蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

二宮家  聖籠町(3)

2014-06-11 22:12:20 | 古民家、庭園
二宮家はバラの盛りに合わせて、毎年5月下旬から6月中旬にかけて和風庭園と、バラ園を公開する。


今年も、その時期にこの庭を訪れた。今年は、日差しがきつすぎると感じられる程の晴天であった。


庭の向こうに見える弁天潟は、かつてはこの家の庭の一部であった。
その借景があまりに見事なためか、家の周りの庭には、それ程凝った造りは見られない。




二宮家は茶事をよく行ったのであろう。母屋つづきの離れやの茶室は網代を外装に使った、なかなか凝った造りである。
弁天潟に突き出した茶室は、見事なロケーションに置かれている。


屋敷の内部は公開されていないが、縁側から奥座敷を見回すだけでも、いかにも凝った造りであることが見て取れる。






季節限定で公開されるにしては、訪れる人で中がごった返すような事もない。ゆっくりと、この時期の庭園を楽しむ事ができた。