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まいど、日本機関紙出版です。

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『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(平井美津子、高文研)の紹介

2017年12月06日 | 丸ちゃんの私的時間
今春、小社から『教育勅語と道徳教育』というブックレットを出してもらった平井美津子さんの新刊『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(高文研)を読んだ。



平井さんと知り合って7年ぐらい経つが、彼女の名前はそれ以前から、大阪の女性教師にすごい人がいるというような感じで知っていて、ちょうどその頃が「慰安婦」問題をテーマに生徒たちと格闘していた時期だったと、この本を読んでわかった。

本のタイトルは「どう教えるか」だが、特別ノウハウ的なことは書かれていない。「慰安婦」問題との出会いから始まり、ちょっと力が入った最初の授業、子どもたちを引率しての沖縄旅行、ナヌムの家で元被害者たちとの交流後の新たな決意、そして地元地方議員や右翼、在特会からの攻撃に直面することなどを通して、保護者にも支えられながら、「慰安婦」問題が、今を生きる子どもたちと私たち自身に突きつけられた問題だとして学び合っていく。

平井さんの授業に結末までのシナリオは無い。子どもたち自身がそれぞれに結末を考える。特に中学生は性のことを考える一番大切な時期だけに、子どもたちの思いを大切にしたい、それが授業の出発点だという。

2015年末の日韓合意や翌16年の沖縄元海兵隊員による沖縄女性暴行殺人事件などを教材に、子どもたちの関心を広げる授業も実施、その子どもたちの感想を読むと真の「和解」について考え始めた中学生たちの姿が見えてくる。

しかし今、学校現場には「忖度」の嵐が吹き荒れている。自民党は「学校教育における政治的中立性についての実態調査」を呼びかけ、教師たちに戦前さながらの密告を奨励している。教育委員会や学校管理職は、授業や学校運営に攻撃がかけられないように、教師が作成するプリントをチェック、本人の了承無しに私物を持ち出すというような人権侵害も起きている。上からの指示は末端に行けば行くほど「忖度」という形で強制力が強まっている。

また歴史修正主義の立場で作られた教科書が検定を合格、いくつもの自治体で採用され、政権が望む人間作りを目指す教育が行われている。

そんな今だからこそ歴史研究者と歴史教育者が手を携えて現実と切り結んだ授業をどうすすめていくのかが問われており、その鍵となるのが「慰安婦」問題であり、怯まずに堂々と教え、歴史の傍観者にならないことだと言う。

そして最後に、卒業する子どもたちに贈る言葉は「抗う」。実に平井さんらしい言葉だと思った。


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企業は伸びる、人は滅びる

2017年11月19日 | 丸ちゃんの私的時間
先日の「朝日」記事。アベノミクスがやはり結局は、大企業を儲けさせるだけだったことが明らかになったと報じている。企業の現金と預金が、2016年度末に211兆円と過去最高。アベノミクス前(11年度末)と比べ3割(48兆円)増えたが、社員の賃金には全然回らなかった、というか落ちこぼれてこなかったというわけだ。この状態でさらに消費税を10%に上げると言うのだから、もはや暴政そのものだ。富めるものはますます富み、貧しいものはさらに貧しくなる。

ところで、多くの書店の店頭では相変わらずというか、定番の売れ筋商品としてビジネス書が幅を利かせてよく売れている。そのほとんどが、いかに利益を上げるかといった内容の本やノウハウ本や自己啓発本で、一概には言えないけど結局は会社のために一生懸命働いてねというような内容だ。そしてそれを読む読者=サラリーマンのみなさんは、会社の売上と利益の拡大のために厳しい競争社会の中で生き残るしかない。だがその結果が、冒頭のような会社からの仕打ちだとしたら、それはあまりにも酷すぎはしないか。

富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちるというトリクルダウン理論への幻想を抱かせ続けててきた安倍政権の責任は重い。


「朝日新聞」2017年11月13日より
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シンママたちが藤田寛さんを囲んで

2017年10月30日 | 丸ちゃんの私的時間

昨日、シンママ大阪応援団にいつも食料支援としてたくさんのお米や野菜を送っていいただいている藤田寛さんを囲む集いが行われた。台風やら雨やらで当初の会場を変更し寺内順子事務局長の自宅で、寺内さんの手料理が並ぶテーブルをシンママや子どもたち20数人が囲む楽しい集いとなった。

