ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

安兵衛 @岐阜県岐阜市

2018年12月23日 | 岐阜県(岐阜)

西柳ヶ瀬にある居酒屋「安兵衛」へ。住田町の分店へは行ったことがあるが、こちらは初めて。もちろんこちらも看板には「清酒・日本泉・蔵元宣伝処」の文言があり、JR岐阜駅南口の「日本泉酒造」系列の店で間違いないのだろう。ただ近々もう店を閉めるとの噂も聞いていた。店に入るとすぐカウンター席があり、奥がテーブル席などとなっている。背中にサイン色紙が沢山貼られているカウンター席に着席。まずはと「瓶ビール」を注文。出てきたのはキリンラガーの中瓶。つまみはあちらこちらに書いてある「大将泣かせのコース料理(6品)」をお願いするも「今日は出来ない。」とのこと。えー、そりゃないよ…、店の外にも店内にもあちらこちらに書いてあるのに…(と客を泣かせている…)。仕方がないので「ほたて(肉厚)フライ」と「串盛(5本)」を注文した。

奥はなかなか盛況のようで調理場のカウンターの上には10枚程の伝票が並んでいる。案の定時間がかかって皿出しも遅め。結局品が出てくる前にビールは終わってしまった。なので酒を追加。ここでも何銘柄か品切れがあり、結局「濃姫・本醸造」という基本酒を”ひや”でお願いした。家でも使っている蛇の目の猪口の1合サイズになみなみと注がれる。「ほたてフライ」は貝殻の上に盛られて出てきた。付け合わせはサラダと柿の実。カリカリの薄い衣でマヨネーズとからしが添えられている。”肉厚”かというと…(笑)。ソースや醤油をかけてちびちびとやっていると、やっと「串盛」が。部位は何か説明は無いが、焼とり、ネギマ、つくね、とり皮、脂身が多いのは豚トロかな。どれも焼きが足りず今ひとつの出来…。これ以上の追加は止めておいた。店内の貼紙に”新生安兵衛2月誕生”みたいなことが書いてあったので経営者でも変わるのかな。その頃にもう一度覗いてみようか。(勘定は¥2,500程)

この後の記事はこちら

分店の記事はこちら

 

酒房 安兵衛

岐阜県岐阜市高野町3-14-7

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 西柳ヶ瀬 やすべえ 日本泉酒造株式会社 濃姫 信長 居酒屋 酒場 かなわん棒 安兵衛分店 ) 

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Capitol Rare / Various Artists

2018年12月22日 | ジャズ

Capitol Rare / Various Artists (1994)

90年代にはブレイク・ビーツやレア・グルーヴなんていうヒップ・ホップ寄りのムーヴメントがあったせいか、ジャズの名門「Blue Note Records」も沢山のコンピレーション・アルバムを発売して、DJらがサンプリングに使った音源や、使えそうな音源を数多紹介していた。自分も「blue break beats」「BLUE JUICE」なんていうコンピ盤を沢山集めたっけ。その頃には知らなかったアルバム「Capitol Rare」を購入してみた。副題は”funky notes from the west coast”となっていて、キャピトルから発売された米西海岸を中心としたジャズ・ファンクを集めたようだ。どうしてブルー・ノート・レーベルがキャピトルのコンピを出すのだろうと思って調べると、キャピトルはブルー・ノートの親会社なのだとか。知らなかった。

収録されているのは知らないアーティストばかりかと思いきや何人かの名前は聞いたことがある。どういう基準で集められたのか知らないが録音された年代は1970~1980年頃まで。その大部分が77年前後のディスコ期。ヴォーカルありがほとんどで、メロウ、スイートな、ちょっとお洒落な方にベクトルが向いている曲が多いかな。自分はそういうのあまり聴かないので新鮮ではあったが、やはり聴いていると嫁が「〇ちゃんにしては何だか珍しいね」と(笑)。ハイ、そろそろ止めようかと思ってました。ちょっと自分の思う”ファンキー”と違う…。それでも70年代アメリカの刑事、探偵ものTVドラマのBGMっぽい曲もあったりして少しは楽しめたかな。

