編者の安田一郎さんは、42年前の大阪労山の初めての海外登山、しかもネパールヒマラヤの未踏峰挑戦という登山隊の隊長でした。登山後に報告集が出されましたが、この42周年に際して当時のリアルな現場日誌が見つかり、今回それを含めたより詳細な登山記録として出版されたのが本書です。
海外登山は平和無くして追求できないと感じるこの頃。すでに当時の隊員の多くが高齢の域に達したが、42年前の詳細な現場日誌の発見によってネパールとチベット国境に位置するプルビチャチュ峰(6658m)に初登頂した大阪労山隊(大阪勤労者山岳連盟)のドキュメントが今、鮮やかに蘇った
【もくじから】
序章
第1章 先発隊日誌
第2章 後発隊日誌
第3章 本隊キャラバン日誌
第4章 ベースキャンプ設営からCⅠキャンプ設営まで
第5章 CⅠより大岩を乗越して南西岩稜へ
第6章 CⅡ設営から南西岩稜ルート工作へ
第7章 CⅢキャンプより難関アイスキャップを制す
第8章 第1次隊初登頂果たし第2次隊も登頂へ
第9章 撤収、下山、カトマンズ帰還、そして帰国
■編者 安田 一郎(やすだ いちろう)
■定価 1540円(税込)
■判型/頁数 A5判 ソフトカバー 176頁
■発行日 2025年6月25日
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