藤田さんは山谷農場というフードバンクを主宰、全国各地の困窮者を支援する団体にお米や野菜を無償で送り届けている。シンママ大阪応援団には今年6月から8月末まででなんと19回・420キロのお米をはじめ、さまざまな野菜も送ってもらっている。シンママ大阪応援団の支援者の一人として本当にありがたく、深く感謝申し上げます。

食糧支援の拠点は長野県の八ヶ岳麓にあり、相模原市の自宅から毎週末通い続けてすでに今年で25年目だそうだ。そんな息の長い活動を支えているのが多くの食料提供者(支援者)であり、その方たちとの信頼関係だ。その信頼関係の元になっているのが、藤田さんの被支援者訪問で、今回の集いもその趣旨で企画された。提供されたお米や野菜がどのように使われ役立っているのか、その様子を提供者の方たちに伝えることがとても大事であり、それが藤田さんの支援のあり方の大きな肝だという。

提供してもらったお米がどれほどにシンママと子どもたちを助けていることか。シンママたちの話を、シンママ家庭への支援は初めてだという藤田さんは驚きを持って聞かれていた様子で、今回の内容を支援者の方たちにしっかりと伝えると話された。

ところで、藤田さんが発行している支援者と被支援者を結ぶ「ひびき」という通信をいただいたのだが、その中の記事にこんなことが書かれてあった。

「現在フードバンクは、社会保障費の膨張を食い止めるため、公助の限界を唱えて自助努力を強く求めようとする政府によっても推奨されることが多くあります」

いったいこの国の政府はどこまで腐っているのかと沸々と怒りが湧いてくる。

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映画「日本でいちばん長い夏」を見た

2017年10月28日 | 丸ちゃんの私的時間
雨の休日。自宅で風呂敷残業の校正仕事と自治会仕事をしながら、その合間に撮り溜めの映画を見た。7年前の半藤一利氏原作の「日本でいちばん長い夏」。

これは昭和38年に文藝春秋に掲載された半藤氏企画の座談会「日本でいちばん長い夏」を映画で再現したもので、座談会は戦争終結前後のことを思い出し語り合うといった感じの内容だ。

出席者は当時の政府中枢にいた人、外務省や外交官陸軍や海軍の幹部、中国や東南アジアの戦地にいた人、沖縄戦の従軍看護婦、報道関係者、外国人捕虜、国内政治犯など全員が戦争体験者で、映画はその座談会を再現ドラマにするといった形式の文士劇スタイルの映画となっており、戦時中の記録映像を交えている。実際に俳優を演じたことのないジャーナリストや作家、アニメ監督、漫画家など現代の文化人、知識人などが座談会出席者の役で出演している。

戦後まだ13年しか経っていない時点での座談会なので、それぞれの発言にまだ戦時中の状況を引きずる重い現実感がありとても引き込まれた。昭和38年といえば東京オリンピックの前年で、日本は朝鮮戦争特需を経て高度経済成長の真っ最中。この辺りを境にして戦争はもう過去のことという思いが国民の中に広がりつつあり、そのことに危機感を抱いての企画だったのだと思う。

座談会では天皇の戦争責任とか、加害責任とかいうことには一切触れられていないし、話題にもなっていない。まあそこは文藝春秋という雑誌のことでもあり、当時の時代状況の反映なのか、あるいはまた参加者の多くが当時の戦争遂行者側にいた人たちやその部下たちということからくる限界なのかもしれないが、でもそれぞれが語る発言からは、もう二度とこんな戦争はごめんだという思いは強く感じられた。
座談会出席者たちがその後の人生を、平和への貢献、あるいは戦争への反省といったことを基に生きてきたように思えたのが何よりいい。

座談会には28人が出席していたが、この映画が作られた2010年時点での座談会出席者の生存者はわずか4人だったそうだ。1963年に座談会が行われ、2010年にその再現映画が作られ、そして今は2017年。この時の流れの中で、日本の戦争体験者数は人口の10%以下になり、戦争を知らない世代の政権がナショナリズムと排外主義を叫び、あの戦争への反省から生まれた日本国憲法の平和条項改憲を掲げる時代になってしまった。

半藤一利氏もこんな今の状況を憂う一人だが、かつてこの座談会に出席した人たちがもし今生きていれば、どんな気持ちを語ってくれるのだろうか。ぜひともインタビューしてみたい。

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自分ファースト候補者たちに絶対に投票なんかしない!

2017年10月11日 | 丸ちゃんの私的時間
「国難突破解散」と安倍首相がのたまう総選挙が始まった。もっとも国民にとっては安倍政権の存在こそが国難なのだが、どうもその点がこの人には通じないらしい。ということで昨夕はさっそくヨドバシカメラ梅田店前の演説会に「市民と野党共闘」支援の立場で参加した。

大阪9区の野党共闘候補の社民党の服部良一さん、共産党比例&小選挙区候補の清水ただしさん、ママの会の方、そして志位和夫さんからそれぞれ訴えがあった。



マスコミは今回の各勢力の対決構図を、自公➕維新 VS希望VS野党共闘の三極対決と報じるが、しかし実態は自公➕維新➕希望VS野党共闘だ。維新は完全に自公の補完政党だし、希望なんかはほとんど自公と一緒だと党首自身が認めていているのに、なぜこの点をマスコミが突っ込まないのか意味不明である。

突如民進党を解体して小池都知事の新党傘下に先を争いながら下って行った人たちが、モリカケ問題をはじめとして、国民の疑問に一切真面に応えない安倍政権を支えるという大政翼賛会的構図が選挙後に現れるのだろうか。考えただけでも恐ろしい。

一体あなたたちのこれまでの政治信条は何だったのかというような、国民のことなんかそっちのけの自分ファースト候補者たちに絶対に投票なんかしないし、そんな人たちが作る政権なんてやっぱり信頼出来ないんじゃない?

志位さんの話によると野党共闘が249の選挙区で成立したそうだ。短期間の間にこれだけ実現したということは、やはりそれほどまでに自公とその補完勢力に対する批判の声が大きいことの反映だと思う。

安倍首相は、この選挙を受けてモリカケ問題に幕引きをし、たとえ自民党が減ったとしても引き続き続投するとの姿勢らしいが、そうはさせないための野党共闘の前進を勝ち取ることに微力ながら協力したいと思う。

演説会が始まるえ前だけど、こんな新聞を↓配っていた人たちがいた。公明党・創価学会の姿勢に疑問を感じた人たちが大勢いるのだろう。紙面からそんな印象を持った。



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人間、歩かなあかんねえ!

2017年06月17日 | 丸ちゃんの私的時間
以前から健康診断でコレステロール値が問題になっていて、このままでは危ないんではという思いもありながら、なかなか改善のための一歩を踏み出さないのが我ながら弱い部分なのだが、ついにこの本に大いなる刺激を受けて、とにかく歩けば何とかなるやろうという確信を得た。

特に最近は毎晩酒を飲んでいるので、それもまずいかなあという部分もあって、ここはしっかりと歩くことにすべしと眦を決して夜空に誓ったのだ!

ということで、ここんとこ、朝は大阪駅から会社まで歩き、帰りも何も用事がなければ歩くようにしている。
まあ雨の日はやめとくけど、だいたい家から駅まで、そしてこの大阪駅と会社までで約6000歩、時間で40分ぐらいある。往復すれば軽く1万歩以上あり、これに仕事で歩くことを加えるとだいたい1日当たり1万5千歩は超えるだろうから、こうなるともう認知症も心臓疾患も脳梗塞も脂質対策も、その他諸々の生活習慣病などに対してはバッチリで、健康長寿でポックリとあっちに行けるんじゃないかと思えるんやけどねえ(笑)。

まあそんなことで、歩かんとあかんちゅうわけです。



この本、ホンマにええですよ。こういう先生、近所にいてはったんやなあ。
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森友学園「瑞穂の國(安倍晋三)記念小學院」を見に行った

2017年02月25日 | 丸ちゃんの私的時間

今日は休みで天気も良かったので、今、渦中にある隣町のあの場所を見てみようとウォーキングがてら出かけてみた。

とりあえず相川駅まで歩いて阪急電車に乗り十三乗り換えで宝塚線の庄内駅でおりる。改札を左に出てちろりん村という飲み屋街を抜け、大阪音大エリアに入るとすぐに目の前に工事中の茶色の建物が見えてくる。

