ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

有漏地 @愛知県一宮市

2022年11月26日 | 愛知県(尾張)

雨こそ降らないものの風の強かったある日、スマホの地図アプリを頼りに向かったのは愛知県一宮市の蕎麦屋「有漏地(うろぢ)」。名前は聞いたことがあったが訪れるのは初めて。一宮市といっても市街地からは遠く離れ、もうすぐそこは江南市という立地。しかも店舗は車1台ぎりぎり通れるような田んぼの中の細い道の先にあった。昼には少し遅い時間だったので心配したが”営業中”の看板にひと安心。駐車場に車を停め店内へ。店内はカウンター席とテーブル席が2つ。主人と奥様でやっていらっしゃるのかな。カウンター席に腰掛けたが、その横の壁には酒肴の品書きがぎっしりと貼られていた。こちら酒と酒肴の揃えが充実していて、品書きには珍味も多くあり食べてみたいものがたくさん。でも近くにバス停も無さそうだし、ここで呑むにはドライバーが居ないと…。大人しく「ざるそば・十割」をお願いした。(蕎麦を手繰る前に蕎麦茶を飲むのが嫌いなので)蕎麦茶には手を付けず、主人の所作を眺める。蕎麦の茹で時間はほんの30秒ほど。

水で締めて「ざるそば」が供された。蕎麦は四角い竹の笊に盛られている。山葵と刻みネギが小皿に。つゆは猪口、というよりは湯吞のような器に入っている。蕎麦は細切りで、やや平打ち。十割とはいっても滑らかで喉越しが良い。つゆはかなりの辛汁。これも自分の好みに合っていて嬉しい。でも湯吞の色が黒色でつゆの色が全く分からないのはちょっと変な感じ。昔は十割といえば麺肌がざらっとした黒っぽい、いかにもなものが多かったけれど、最近の十割はどこのもとても洗練されている気がする。蕎麦を手繰り終えるとさらっとした蕎麦湯を注ぎ、刻みネギを落としたりしてたっぷりと味わった。次は是非飲む機会を作りたいなァ。妻に「蕎麦を食べに行こう」と誘おっと。(勘定は¥800)

 

地酒とそば切り 有漏地

愛知県一宮市瀬部諸谷51

 

( 一宮 いちのみや うろぢ うろじ 蕎麦 そばきり ざるそば 日本酒 酒肴 珍味 刺身 純米酒 吟醸酒  )

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする