蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

只見  長谷部家

2007-06-27 22:06:18 | 古民家、庭園
関東の様々な道の名に「鎌倉街道」が付けられているのと同様に、越後から上州への道に「沼田街道」という名が付けられている。これは、越後の更に先の会津にまで至る道でも同様で、こちらの長谷部家の前をまさしく、江戸時代からの街道が走っていた。


これだけ山深い背景を背負ったルートなので、恐らく相当の昔からルートは変わってはいないのだろう。こちらに番所を供えれば、関所逃れの旅人はそうは多くなかったのだろう。


武士階級のための専用玄関を用意したので、屋根の構造はちょっとだけ複雑になる。しかし、それが積雪時にどんな負荷を強いることになるのやら。


とても新しそうに見えるのだが、実際は何時ごろのものなのだろう?意外に古いのかも知れぬ。


縁側の足元の花は、雪国らしく地味だが芯が強そうだ。


背景から前景まで、只見らしい豊かな緑に囲まれて、茅葺屋根が本来の姿を主張する。奥に見えるのは、旧五十嵐邸のようだ。

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