楽園の菖蒲

2007-06-10 21:13:30 | 古民家、庭園
昼も大分過ぎて、夕方近くなって天候が回復してきた。お散歩の途中で、思いついてコースを後楽園まで延長した。後楽園は、かつての水戸の徳川家の江戸屋敷である。庭園は光圀の時代に完成したらしい。


初夏の日差しを浴びた「蓬莱島」。さすがに、庭園は広く、都会の喧騒を少しだけ忘れさせてくれる。


中国の西湖の景色を模した堤。雨の後なので、敷石が結構すべるのだが、多くの人は事も無げに歩いている。
確かに緑が瑞々しく、気持ちが良いが、これくらいの規模の庭園になると、例のものがあるのでは、と探してみた。


菖蒲田。雨の直後の晴れ間なので、とても鮮やか。







こうして見ると、随分いろいろな色や、模様があるものだ。きっと手入れは相当に大変なのだろうが、庭に実に華やかな彩を添えてくれる。


内苑の池では、蓮の花が咲いていた。

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江戸川橋  鮨やなぎ

2007-06-09 22:42:50 | 寿司
護国寺から神田川に向かう町は、門前町として江戸の古地図に記されている。おそらく、護国寺へ詣でるには、神田川からのルートは、それなりの輸送路としての重みがあったのだろう。
神田川は、参拝客の行き来だけではなく生鮮食料品の輸送にも使われた。石橋のたもとで鰻を荷揚げしたという話が残っており、鰻屋さんもそれなりの伝統を伝える。
現在、交通の中心は江戸川橋となり、その橋のたもとで営業を開始して50年になるのが「やなぎ」さんである。


店主は今や三代目。江戸前の原点に戻り、なかなか侮りがたいお鮨を食べさせる。丁寧な仕事も見せてくれて、納得の一桶。


コハダ、なんとも粋です。


こちらは煮ほたてです。煮浜をいつか、試したい。


季節も良く、鯵は絶品。なんとなく、実直なものを感じるお鮨です。


かんぴょうや、稲荷も只者ではなかった。

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新潟県  長沢の茶屋

2007-06-08 22:56:41 | 蕎麦
軽井沢近を過ぎた先の追分から、金沢や佐渡に至る北国街道は、善光寺を越して豊野あたりに至ると、現在の国道18号線沿いの公式ルートだけではなく、小布施ー飯山ー富倉峠ー新井という塩の道も盛んに使われたらしい。なにしろ、北国街道自体は加賀前田家も参勤交代に使ったり、佐渡金山からの御用金の輸送に使われ、庶民の旅には障害になることも多々あったらしい。それに較べ、塩の道と呼ばれる飯山ルートは、庶民には使いやすかったらしい。
とはいえ、現在の国道292号線でも、富倉峠は大変な難所である。しかし、難所である分、よい水が出るのではないだろうか。富倉トンネル近くに、最近は名所となった蕎麦屋さんが数軒点在する。いずれも、オヤマボクチをつなぎとし、独特のこしを特徴とする。
いったい、何時ごろからこのスタイルが定着したのか、興味は尽きない。


これくらい水源に近づけば、水はとても良いのが手に入る。まずは、ロケーションからして、なかなか真似できない蕎麦屋さんである。


「もり蕎麦」に「天ぷら」をお願いした。天ぷらは、季節も良く、近くの山菜と見た。豊富にいただけて、300円・・・。これは!


蕎麦は、太打ち、平麺。オヤマボクチつなぎで、つるっとした、喉越し。
先日、遠方まで蕎麦を食べに行き、感じた。蕎麦は、いろいろが面白い。自家製粉の十割の、分りますが、それだけではない。この、喉越しの楽しさは、ただものではない。

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中華三品

2007-06-07 21:27:40 | 男の料理
なんとなく梅雨のはしりのような天気なので、元気の出る中華が良いと思った。めざすは、鶏肉二品、豚肉一品。仕事の後で作るなら、それくらいが適正量だろう。


