ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

西村麺業 @愛知県一宮市 (2)

2024年05月21日 | 愛知県(尾張)

ある天候不順な休日、久しぶりに愛知県一宮市の「西村麺業」へ。こちら創業は昭和35年(1960)で60年以上の歴史がある。他所に卸しているかどうかは知らないが、”麺業”だけあって生麺を購入することも出来る。店に着いたら外壁は塗り替えられ、店先に自動販売機も設置されていた。最近はラーメン屋も自販機販売をする店が多くなった。こちらはこの地域で細々と残っていた”ソース後がけ焼きそば”でも有名。でも知る限り残っているのはもうこの店くらいだろうか…。店内は老若男女の客で盛況。給仕を手伝っているのはご家族かな。小さいテーブル席に腰掛け、お願いしたのは「ワンタン麺」と「餃子」。

しばらくしてまず「餃子」が運ばれた。以前と同様に最初からタレに浸かっている。焼き目はしっかりあるが、そのカリッとした部分を捨ててまでもそうするのが面白い。餡は肉がしっかりと感じ取れるが口当りは軽いのであっという間に無くなってしまう。「ワンタン麺」はやや小振りな鉢に盛られて出てきた。小さいチャーシューとメンマと刻みネギ。ワンタンは餡の部分が小さいドゥルンっていう食感のタイプが5つ程。スープはこれ以上ないっていうくらい淡麗のすっきりした味わい。なので麺自体の風味もよく分かる。ストレートに近いつるんとした喉越しの良い麺なのでスルスルと入っていく。相変わらず激安といっていい値段にも頭が下がる。次は自販機で餃子も買って帰ろうかな。(勘定は¥680)

以前の記事はこちら (1

 

餃子・麺類・食堂 西村麺業

愛知県一宮市多加木1-28-8

 

( 一宮 いちのみや にしむらめんぎょう 雲吞麺 わんたんめん ラーメン 中華そば ギョウザ ぎょうざ ギョーザ 持ち帰り 製麺 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛松屋 (2) @愛知県稲沢市

2018年04月18日 | 愛知県(尾張)

以前にも”ソース後がけ焼きそば”を求めて訪問したことがある愛知県稲沢市の名鉄・奥田駅近くにある駄菓子屋「愛松屋」に再訪。店の近くまで行くとシャッターが半分閉まっていたので「すわ」と思ったが、暖簾が掛かっていたので店の戸を開ける。中にはご高齢のお母さんが健在でいらしたのでひと安心。以前よりも駄菓子売場の品が少なくなっていたので半分シャッターを閉めていたのかな。前回は”麺切れ”で食べられなかった焼きそば目当てなので「焼そば食べられますか?」と尋ねると、「(鉄板が)あったまっとらんで時間かかるけどええかな?」と言われたので「大丈夫です。」と答えて無事調理が始まった。ヨカッタ。ゲーム卓が3つ置いてある飲食スペースはもちろん先客がおらず、お母さんが自分の為に電気を点けてくれた。カウンターの傾いた丸椅子に座る。時折踏切の警笛と線路を走る電車の音が聞こえるが、あとは至って静かな店内で、以前と同様にゆっくりと、そして静かに調理が始まる。

調理を見ていたが実際には”ソース後がけ”ではなく調理時にソースもかけている。でもその量はほんの僅かで下味程度。出来上がると「お待ちどうさま。」「足りなかったらかけてね。」とソースも一緒に渡された。イチゴの柄(笑)の平皿に盛られた「焼そば(並)」は、キャベツが入っていて刻み紅生姜がのせられている。調理途中で「玉子入」にしててもらうのを忘れたのに気付いたが、結局そのままでいただいた。まずはそのままで。やっぱり味付けは淡く、麺にパリッとした焼きめが入っている部分もある。次はソースをかけて。量は多くないのであっという間に完食。お母さんが元気そうでなにより。(勘定は¥250)