中古店にて購入(¥500)

  • CD (1999/4/6)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Blue Note Records
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ひろみ屋菓子店 @愛知県瀬戸市 (※閉店)

2018年12月22日 | 愛知県(尾張)

瀬戸市内の散策途中でおやつを食べに向かったのは蔵所町にある「ひろみ屋菓子店」。地理が全然分からないのでスマホの助けを借りて近くまでやってくるとかなり細い路地が入り組んだ場所。坂もあるので登ったり降りたりを繰り返し、店の近くまでやってきた。そして最後の坂を上るとその先に店が。こんな入り組んだ場所なのにちゃんと駐車場も用意してあるようだ。店先に自転車を停め、中に入る。棚には多くない菓子類が、その奥には鉄板付きのテーブルがあり、お母さんが1人、客の相手をしている。その女性客も結構な御歳のように見えるが、店主の事を「お姉さん」と呼んでいたので主人はかなりのご高齢だろう。でもかくしゃくとしていらっしゃる。自分は菓子の並んでいる側のテーブルに腰掛け「玉子入りお好み焼」をお願いした。鉄板の上におでん鍋ものせてあったし、缶ビールもあってそそられたのだが、このあとまだ自転車でウロウロする予定だったので自粛。

「兄さん、キャベツでええ?(いいかい?)」と訊かれたので「ハイ。」と返事(ねぎ焼きも出来るよという意味のようだ)。お母さんの調理が始まる。女性客とよもやま話をしながら「あのよー」「…でよー」という言葉遣いが特徴的(方言なのかな)。出来上がった「お好み焼」は平皿一面のしっかりとした大きさ。半分折りではなく、コテでカットされている。玉子の黄色が映える生地は下面がサクッと、上面はふわっと、そして紅生姜をのせて焼いてあった。ソースの銘柄は分からなかったがサラッとしたもの。なんだかホッとする味で旨かった。目の前のガラスケースの中に「ししゃもくらげ」と書かれた佃煮のようなものが売られていた。どんなものか分からなかったので店を出てから調べたら、ししゃもの玉子を加えた”きくらげ”の佃煮だそうだ。買ってみればよかったかな。次は味付けに醤油とソースを両方使うという「焼そば」を食べてみよう。(勘定は¥350)

↓ この坂を上がったところに店がある

 


 

 ↓ 蛭子町にある「旧・蛭子湯」(建築詳細不明)。中がどんな構造か分からないが表から見ると3階建てに見える堂々とした木造建築。門柱も雰囲気。焼物で栄えたこの瀬戸市内には昭和30年代には40軒近くの銭湯があったのだとか。

 

 

↓ 陶生町にある「ノベルティギャラリー・ピアフ」(建築詳細不明)。開いておらず入れなかったが骨董品屋なのだとか(外からではよく分からない)。

 


 

 

ひろみ屋菓子店

愛知県瀬戸市蔵所町86

 

( 瀬戸 せと 尾張瀬戸 ひろみ屋 ひろみや お好み焼 おこのみ焼 焼きそば やきそば おでん せと焼そば 瀬戸焼そば 近代建築 銭湯建築 廃業 )

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うなぎや @愛知県一宮市

2018年12月21日 | 愛知県(尾張)

愛知県一宮市で昼に訪れたのは鰻屋の「うなぎや」。シンプルにそのままの店名。看板が掛かっているのでもちろん分からない事はないが、大通りから外れているし、建物はいたって地味なので目指して行かないと分からない。店の戸を開けると目の前は調理場で客席は横に長い。テーブルが4つ、小上がりが2つ程のこじんまりとした佇まい。壁は煙で燻されており風格がある。年配の主人はもっぱら焼台の前で、人懐っこい給仕女性が2人、地元の人だろう客と楽しそうに談笑している。自分が座ると同時に出ていった先客は、何と96歳のお爺さんで、自転車で来て丼ぶりを1杯完食していったと給仕のおばちゃんが教えてくれた。そこに居たみんなと「凄いねー。」と感心しきり。店に入ったとたんこんな感じで和やかな店だ。品書きはうなぎ丼、長焼定食、鯉のあらい、きも焼き、とシンプル。その値付けが凄い。「うなぎ丼」は950円、1300円、1800円の3種のみ(上とか特上とは書いてない)。このご時世になんという安い値付け。ものは試しと「950円」を注文してみた。