鶏モモ肉は、ネギと煮込みスープを取る。塩を加え、灰汁取りは丁寧に。このスープ取りが、結構ポイントだったりする。


鶏肉の半分は、前菜の怪味鶏用に、拍子木に切る。ソースは、長ネギ、芝麻醤、豆板醤、塩、醤油。配分はお好みで。


キュウリの上に並べて、出来上がり。


これを食べている間に、鶏片蚕豆。なーに、簡単。なにしろ、鶏から取ったスープを温め、茹でた蚕豆に鶏肉を入れ、とろみを付けるだけ。それでも、前菜とは、趣のちがう一品にはなる。


締めは、肉野菜炒め。豚肉薄切りは油通しをし、軽く味を付けておく。今日は、軽く醤油をふっただけ。
野菜は、もやし、ニラ、タマネギ。合わせ調味料(基本的に、お好みで。本日は、甜面醤、塩、醤油だけ))で、炒め肉を加える。ご飯にぴったり。

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石窯(3)

2007-06-06 18:37:15 | 男の料理
幸い、薪はトラブルもなく燃えてくれましたが、日没の時間等から逆算すると、窯を充分に暖めるのは無理がありそうです。


そこで、薪を残して鶏モモ肉とジャガイモを投入。始めから、応用編となりました。鶏皮が心配だったので、10分後には向きを変え、あとは焼きあがるのを待つのです。


ゆっくりと日が落ちていく間を、ビール片手に窯の番。これは、極楽です。煙がどんどん出ている間は、虫も殆ど来ません。ときおり聞こえるジュッという油の音を頼りに、焼きあがるのを待ちます。


真っ暗になる前に、撤退しました。鶏肉は聞きしに勝る出来栄えです。皮はパリ。なにより、薪を焚いた香りが、肉に移って香ばしいのです。


香りが立ち昇ります。次は、一羽丸ごとで試したいです。これには、スペイン ラマンチャ産のワインを合わせました。

石窯(2)

2007-06-05 18:43:29 | 男の料理
石窯といっても、基本的には薪を焚く窯なので、それに急いで取り掛からなければなりません。日は傾いておりますし、窯は最低1時間は暖める必要があるのです。そう、石窯は窯を充分に暖め、窯からの赤外線で調理するのが基本です。薪を鍋の下にくべるスタイルではないのです。


炉の天井になる石を設置したら(これがやたら重い。無理もないですが)、一応完成。
この時点で、台車のキャスターは土にもぐりこんでしまう。無理もない。ろくに固めていない上に、100キロ以上のレンガを載せたからです。これで、窯を軒下に収納するのは、レンガを手作業で移動することになってしまい、当初もくろんだ台車作戦は失敗となりました。


こちらは、前面の鉄の蓋をはずしたところです。レンガの幅は10.5センチもありますので、窯の外形は大きく見えても、内部は意外なほどに小さいのです。ここに、火を入れて、レンガ自体が熱くなるのを待つのです。買い物などで遅くなってしまったので、細めの薪を使い燃え上がらせました。それでも時間が足りず、ちょっと、不安です。

石窯(1)

2007-06-04 21:45:56 | 男の料理
実を言いますと、石窯にはずっと心引かれておりました。石窯焼きピザ、石窯焼きパン、どれもとても美味しそうで、良く分らない世界です。使ってみないと分らない、ような感じを受けます。石窯は、それにオーブンとしてもよいと思います。
しかし、庭の片すみにでも常設したら、雨風に打たれ、意外に寿命は短いのではと案じ、二の足をふんでいました。それが、ひょっとしと事で、ミニ石窯のそれもキットがあることを知り、試してみることにしました。ちょっと長くなりそうなので、3回に分けて書いてみます。


キットは、こんな荷姿で届きました。宅配便の方なら、ささっと運べますが、どれも一つ持つのがやっとという重さです。
包装を開け、レンガの寸法を測り、中身を把握します。それから、窯を設置する台車を買いに走ります。台車に設置すれば、軒下に置けるとふんだのです。


まずは、台車の上にショッピングセンターで買った耐熱煉瓦を並べます。


その上にキットの、より耐熱性のありそうなレンガを一層並べます。それから、炉を組んでいきます。


マニュアルもよく読まず、現場合せの作業です。
レンガというのは、一個では大した重さはありませんが、それが重なっていくと、大変な重さになります。レンガ積みの作業は、最初の工程を間違えると後の作業が全部やり直しになりますので、それなりに頭を使う深みのある作業だと感じました。