下のグーグルマップ(これはまだ工事前のもの)の野田町中交差点の左上の区画が問題の森友学園「瑞穂の國(安倍晋三)記念小學院」予定地として売却されたエリアだ。ただし、なぜかわからないがその区画の右下角のエリアは隣の野田中央公園の一部として現在整備中になっている。

野田中央公園が9492㎡で豊中市に14億2300万円で売却され、この安倍晋三記念小学校が8770㎡でたった1億3400万円で売却(10年の分割払)されてるのだから、誰が見てもその不自然さは明らかだ。

本来、国に入るべき収入が、ということは私たちが収めた税金がもとになっている国の財源が、誰かの意図で、あるいは何らかの事情で不当に減らされてしまい、その一方でこうして利益を得ているものがいるという今回の事件、その全容解明はまだまだこれからだ。

これが野田中央公園。きれいな広々とした公園だ。

そしてこれが「瑞穂の國〇〇〇〇記念小學院」。看板文字の配列のバランスがなんとなく不自然で、「瑞穂の國」の下に「安倍晋三」と4文字入ればちょうどよくなると思うのだが…。

工事現場には、あの学校法人塚本幼稚園の送迎バスの姿も。

掲げられていた建設工事の許可票など。なんと、建設会社はうちの地元の会社かあ。藤原工業さんね。

その区画の一部は公園として整備中というなんとも不思議な区画になっている。

向いの市営住宅に上がって全体を俯瞰してみた。いやあ、これは4月開校は無理じゃないかと思うけど、どうでしょう。ちょうど伊丹空港に着陸する飛行機が真上を飛ぶ場所になる。

こちらが1億3400万円。


こちらが14億2300万円。この両地、地元の人に聞くと、阪神大震災時には避難住宅が建っていた場所だったそうだが、なぜ多くのゴミが埋没したのか、それ以前のことはわからないとのこと。

さて、庄内駅に戻り十三まで移動、今度は淀川区を西へとウォーキング。めざすはあのトラブルだらけ“愛国幼稚園”だ。西淀川の歌島橋と十三を結ぶ淀川通をちょっと淀川側入ったJR塚本駅に近い場所にある。

1950年に開設の幼稚園で、結構古い歴史がある。なんとなく独特の雰囲気の正面玄関だ。写真を撮っていると、私と同年代のおっちゃんが話しかけてきた。護国神社の関係者だとかで、「この幼稚園は警備がしっかりしていて、安心して子どもを預けられるから良いですよ」と。小学校の設立準備室がおかれてるようで、その案内のメインは教育勅語をしっかり身につけさせることだとか!

玄関内の「さざれ石」というのもなんかすごい!園庭は園舎の1階部分のようで、ここでは運動会はできそうにないが。

いろいろ問題のある幼稚園だということは、すでにマスコミなどで報じられているが、ここではこの幼稚園を退園・退職させられた人たちのホームページがあるので紹介しておこう。

さて肝心の問題解明の方だが、昨日の衆院予算委員会質問では、宮本岳志議員が契約前に価格をめぐって2015年9月4日午前10時に近畿財務局9階会議室で、近畿財務局統括管理官と大阪航空局調査係と森友学園工事請負設計会社所長と建設会社所長が会合を持ったという衝撃的事実を明らかにされた。この会合の内容が明らかになれば価格決定の経緯もわかるだろうから、ぜひとも証人喚問をして真実を暴いてほしいのだが。

 

 

 

 

 

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真田丸を歩いて来た!

2017年02月19日 | 丸ちゃんの私的時間
好天に恵まれた今日の大阪。なかなか行けなかった真田丸現地を訪ね歩いて来た。9時前に家を出て吹田から玉造駅へ。いつも歩く道を辿って、三光神社へ向かう。何度目かの幸村像と真田の抜け穴を見て、大阪大空襲で壊れた石の鳥居と新しく作られた鳥居という二重の鳥居をくぐって神社境内へ上がる。同じ目的か、いくつかの集団もあり、なかなか賑やかだった。

神社隣の小高い丘に上がって陸軍真田山墓地へと向かう。ここも何度か来たが、やはり膨大な数の墓標に圧倒される。この墓標の数の何百何千倍もの命が明治以来の戦争で亡くなったということを想像してみる。