以前の記事はこちら

 

愛松屋

愛知県稲沢市奥田長角町70

 

( 稲沢 いなざわ 奥田 おくだ あいまつや あいまつ屋 名古屋鉄道 奥田駅 お好み焼き おこのみやき ヤキソバ 焼きそば やきそば ソース後がけ ソースあとがけ 駄菓子 )

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丸長支店 (2) @岐阜県関市

2018年04月02日 | 岐阜県(中濃)

以前も酔っぱらった帰りに寄った岐阜県関市の「丸長支店」。今回も近くで知人らと酒を呑んだ後の2軒目で寄ってしまった(笑)。外に向いていない暖簾(よくこういう店を見かけるが何かのまじないだろうか・笑)をくぐって店の中へ。よく見ると広くてログハウス調なのだがあまりに雑然とした店内は水槽のポンプの音が響くディープな雰囲気。ゆるい雰囲気は全く変わらず、主人も1人でテレビを観ていた様子。以前も味わった「焼そば」を玉子入りでお願いした。1人前で先客無しなのですぐに出来上がると思いきや、えらくじっくりと時間をかけて調理され、運ばれた。

”丸長”の銘が入った平皿にのった焼そばは、焼きそばには珍しいくらいの細麺。しっかりと焼き付けられているようでパリパリとした食感がある。以前と変わらず味付けはされておらず、青海苔が振られて紅生姜がのっているのみの”ソース後がけ焼きそば”。テーブルに置いてあるウスターソース(銘柄知らず)をかけていただく。まずは控えめに、次はたっぷりめに、次は玉子を潰して、と遊びながらいただいた。ソースの味が直接なのでどうということもないものなのだが、その独特の食感といい、何となく時々食べたくなる不思議な味。(勘定は¥500)

以前の記事はこちら

 

丸長支店

岐阜県関市宮地町139

 

( 岐阜 ぎふ 関 せき まるちょう 丸長そば支店 まるちょう支店 焼きそば 焼そば やきそば ヤキソバ ソース後がけ ソースあとがけ ソースあとがけ焼きそば )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ことぶき (2) @愛知県犬山市 (※閉店)

2018年01月23日 | 愛知県(尾張)

ふと久しぶりにふわふわの焼きそば(※イメージです)が食べたくなり、犬山の「ことぶき」へ。店先のビニールテントの色が変わったナ。休日の昼時に伺ったが、この日の先客は2組3名だけで空いていた。テーブル席に腰かけて壁に貼られた品書きに一応目をやる。お茶を出してくれた白衣で丁寧な物腰の主人に「やきそば・大盛・玉子入り」を注文した。調理は女将さん。日曜昼の食堂テレビの定番といえば「NHKのど自慢」だが、最近は”上沼恵美子”率が高い気がする(笑)。賑やかなテレビ番組をBGMに待っていると「お待たせしました。」と「やきそば」が運ばれた。

キャベツと共に炒められた黄色い中華麺のてっぺんには紅生姜がのせられている。玉子はスクランブルエッグ状のものが崩されて後から麺の上にのせられているのかな。こちらは「ソース後がけ」タイプの焼きそば。一応そのまま少し口に入れてみるがやはり淡い素材の味そのまま。なのでテーブルに置いてあるソースや胡椒で自分で味付け。まずは控えめにソースだけで食べて、次は胡椒をひと振り。その後は多めにソースをたらしたりして美味しくいただいた。玉子が目玉焼きだとなおいいのだが、頼んでやってもらう事って出来るんだろうか。時々このふわっとした口当たりの焼きそばが無性に食べたくなる。一度くらいは豪華な「ミックス特大盛り」を食べてみようかナ。(勘定は¥390)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 店と同じ通りにある看板建築「旧・松浦青果店」(建築詳細不明)。生活感は残っているが、笠石の部分にあった屋号は外されているので廃業しているだろう。

 


 

