2010年、児童福祉法の障がい児の定義に発達障がい児が追加され、支援が必要なことが認められた。その後も発達障がい児は増え続け、学習面や行動面で著しい困難にあっているにもかかわらず、必要とされる教育的支援は現実にはとても遅れている。子どもたちは成長していくが、どのような支援が必要なのかはあまり認識されないまま、支援が得られず困っているのは家族も同様だ。
発達障がいのある子どもを育てる4人のママたちの語り合いを通して、子育ての喜び、苦しさ、必要な支援について考える。
私が子育てしている時にこの本があれば良かったのに。
発達障がいって一括りにできない症状だから、聞きたいことはいっぱいある。「他の子のお家ではどうしているの?」相談員や医師でも、答えられないことをこの本では知ることができる。(発達障がいのある子を育てた親御さんの言葉)
■第1章 発達障がいの子どもあるある
■第2章 ママの想い
■第3章 必要な支援
■第4章 言い足りてないこと
■第5章 座談会を終えて
・編著者
芦田 麗子(あしだ れいこ)
1973年大阪に生まれる。龍谷大学大学院修了。修士(社会福祉学)。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。社会福祉士。保育士。専門は子ども家庭福祉。主な著書は『シングルマザーをひとりぼっちにしないために』(日本機関紙出版センター)。
保坂 裕子(ほさか ゆうこ)
1974年大阪に生まれる。兵庫県立大学環境人間学部・准教授。大阪教育大学大学院修了。修士(学校教育)。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は生涯発達心理学。主な著書は『多様な人生のかたちに迫る発達心理学』(ナカニシヤ出版)。
・装丁・装画 瀬川慶太郎
・定価 1980円(税込)
・判型/頁数 四六判 ソフトカバー カラー 216頁
・発行日 2025年3月20日
・書店発売 2025年4月7日
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