墓地から民家の間を西に抜けて、真田丸の核心部らしき場所へと向かう。この辺りには、真田丸の一角を占めていたお寺がいまも残っている。その一つが心眼寺。



寺の北側には堀跡が残り、今は道路になっている。寺の向かいの明星学園前には真田丸碑も最近建てられ、校舎にはこんな感じの壁画も描かれていた。


さて真田山エリアはこんなことで終わって、次は天王寺エリアヘと向かう。これまで歩いたこともない街中を楽しみながら一心寺をめざす。途中に創価学会エリアと呼んでもいいような場所を通ったのは発見だった。一心寺は今日が何の日か知らないが、とても大勢の人で溢れていた。若い人も多く、いつの間にか日本人はこんなに信心深くなったのかと思ったりもしたのだが。さて一心寺には真田幸村関係では、夏の陣で激闘の末に亡くなった徳川の武将本多忠朝の墓がある。言い伝えでは、戦いの前に酒を飲みすぎて失敗したそうで、今は酒封じ祈願の場所として、禁酒をしたい人たちが訪れてるそうだ。
いよいよ今日のクライマックスの場所、幸村が討ち死にした場所へと向かう。一心寺のすぐ向かいの安居神社がそこだ。夏の陣の最終段階、家康の首を討ち損ねた幸村が逃れて来たこの神社の松の下で、徳川の松平忠直隊の足軽頭西尾久作が、精魂尽き果てていた幸村から「お前が私の首を取れ」と言われて討ち取ったと伝えられている。NHK大河ではこの最後のシーンは、佐助に介錯をさせたことになっていたが、がこれには諸説いろいろあるそうだ。



さて天王寺エリアの最後は、茶臼山だ。冬の陣では徳川家康の本陣となり、夏の陣では真田幸村の陣となった小高い丘。上に登って、今は高層ビル街が広がる街並みを消して、ここから真田丸や大阪城が見渡せたことをちょっと想像してみた。


こうやって日常から飛び出し、歴史の世界に身を浸してみるのもなかなか楽しいものだと思った1日だった。
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携帯、iPad、格安に切り替えました!

2017年01月06日 | 丸ちゃんの私的時間
‪さて今年は節約の年に。ということで、まずは携帯電話(ガラケー)を契約更新期間なので買い替えた。
あまり長電話はしないので、それなりのプランに変更、結構安くなった。
そしてiPad。これは新しい機種が大判のProタイプしかないので、現状のままでAir2をそのまま使用することにして、先月が更新期間だったのでauを解約した。
このまま何もせずに使い続けると、これまでより費用が高くなるという、どうもこの携帯キャリアの訳のわからない仕組みが気に入らないので、格安SIMに切り替えることにした。
いろいろ調べて、mineo(マイネオ)のSIMカードをネットで申し込むなど自分で手続きして、先ほど送られてきたものをiPadに差し込み、ガイドに従って作業をすると、すぐにネットに繋がった。あらまあ、以外と簡単なんやね。
梅田のヨドバシやショップの列に並ばずにできたので、とても助かった。
たったこれだけで、問題の月々の費用は約3分の1になるのだから、そりゃあ、こっちに切り替える人が増えるのもわかります。
それにしてもこういうIT方面の進化というのはすごいもんやねえ。
というこで、携帯料金を安くしたい方には、格安方面はオススメやと思います。
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新年、おめでとうございます。

2017年01月01日 | 丸ちゃんの私的時間
みなさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
家族新聞を毎年年賀状として発行しています。普段はほとんど家族のことは触れませんが、まあ年に1回なのでいいかなあと…。
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なんという結末か!

2016年12月13日 | 丸ちゃんの私的時間
今夜は雨も降って寒いので早めに引き上げ、素早く風呂に入って温まった。

さて、今日の晩御飯は何にしますかね。そうそう、今日は生協の配達日で、確か先週申し込んだ美味しそうな日本酒が来てるはずだったことを思い出した。すぐにいつも置いてある場所を見たけど無い。あれ〜、どこにしまったんかいなあ。あちこち探したけど見つからない。

片付けは日中家にいた息子がしてくれてるので、彼に聞けばわかるはずだけど、まだ帰ってない。まああとでいいかと、まずはビールで晩御飯。

さてビールの次はやはり熱燗やねえってことで、再び探し回るが、やはり見つからない。息子も酒好きなので、もしかしたらどこかに隠したんかいなあなんて思いながらゴソゴソしてたら、ようやく息子が帰って来た。

早速息子に聞いた。

「なあ、今日、日本酒来とったやろう。どこにしまったん?」

すると息子曰く。

「ああ、それ、玄関で落として割れたんやわあ」

はあ~〜、なんとも、まったく予想外の返事であった!

わあああああ…。
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真田丸も間もなく終了。幸村ロスに備えて…

2016年12月10日 | 丸ちゃんの私的時間
‪あと2回で大河ドラマ「真田丸」も終わり。ドラマの結末はわかってるけど、この1年間たのしませてもらった。‬上田に、九度山に、そして地元大阪の真田丸現地ゆかりの地にも足を運んで、歴史の面白さも味わった。ついでに、以前放送された 草刈・渡瀬・丹波ら出演の「真田太平記」(池波正太郎版)も観た。ということで、幸村ロスに備えて、その世界をもっと楽しみたいので、2冊の小説を買ったりしてみる。冬休みに楽しむとするかなあ。
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歴史を切り拓いた2人に感動~「貴士さんと祐貴さんが家族になりました!!」を祝う会@雲州堂

2016年11月21日 | 丸ちゃんの私的時間

昨日、前日の記事にも書いたとおり、「貴士さんと祐貴さんが家族になりました!!」を祝う会を行いました。会場は大阪市北区にある「ダイニングIOR?I」という、昔の木造の倉庫か蔵のような建物をそのまま活かしたなかなかユニークな雰囲気のレストランで、手作りの祝う会です。

はじめに、この会の準備をすすめてきたメンバーの伊藤真美子さんがこの日を迎えるに至った経過を報告、続いて参加者を代表して中田進さん(関西勤労協)が、「2人の生きる姿は歴史の先駆者だ」と挨拶され、貴士さんの職場で尼崎医療生協の福島専務の乾杯の音頭で会が始まりました。

貴士さんと祐貴さんは、養子縁組に至った経過を役所とのやり取りなども含めて苦労話などもを報告、小部修さんによるサックス演奏で祝う会に花を添えていただきました。

2人はミツコとマツという2匹の猫と一緒に生活していますが、その猫たちの名前を借りた質問コーナーでは、会場から2人の馴れ初めについてなど多くの質問があり、貴士さんは早口で、祐貴さんは照れながら答えていました。

またLGBTって何?というような基礎的な学習資料も配布、貴士さんのレクチャーで性的マイノリティについて学びあう場にもなりました。

続いて職場の仲間やゲイの友人たちの挨拶も相次ぎ、会場はたいへんな盛り上がりへ。そしてお店オリジナルの四角い大きなケーキへの2人の入刀でそれはピークに達しました。

祝う会は最後に2人の挨拶とケイ・シュガーさんの生演奏で終わりましたが、参加者一同、2人が家族になったことを本当に心から喜んでいただいた、とてもいい集いになりました。

特に私は最後の祐貴さんの挨拶がとても心に響きました。貴士さんと出会って本当に良かったですね!! 歴史を切り拓いた2人のこれからに乾杯です。

 

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明日、「貴士さんと祐貴さんが家族になりました!!」祝う会

2016年11月19日 | 丸ちゃんの私的時間

小社の著者の一人、杉山貴士さんがパートナーと家族になり、明日、そのお祝い会を行います。

杉山さんとの出会いは今から8年前。「機関紙出版からぜひ本を出して欲しい」と「大阪民主新報」の記事のコピーを持って会社に来られました。その記事は、彼もそうである性的マイノリティの人権と運動をテーマにした宮本たけしさんとの対談でしたが、その時はその内容よりも目の前にゲイの人が現れて今、初めてそういう人と話をしていることに不思議な感覚を覚えたものでした。

私自身は特に偏見があるとかではなく、そりゃあいろんな人がいるだろうという感じで受け止め、一生懸命出版化について語る彼の姿勢に共感を覚えたことを昨日のように思い出しています。

そうして出版したのが『聞きたい知りたい性的マイノリティ』(2008年8月刊)で、対談記事以外にも多くの方が執筆参加され、ボリュームのある本になりました。当時、民主的運動に取り組む人々の間でもまだまだ性的マイノリティに対する認識は決して十分なものではなかったと思いますが、そんな中、機関紙出版としては初めてのテーマの出版となり、この本を編集する中で私自身が学ぶことにもなりました。

その後、杉山さんはカミングアウトしながら医療生協職場で働き、大学での教鞭や各地での講師活動に取り組み、その生き方はまさに時代の先駆者と呼ばれるべき奮迅ぶりです。

そして、そんな杉山さんがこのたび、数年間のパートナーとの関係をさらなる家族関係へと発展させることとなり、明日、そのお祝いの集いを持つこととなったのです

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広島カープ優勝パレードを見て、黒田選手の引退に涙した日…

2016年11月06日 | 丸ちゃんの私的時間

昨日の11月5日、わがチームの優勝パレードが行われるので、ここは行かねばなるまいということで、まだ真っ暗な3時半に車で家を飛び出した。8時過ぎにパレードが行われる広島平和大通りの近くの駐車場に到着

開始は10時半なのにすでに多くの市民がぞろぞろと通りに向かっている。こちらは近くの喫茶店で腹ごしらえを済ませて向った。朝の太陽で写真撮影が逆光にならないように横断歩道を渡ってNHK広島放送局の南側に陣取った。とは言ってもすでに多くの人垣が出来てたので道路からは6メートルぐらい離れている。開始時間までに私の後ろも何重にも人があふれて来た。

空は雲一つない絶好のパレード日和で取材ヘリが何機も旋回している。開始まで立ったまま1時間半ぐらい本を読んだりして時間を潰し、ようやく全行程3キロの真ん中あったりのこの場所に10時45分ぐらいにパレードの先頭がやってきた。先頭はカープのキャラクター・スライリー。その次に緒方監督と松田オーナー、チームキャプテン小窪選手と球団本部長の車、そして黒田選手と新井選手のオープンカーが続く。


カープのキャラクター・スライリー


手を振る緒方監督


黒田、新井両選手の乗った車


丸、菊池、安倍選手らの乗ったオープンバス


続いてエルドレッド選手、中崎投手、一岡投手、ジャクソン投手ら


こちらには「神ってる」鈴木選手や下水流選手らの姿


キャッチャーの石原選手に九里投手らの姿も


長い時間待ったが、目の前を通り過ぎる時間の短かかったこと!あっという間に車列は去って行った。


広島と言えば路面電車だが、昨日はこんなデコレーション電車も走った


近くのマンションにはいくつもの赤いユニフォームが吊るされていた


パレードが終わり昼ごはんを食べようと市内中心部へ向かうが、街中に赤シャツ姿があふれている


途中にあった袋町小学校の平和資料館へ立ち寄る。被爆した建物の一部が当時のまま残されている。


昼ご飯はもちろんお好み焼き。どこもかしこも大行列でようやく見つけた「ふうちゃん」で。とにかく美味い~~~!

さてパレードの後マツダスタジアムで優勝報告会があるのだが、そちらは事前配布の入場整理券が必要だとかで入れず。しかし広島の全テレビが中継するそうで、近くのパブリックビューイングかどこかで見られないかと探すが見つからなかった。そこで思いついたのがエディオンのテレビ売り場。なるほどそこなら見れるでしょうということで向うが、その途中にあったヤマダ電機の方に入り、テレビ売り場に陣取った。


お店の中はこんな具合で、思った通り中継を見ることができた


優勝報告会には県知事、市長も出席、挨拶。広島カープの地域球団性がよく分かる


前回優勝以降に亡くなられたカープファン遺族を代表して「はだしゲン」の作者、中沢啓治氏の妻ミサヨさんが挨拶。中沢氏がこの優勝をどんなに待ち望んでいたかを語られた。


続いて緒方監督の優勝報告挨拶


選手とスタンドが一緒になって赤い風船を打ち上げ


気がつけばテレビの前にはこんなにファンが!


黒田選手の引退セレモニーも行われた

 
チームメイトに背番号15の数だけ胴上げされた黒田選手


一人残ったマウンドに跪き、涙する永久欠番、背番号「15」。 またいつかこの鯉のユニフォームを着てくれる日がくることを願って、今日の姿を目に焼付ました。20年間、本当にありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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