ことぶき

愛知県犬山市犬山東古券113-8

※令和4年5月を以って閉店されました

 

( 犬山 いぬやま 寿 ことぶき おこのみ焼 お好み焼き おこのみやき ヤキソバ 焼そば やきそば ソース後がけ焼きそば ソース後がけ かき氷 近代建築 閉店 廃業 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛松屋 @愛知県稲沢市

2017年05月19日 | 愛知県(尾張)

名鉄名古屋本線の奥田駅の踏切の横にあるタバコ屋兼駄菓子屋の「愛松屋」。こちらお好み焼きや焼きそばもやっていて、店の中で食べられる昔からある形態の店。こういう店は戦後に戦争未亡人が在宅で1人でも始められる仕事として広まったという説もあるらしい(この店がそうかは知りません)。こちらが最近個人的に注目している「ソース後がけ焼きそば」らしいと聞いて訪問。暖簾が掛かっていたので(逆向きだけれど・笑)店の中へ。駄菓子類の棚は空きが多い。誰も居なかったので奥に向かって声を上げると、奥から息子さんらしき方が出ていらして、ご高齢の小柄なお母さんを呼んで下さった。「焼そば」を食べたい旨伝えるが、「そば、切らかしてまって…」と、残念ながら目当ての焼そばは食べられず。休日前に注文しておくのをお忘れになったのだとか(笑)。「時間かかるけど、お好み焼ならええよ」との事で、一番シンプルな「お好み焼」をお願いした。

まだ暗い飲食スペースに電気を灯して準備が始まる。中はカウンターにスツール、ゲーム卓も置いてあり、壁には「トイレ使用料・前金拂20円・但シお客様ワ無料」(原文ママ)の貼り紙も(笑)。駅が近いから貸してくれっていう人が来るのかな。お母さんは鉄板に火を入れ、冷蔵庫から材料を出してゆっくりと準備。壁に貼られた短冊の品書きにはビールや「酒1級」の文字も。準備の間にいろいろお話させてもらう。お母さんがここに嫁に来たのが伊勢湾台風(昭和34年・1959)の時だったそう。ということはもっと前から営業しているのかも。電車がすぐ横を通るので地盤沈下して家も傾いてしまうのだとか。なんて話をしていたら「お好み焼」が完成。

平皿にのせられた「お好み焼」は、古い店らしくウスターソースが控えめに塗ってある。4つにカットされていて薄焼き。2つに折られる東海地方仕様のもちっとした生地ではなく、下側がしっかりめに焼かれパリッとしている。紅生姜が効いて旨い。薄味で「よかったらソースかけて」と言われていたがそのまま食べ進めた。目当てだった焼そばは、以前は今よりももっと太い麺を使っていたが、仕入れ先が変わったのだとか。そうか、それでその辺のスーパーで買い足しに行ってくる訳にはいかないんだね。そんな話を聞いたら尚更食べたくなってしまう。「次は焼そば食べに来てね」と言って下さったお母さんのご健勝を祈って再訪を誓い、勘定してもらった。(勘定は¥250)

この後の記事はこちら

 

 


 

↓ 「中高記念館」(明治13年・1880・建造、移築修理)。明治20年4月に開校された中島郡高等小学校校舎として使われた。2度程移築しているらしい。目の前の駐車場が近過ぎて惜しい。

 

 


 

愛松屋

愛知県稲沢市奥田長角町70

 

( 稲沢 いなざわ 奥田 おくだ あいまつや あいまつ屋 名古屋鉄道 奥田駅 お好み焼き おこのみやき ヤキソバ 焼きそば やきそば ソース後がけ ソースあとがけ 駄菓子 )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤澤げんこつ @愛知県犬山市

2017年04月08日 | 愛知県(尾張・老舗)

ことぶき」でソース後がけ焼きそばを頂いた後、少し城下町を散策。メインの通りは観光客でごった返していたので、ちょっと外れた道を歩く。ここ犬山市は昔から「げんこつ飴」が有名。市内に老舗が何軒もあったはず。こちら「藤澤げんこつ」も創業して140余年というから明治時代の初め頃の創業になるのかな(ちなみに隣もげんこつ飴の店)。自分は小学生の頃になぜかげんこつ飴が大好きになった時期があって、いくつもいくつも食べていた記憶がある。その頃食べていたものも犬山で作られたものだったのかも。風情ある店の建物はとても綺麗に修復がされていて、懐かしいガラス木戸を開けて中に入ると、こじんまりとではあるがげんこつ飴が並べてあった。

奥から出ていらっしゃった女性主人の自然で丁寧な接客を受け、少量で恥ずかしいが、げんこつ飴を購入。郷土愛に溢れた方のようで、自分の店よりも”犬山”自体を盛んにPRしていらっしゃった。懐かしいげんこつ飴を口に入れる。たっぷりときな粉がまぶされていて、最初は硬いが、だんだんとキャラメルのような食感に変わっていく。それでも素朴な甘さで、無くなるとまたつい口に入れてしまう。やっぱりこの味好きだなァ。少しニッキの風味がするが、自分は小さい時この風味は苦手だったはず。はて? 色々なげんこつ飴があったのかな。(勘定は¥200/小袋)

 


 

↓ 店の北に位置する「川村家住宅主屋」(昭和13年・1938・建造 ※登録有形文化財)。「椿屋商店」として醤油、味噌、酒などを扱った戦前の商家の建物。

  

 


 

 

 

藤澤げんこつ (藤澤製菓)

愛知県犬山市東古券161

 

( 犬山 いぬやま 藤沢げんこつ 藤沢製菓 げんこつあめ げんこつアメ 犬山城 城下町 国登録有形文化財 近代建築 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ことぶき @愛知県犬山市 (※閉店)

2017年04月04日 | 愛知県(尾張)

ある日曜日の昼、犬山市の城下町近辺にバイクで向かうと人が居るわ居るわ。知らないうちに新しいカフェやスイーツの店が増えたようで、若い人達が列をなしている店もあった。古い観光地の街並みはどこも集客に四苦八苦しているからめでたいことだ。新しい店は若者に任せるとして、自分が向かったのは犬山駅前の道を西に向かった通りにあるお好み焼き、焼きそばの店「ことぶき」。この店の前の通りなんて幾度となく通っているはずだが、最近まで全然知らなかった。店構えからして観光客よりは地元の人御用達の店だろうことは想像がつく。暖簾をくぐると土間にテーブル席が並んだ大衆食堂の佇まい。先客は老若男女5組も居て、テーブルの半分以上が埋まっている。自分が入った後も客入りは途切れなかった。お茶を出して下さったのは丁寧な口調の高齢の主人。焼きそばに決め打ちして来たのだが、一応メニューを見せてもらう。サイズが小盛り、大盛り、特大盛りとあり、どの位の量か、どれが並のサイズかはよく分からなかったので「焼きそば・小盛り・肉玉入り」をお願いした。

入ったタイミングが悪かったのだろう、随分と時間がかかって「焼きそば」が運ばれた。事前に知ってはいたのだが、こちらは”ソース後がけ”タイプの焼きそば。系統立てたルーツがあるのかは知らないが、なぜかこのタイプの焼きそばは全国に散らばっている。ソースがかかっていないので、姿は炒めただけの麺そのもの。黄色い麺に赤い紅生姜、そしてキャベツや肉片が見られる。玉子は目玉焼きではなく、最初から麺に混ざっている。これも珍しいかな。もちろん何もかけないまま手繰ってみる。フワッとした口当たり、歯応えの麺で、やはり味付けはなされていない。そこで卓上のソースを回しかけていただく。そして、これがなかなかに旨い。中に入った肉は多めで、刻んだナルトの姿も。どこのソースなのか、ブレンドなのか知らないが、この麺にはピッタリ。周りの若い客が特大盛りを食べていたが、値段もさほど変わらないし、自分もこの焼きそばならスルッと食べられただろう。旨かった。勘定をしてもらうと「長いことお待たせしました」とあくまで丁寧な主人。また訪問するのが楽しみ。次はお好み焼も食べたいナ。(勘定は¥420)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 何の御屋敷かは分からないが、こんな風情ある建物が狭い路地に出現する犬山城下。観光客でごった返しているメインの通りだけでなく、ちょっと外れてみるのも楽しい。