しばらくして蓋付きの小振りな丼ぶりに盛られた「うなぎ丼」が登場。値が高くなったとかで出さない店も増えてきた守口漬と、ちゃんと肝の入った肝吸いまで付いている。スゴイ! 蓋を開けると小さめにカットされた鰻が5切れ程。量はもちろん少ないが焼きは上々で旨い。軽く食べたい時だったら充分だろう。たれも甘過ぎずいい感じなのだがちょっと量が多い。食べ終わって底に溜まるほどなのが玉にキズ。しっかり出汁の効いた肝吸いも飲み干して勘定してもらった。次は必ず「1800円」で。どんなものか楽しみ。電車で来て酒(日めくりカレンダーからいくとたぶん賀茂鶴)と「鯉のあらい」から始めるのもいいかも。(勘定は¥950)

この後の記事はこちら

うなぎや

愛知県一宮市本町4-8-17

※令和4年9月末を以って閉店されましたが、令和5年2月に別資本で再開されたとのことです

 

( 一宮 いちのみや うなぎや うなぎ屋 鰻屋 鰻丼 うな丼 鯉の洗い 地焼き 閉店 廃業 再開 さかい J・ART )

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餃子飯店 (2) @岐阜県岐阜市

2018年12月20日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市加納の「餃子飯店」へ。この辺りは中山道の53番目の宿場町。バス移動だったのでバス停から中山道の街道沿いを少し歩いて店へ。昼はとうに過ぎた時間だったがカウンターには先客が何名も居たので空いているテーブル席へ。バス移動ということは…、もちろん「ビール」。となるとつまみとして一番注文しやすい「ミックスギョーザ」をお願いした。ご夫婦と御母堂が立ち働く厨房を眺めながら待っていると、まずは瓶ビール(キリンラガー)が枝豆付きで運ばれた。プハーッとやっていると「ミックスギョーザ」も出来上がった。

「ミックスギョーザ」は普通の餃子と海老餃子が半分づつ各3つ。底の焼き目はしっかりめ。どちらの餃子も綴じてあるヒダの部分が少なくきっちり中身が詰まっている。ちょっと他とは違った口当たりはふわっとしていて旨い。エビの方は身がプリッとしていて、これも間違いない。卓上のタレにラー油を少し落としていただいた。ビールも無くなって締めに何かと思った頃に大家族客が入ってきた。これだと追加した品はいつになるか分からないなと諦めかけたが、調理の手際が良く、思いのほか早く皿が次々に出ていたので「海老チャーハン」を追加してみた。主人が鍋を振る「コッ、コッ、コッ、カッ!」というリズムに乗った大きな音が繰り返し響く。

出来上がった「海老チャーハン」は自分好みのややしっとりめ。具材は人参、葱、玉子で、”エビ”は上にのった3つのみなのかな。エビ云々は別として、本体の味付けは塩加減もちょうど良く、とても旨いチャーハンだった。付いていたスープも飲んでお腹はいっぱいに。次は「中華風カツ丼」か「ワンタンスープ」を食べてみようかな。(勘定は¥1,750)

以前の記事はこちら

 

四川料理 餃子飯店

岐阜県岐阜市加納南広江町60

 

( 岐阜 ぎふ かのう ぎょうざはんてん ぎょうざ飯店 中華料理 餃子 ぎょうざ ギョーザ 中山道 加納宿 加納駅 名鉄 名古屋鉄道 )

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大吉 (2) @名古屋市守山区・大森

2018年12月19日 | 名古屋(千種区・守山区)

