蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

高麗郷 古民家  (新井家住宅)  埼玉県日高市

2014-06-04 22:29:31 | 古民家、庭園
新井家は江戸末には高麗本郷村の名主を務めていた。


石垣の上にはおよそ千坪の宅地が広がり、そこに建てられた建築の中心となる母屋は明治初期のものである。


建物が公開されたのはごく近年のこと。駐車スペースは、館とは県道15号線を挟んだ場所にあり、高麗川沿いの小道により、県道をくぐってのアプローチになる。


宅地の土留めとなる石垣は、国の有形登録文化財である。


母屋の規模は大きいが、向かって右半分は土間であり、本当に格式が高いのは左半分である。


土間から上段の間までを見渡せば、このような清生とした姿になる。
欄間の細工なども、見事である。


座敷の外側を通る廊下も畳敷き。
この館の格式の高さが感じられる。




母屋の出居の先に、さらに客殿が増築された。
明治39年の建築だと言う。


この屋敷には樹齢を重ねた見事な庭木が数多く植えられている。