 


 

ことぶき

愛知県犬山市犬山東古券113-8

※令和4年5月を以って閉店されました

 

( 犬山 いぬやま 寿 ことぶき おこのみ焼 お好み焼き おこのみやき ヤキソバ 焼そば やきそば ソース後がけ焼きそば かき氷 ぜんざい ソフトクリーム クリームソーダ 閉店 廃業 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中西屋食堂 @静岡県掛川市 (※閉店)

2016年10月05日 | 静岡県

用事があるので乗せていってくれと娘に頼まれて、初めて静岡県掛川市へ。実は歴史ある宿での宿泊も考えていたが、翌日の朝に用事が出来て断念。娘をさっさと目的地で降ろし、しばしひとりで掛川観光。といっても自分が行くのは古い街道沿いとか、いわゆる観光地からずっと離れた場所にある近代建築とか、観光の色が全然無い(笑)。見て廻る途中に小腹が空いて向かったのは、掛川城の西にある小さな食堂「中西屋食堂」。昭和42年(1967)創業だとか。ちゃんと暖簾は上がっていたのに「ステルス」かと思わせるくらい存在が希薄な店構えで(笑)、2回ほど店の前の細い路地を通過してウロウロ。あぁ、ここだったのかと、店の横の駐車スペースに何とか車を滑り込ませた。

店に入ると、午後3時頃という中途半端な時間にも関わらず、小じんまりとした店内はほぼ満員の盛況ぶり。店は調理と給仕のおばちゃんの2人体制。実はこちらの店、参考にさせてもらっているこちらのブログを見て気になっていた、特徴ある「焼そば」が目当て。狭い店の壁に向かったカウンター席に腰を下ろし、壁に掛かった品書きの木札の中から「焼そば」をお願いすると、おばちゃんから「今は出来ない」とのつれないお言葉。注文が立て込んでいるからかな。そうすると「ラーメン」しか選択肢が残っていなかったので「並」を注文。ガタつく椅子に座り、ポップな水色に塗られた壁に向かって待っているとラーメンが登場。

丼ぶりの水面にはチャーシューが3枚と、多めのメンマ、海苔、それに刻みネギがのっている。スープはノスタルジックな鶏ガラ系、濃いめの醤油味。細縮れ麺との相性は言わずもがな。厚みのあるチャーシューはしっかりと肉の食感があってことのほか旨い。昨今の旨味過多のラーメンと違い、するするっと頂けて飽きない味。自分のようなオッサンでもすぐまた食べに行ける感じ。この日も店には子供連れの家族が来ていたけれど、安心して食べられる万人向きの旨いラーメンだった。ただ返す返すも焼そばが食べられなかったのが惜しい。(勘定は¥500)

 


 

 

↑ 店のある掛川城付近から15kmくらい離れた所にある、風情ある建物が残る「遠州横須賀街道」を散策。実はここでも「ソース後がけ焼きそば」の店に振られている…。

 

↑ 街道沿いに残る「旧・鈴木歯科醫院」(建築詳細不明)。下見板張り+パステルカラー塗装の「らしい」佇まい。

 

↑ こちらも街道沿いに建つ「大石理容院」(昭和4年・・建造)。店舗上部の壁面にある着色されたコテ絵と尖った飾りがカッコイイ。

 


 

中西屋食堂

静岡県掛川市城西1丁目6-12

※令和2年に閉店されました

 