普段は意外と温かいうどんを食べないのだが、やはり寒くなってくると温かいものが食べたくなる。この地方の人間なので煮込みうどんは圧倒的に”味噌煮込み”が多い。この日は久しぶりに旨い味噌煮込みうどんを食べようと車を走らせ「にっこりにこみ・大吉」へ。本当はもっと通いたいのだが自分の行動範囲から外れていてなかなか寄ることが出来ない。店に到着すると横の駐車場も空いていたのですぐに停めることが出来た。店に入ってカウンター席に座り、注文したのは「情熱」。通常の「みそ煮込うどん」をスパイシーにしたものだそう。正式名は「親父の情熱にこみ」なのかな(笑)。”10種類のスパイス”を使用しているのだとか。

しばらくして待望の「情熱」が運ばれた。いも天と揚げ玉が付いている。ちゃんと氷水を置いてくれるのもうれしい。香りからしていわゆる和風からは逸脱している。手繰ってみるとカレーかと思うようなスパイス感があり、直接的な辛さは強くないがちゃんと味噌がまとめていて、旨い。辛さはじわじわと効いてくる。具材は鶏肉、葱、玉子、手打ちの麺は細めで硬め。箸が止まらない。途中でいも天と揚げ玉をつゆの中に投入。普段麺類を食べる時はご飯を頼まないようにしているが、これは無しではいられない。「ミニご飯」を追加した。どんだけミニかと思ったらちゃんと普通のご飯茶碗に1杯ある。残った旨くて辛いつゆをすすりつつ、ご飯と漬物も全部やっつけた。この内容でこの値段。素晴らしい。次は豪華に2個のもちと玉子が入った「もち玉子入り」にしてみようっと。(勘定は¥680)

以前の記事はこちら

にっこりにこみ 大吉

愛知県名古屋市守山区八剣1-1112

 

( 名古屋 なごや 守山区 大吉 だいきち にっこり煮込み 味噌煮込みうどん みそにこみうどん みそ煮込み 味噌にこみ )

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The Very Best Of Sam & Dave / Sam & Dave

2018年12月18日 | ソウル・ファンク・R&B

The Very Best Of Sam & Dave / Sam & Dave (1995)

ソウル・ミュージックを語る上では欠かすことの出来ないサム&デイヴ(Sam & Dave)のベスト盤。ライノ(Rhino)から1995年に発売されたもの。当時はこういうコンピレーションを作らせたらライノの右に出るレーベルは無かった。当初からCDへのリマスタリングは名手ビル・イングロット(Bill Inglot)が担当し、その後ブームになった通称”ドンシャリ”(低音と高音を作為的に効かせたリマスタリング)に陥ることもなく、自然に聴ける最良の音だった。あれからライノは会社として巨大化してしまったので、この頃ほど面白いレコード会社ではなくなってしまったが…。

それはさておき、サム&デイヴ。STAX(スタックス)レーベルを代表するデュオで、ヒット曲も多数。テレビ番組のジングルなどで使われることも多いので聴いたことがある人も多いだろう。自分は最初に1980年の音楽コメディ映画「The Blues Brothers」でジョン・ベルーシ(John Belushi)とダン・エイクロイド(Dan Aykroyd)がカヴァーしたのを聴いて初めて知ったと思う。カヴァーも良かったが、もちろんオリジナルは文句なしにゴキゲンだ。その後はコンピ盤に収録されたヒット曲を単発で聴くことがほとんどでオリジナル・アルバムは1枚も持っていない。久々にまとめて聴いたこのアルバムでは1枚物として過不足ないちょうどいいサイズ。もちろん演奏はスタックスのハウスバンド、ブッカーT&MGズ(Booker T & MG's)、それにホーンはマーキーズ(Mar-Keys)の連中だもの、最高に決まっている。日本人の自分でも思い当たる曲が多数なので、欧米人にとっては誰もが口ずさめる曲ばかりなんじゃないかな。伸びのあるヴォーカルと、低音高音を歌い分けたコンビネーションで、スイートなラヴ・ソングもノリノリ。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (1995/2/28)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Rhino
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肉の喜楽 @岐阜県美濃市

2018年12月17日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃市のうだつの上がる町並みにある精肉店「肉の喜楽」へ。創業は60年以上前だとか。この歴史ある通りを散歩する時によくこちらのコロッケを歩きながら食べている人を見かけていたので寄ってみた。肉やとあっても家屋は町並みとマッチしている。町屋なので袖壁が出ているが古いものではなさそうだ。店に入ると…普通の肉屋。その奥に揚げ物を陳列してあるガラスケースがある。店の外にある立て看板には色々な種類の揚げ物が載っていたのだが、自分が入った時には「うだつコロッケ」と「ハムカツ」の2種のみ。頼めば揚げてくれるのかもしれないが、生憎時間が押していたのであるものをとその2つをお願いした。

包んでもらい持って外に出る。行儀が悪いが早速手を付ける。こればかりはタイミングだから仕方がないが、どちらも冷めてしまっている。「うだつコロッケ」はいわゆるポテトコロッケ。しっかりと下味が付いていて冷めていてもいける。むしろ冷めてもいいように味付けしてあるのかもしれない。”ボーノポーク”云々と書いてあった気がするのでそれを使っているのかな。時々口に当たる粒の感触がそれだろうか。ハムカツはこういう店でよくあるものよりも若干厚め。これも熱かったらなァと思うが、持ち帰れば何とかなるものの、意地汚いのでそのまま全部食べてしまった。(勘定は¥200)

肉の喜楽

岐阜県美濃市俵町2147

 

( 美濃 みの きらく 喜楽 喜楽精肉店 肉屋 持ち帰り コロッケ 卯建 うだつ ) 

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トスカーナ @岐阜県美濃加茂市 (5)

2018年12月17日 | 岐阜県(中濃)

家族や多人数でのイタリアンとなると最近はここぐらいしか行っていない気もする美濃加茂市の「トスカーナ」。それでも近くないので随分ご無沙汰。この日は嫁と豚児との3人。一応事前に電話で予約すると主人のパオロさんが出た。相変わらず元気そう。道中の田んぼの中に立つギラギラの電飾看板が場末のキャバレーのようで怪しい(笑)。店に着くと車が何台も停まって相変わらず盛況のよう。席に案内されたがこの日は給仕が奥様だけのようでちょっと慌ただしい。色々と後手に回って大変そうだ。その分ゆっくりメニューを眺め、注文したのは「生ハムのサラダ」、ピザの「マルゲリータ」と「ナポリターナ」、「ソーセージと豆のトマト煮込み」、「パッパルデッレのジェノベーゼ」(※メニュー名は適当な覚えです)。ワインは本当はボトルにしようかと思ったが、呑むのは自分1人なので最初は泡(プロセッコ)をもらい、その後はテーブルワインのお代わりを続けた(結局ボトル1本分位呑んじゃうんだが…)。

「サラダ」はしっかり濃い生ハムがのっている。ドレッシングはとうもろこしかな?少し甘めだが葉物がほとんど水菜だったので苦味を抑えていいのかも。「マルゲリータ」はほぼ豚児のもの。嫁と「ナポリターナ」を分ける。アンチョビの塩味が効いて相変わらず旨い。「煮込み」に入ったソーセージはイタリアン・ソーセージなので、ハーブが効いて噛み応えのある旨いもの。縛ってあった紐付きだ(笑)。「パッパルデッレ」はトスカーナ州でよく使われるという幅広いもの。タリアテッレは最近スーパーでも手に入るがそれよりも更に幅が広い。入っている野菜はモロッコいんげんとジャガイモ。モロッコいんげんの幅もパスタに負けず広い。しっかりとソースが絡んでいるが全体としてはマイルドな口当たり。やはりパスタの食感が面白い。賑わっている店だが注文してからの皿出しは順調で、落ち着いた頃には青リンゴ味のジェラートをてんこ盛りでサービスしてもらった。帰り際に調理を続けるパウロさんに声をかけて店を出た。(勘定は¥10,000程)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4

この後の記事はこちら (6)(7

トスカーナ (Pizzeria Ristrante Toscana)

岐阜県美濃加茂市下米田町今966

 

( 美濃加茂 みのかも イタリアン イタリア料理 ピザ ピッツア パスタ 石窯 スパゲティー スパゲッティ ジェノバ イタリア人シェフ )

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百才笑 @愛知県瀬戸市 (※移転)

2018年12月16日 | 愛知県(尾張)

久しぶりに瀬戸市へ。早朝から車を出しコインパーキングに停め、いつものようにトランクから自転車を出して疾走する。この日は朝も食べていなかったが、早い時間からやっている蕎麦屋があると知って何も食べずにおいた。自転車で路地を細かく走破して焼物の町を堪能し、開店時間近くになったので店に向かう。こちら「蕎麦翁・百才笑(ひゃくさいや)」は、せと末広通商店街の市場「ライオン食品センター」の中にある。食品センター内はこちらを含めて数店が残っているのみの寂しい状態。ガランとした通路を通って中へ入ると店はまだ開けていない様子。仕方がないので少し周辺を散歩して帰ってくると主人が開店準備をし始めていた。店の前まで歩いていくと「お客さん?」と訊かれたので「ハイ。」と返事をすると「(こんな早くに)どうしたの?(笑)」っておっしゃる。いやいや店開けてるでしょ、今(苦笑)。招き入れられテーブル席に腰を下ろす。店先の品書きでランチが値打ちなのは分っていたが、まだ早いし他にも目当てがあったので、単品で「ざるそば」と「そばコロッケ」を注文した。用意が出来るまで店の壁などに書かれた貼紙などを読んで時間を潰す。それによると主人は毎日石臼で挽いて蕎麦を打つのだとか。蕎麦は常陸、出汁は焼津、葱は九条と産地が書いてある。

しばらくして「おまちどうさま。」と「ざるそば」、そして「そばコロッケ」が運ばれた。肌理の細かい辛味大根が付いている。蕎麦は太めの平打ちでキリっと角が立っている。麺肌がゴワッとした感じで、のど越しよりは噛みしめる喜びのある蕎麦。うん、旨い。こういう野趣溢れる蕎麦は久しぶり。表に”新そば”と書いてあったのでこれもそうかな。つゆはキリっとした辛汁。少しだけ酸味が感じられたのが気になったが、男蕎麦を受け止めてなかなか塩梅がイイ。「そばコロッケ」はサクッと薄い衣の下にねっとりとした食感で、特に調味料が用意されている訳ではなかったのでそのままいただいた。後から調べたら惣菜を無料でサービスもしているようだ。そういえばテーブルの上にそれらしき鍋なんかが置いてあったな。最近は細切りの端正な蕎麦が多いので、こういう蕎麦を食べていなかった。店の造りはラフだが値付けも安いし、とても面白い店だった。次は「つけそば」を。(勘定は¥750)

 


 

↓ 店の入っている末広通商店街の市場「ライオン食品センター」(建築詳細不明)。かつては多くの店が入って賑わっていたんだろう。

 

 

↓「ライオン食品センター」の商店街側向かいにあるミシン屋「天神堂」(建築詳細不明)。もう店はやっていないと思うが風格ある看板が残る。

↓ 風格ある旅館「旧・松千代館」(大正時代頃建造)。その昔は街道を通る馬の蹄鉄を扱っていたのだとか。2階壁面には「屋根神様」も。

 

 ↓ 古い建物かは分からないがスクラッチタイル壁が渋い学生服の「つちや」(建築詳細不明)

 

 


 

 

蕎麦翁 百才笑

愛知県瀬戸市薬師町19

※令和3年5月に豊田市に移転されました

 

( 瀬戸 せと 末広通商店街 そばおう ひゃくさいや そば そばきり 蕎麦 ざる蕎麦 知立 博多ラーメン アーケード商店街 近代建築 移転 )

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