( 掛川 かけがわ 掛川城 中西屋 なかにしや なかにしや食堂 ラーメン 中華そば ワンタンメン 焼きそば 焼そば やきそば 東海道 宿場町 掛川宿 横須賀街道 閉店 廃業 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大脇 @愛知県一宮市 (※閉店)

2016年09月18日 | 愛知県(尾張)

以前からずっと行きたいと思っていた一宮駅の南にある中華そばの店「大脇」。バイクを近くの高架下に停めて、歩いて店へ。駅近くではあるがのんびりとした住宅街で、すぐ隣にはもう店を閉めてしまっているが大衆食堂(上州屋)もあったようだ。赤い暖簾をくぐって中へ。年季の入った店内は、右側がガラス木戸で仕切られた厨房、左側の壁に沿って土間のテーブル席がある。テーブルは一応4人掛けだが、間口が狭いので大人4人は無理だろう。この日は先客が2組。さっそく多くない品数の御献立表から「やきそば」の並と「雲呑(ワンタン)」を注文した。厨房には老齢のご夫婦。鋳物コンロの上には中華鍋がのっている。のんびりと店の風情を味わいつつ待つ。木製のおかもちが置いてあるのが目に入る。調理中にも出前らしき電話が入っていた。

しばらくしてほぼ同時に両品が置かれた。「雲呑」は派手な配色の店名入り丼ぶりに入っている。さっそくスープから味わう。とても優しい味。細かく刻んだ葱が散らしてあって、他にチャーシューと細メンマ。そしてワンタンはぎっしり。透き通った皮から少な目の餡が透けて見える。つるんとした舌触りのワンタンは、想像通りゆるゆるで、旨い。そしてやきそば。こちらのやきそばはいわゆる「ソース後がけ焼きそば」。あまり数は多くないかもしれないが、各地方にこういった焼きそばを出す店が点在している。詳しくは調べていないが、この近辺にもそういった焼きそばを出す店がまだあるようだ。さてこちらのやきそばは、平打ちの麺で、揚がってバリバリになっている部分も見える。麺の上にはたっぷりめのキャベツと肉、一番上には青のりと紅生姜というスタンダードな具だが、ソースがかかっていないので白い。とりあえず何もかけずに食べてみたが、塩や胡椒の味も全くついていないようだ。大きめの瓶に入ったウスターソースを回しかけ食べ進む。なんだか不思議な感じだが、炒めが無い分、ダイレクトにソースの味なのでソースの選択が重要だナ(どこのソースかは不明)。あまり食べる機会は無いが、なかなか旨いものだった。

食べ終わり、ごちそうさま、と主人に勘定を渡す。渡した千円札を透かして見るお茶目な主人(笑)。「これちゃんと使える?」なんてボケをかますもんだから、「うーん、怪しいから銀行でしっかり調べてもらって」と言っておいた。(勘定は¥900)

この後の記事はこちらこちら

 


 

 ↓ 「丸八株式會社」(建築詳細不明)。表は近代建築らしさいっぱいの洋風な意匠だが、屋根はしっかりと瓦葺き。

 

↓ 「木曽川資料館」に行く途中で見つけた名鉄名古屋本線のすぐ東側に建つ下見板貼りの洋風木造住宅(一般住宅・建築詳細不明)。薄っすらと壁面のパステルカラー塗装が残っている。

 

↓ 最近はバイパスを通らず、その脇にある旧街道沿いを走るクセがついてしまった。木曽川町の旧道交差点にある商店。下左は現役の時計店。下右はスクラッチタイル壁と、庇のデザインがいい。

 

 


 

中華そば処 大脇

愛知県一宮市新生2-12-5

 

( 一宮 いちのみや おおわき 大脇 中華そば やきそば 焼きそば 焼そば ソースあとがけ焼そば ワンタン 雲呑 炒飯 チャーハン 近代建築 閉店 廃業 )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする